こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
教義と聖約の3章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
教義と聖約を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
神さまはこの経験を通してJoseph Smithが教訓を得るように備えられ、あらかじめ用意された方法で、よりよいものを世に示されました。
神さまは、神さまの業をくじこうとする策略があるたびに、それを生かしてより良い結果を生むように備えておられるのです。
教義と聖約3章から学んだことをご紹介します。
教義と聖約3章から学べる7つのこと:神さまの業は進みゆく
2.神さまは万事を前もって備えておられる
3.失ったものよりも価値あるものを用意しておられた
4.神さまは人の弱さを強さに変えられる
5.神さまの御言葉を学ぶものは守られる
6.正しい人は神さまのみこころにかなう願いを持つようになる
7.神さまが民と約束したことが果たされるために民の記録は残される
引用符「」で示しているのは、参考聖句などです。
右側の「+」付近をクリックすると聖句が広がって出てきます。
1.神さまの業はくじかれることはない
神さまの業をくじこうとするものがいます。神さまの敵。サタンや悪魔と呼ばれる霊たち、その霊たちに取り込まれた滅びの子たちです。
アダムとエバを誘惑し、禁じられた実を食べるようにそそのかし、その子たちを誘惑して神さまから引き離したものたちです。
イエスが地上に来られた時にイエスを誘惑したものです。罪を犯させようとし、命を取ろうと画策したものです。
その教えを信じるものを迫害し、偽りの教えを広めようとしているものです。
しかし、神さまの業(救い主を信じる人を救いに導く)はくじかれることなくすすんでいきます。
- 神さまの業はくじかれることはない
2.神さまは万事を前もって備えておられる
神さまは、人にとっては未来のことも何が起きるかをすべてご存知で、前もって方法を備えておられます。神さまは、Joseph Smithが、最初に翻訳した原稿を失うことをもご存知で、その対応策を前もって準備されていました。
その結果、Joseph Smithが翻訳したものが世に広まり、リーハイの子孫に先祖のことを伝え、救い主のことを世に広めています。
神さまの業は、人の失敗で水泡に帰すものでもなく、終わりまで進んでいくものです。
- 神さまは万事を前もって備えておられる
3.失ったものよりも価値あるものを用意しておられた
Joseph Smithが最初に翻訳したリーハイ書は、ニーファイが父リーハイの記録をまとめたところでした。それをモルモンが抄録し、Joseph Smithが翻訳したのです。
その部分の翻訳原稿を失った後、Joseph Smithは神さまから命じられて、同じところではなく、その続きを翻訳し、そのあと、モルモンが見つけて自分が作成した記録に付け足したニーファイの小版を翻訳したのです。
Joseph Smithが翻訳し、失われた部分に対する人々の努力は無駄になったのでしょうか。
ニーファイは、金版に記録を作成したあと、より価値ある預言を記録しました。モルモン自身は先祖の歴史を知るとともに、抄録するという作業に慣れていく必要があったでしょう。Joseph Smithも神さまの賜物を受けて翻訳するという作業に慣れる必要があったでしょう。そして、Joseph Smithに教訓を与える、という意義がありました。
- 神さまは二組の版を用意された
4.神さまは人の弱さを強さに変えられる
Joseph Smithは神さまから召されました。しかし、召されてすぐにすべてのことを上手にできるようになったのでもなく、すぐに人格が備わったわけでもなかったようです。
Joseph Smithは14歳で神さまと御子イエスキリストにまみえたあと、家族以外の人からは、その経験によって嫌悪感を持たれ、拒絶されました。
Joseph Smithは17歳で金版を見ましたが、教えられたとおり取り扱うことができず、天使から叱責され、金版を預かるまでしばらく訓練が必要でした。結果として4年間、天使によって訓練を受けることになりました。
Joseph Smithの家族は貧しく、自分や家族の生活を支えるために懸命に働く必要がありました。
年上の支援者Martin Harrisの頼みによって、神さまの制止を受けたにもかかわらず、原稿を渡してしまい、結果として、Joseph Smithは筆記者の助けを受けながら約7か月かけて翻訳したリーハイ版の原稿116ページを失ってしまいました。
Martin Harrisも悪気があったわけではありません。Martin Harrisの妻は夫が騙されて多大の支援をしていると考えていました。自分のしていることの正当性を妻に示そうとしていたのです。しかし、Martin Harrisは、Joseph Smithはから預かった原稿を見せてよいと言われた人だけではなく、妻や許可されたたち人だけではなく、ほかの人にも見せてしまい、策略にかかって、預かった原稿を失ってしまったのです。
このとき、Joseph Smithは落胆し、神さまから制止されたにも関わらず、原稿を渡してしまったことを強く後悔しました。
その後も、Joseph Smithは様々な経験をし、弱さを示し、何度も悔い改め、いろいろな試練に遭い、神さまの器として完成していきました。
神さまは従うものを訓練し、精錬し、敵の誘惑に打ち勝てるように強めてくださいます。
それは時には苦難に見えるものですが、やがてその人の益となるのです
- 神さまは人を強くされる
5.神さまの御言葉を学ぶものは守られる
わたしたちは弱いので、自分一人で神さまの敵から送られる誘惑に立ち向かうと負けてしまいます。
神さまは、わたしたちが世の誘惑に打ち勝つことができるよう、方法を備えられました。
そのひとつは、神さまの教えに従うこと、神さまの御言葉を学び、御霊の守りをうけることです。
- 世の誘惑に打ち勝つ方法
6.正しい人は神さまのみこころにかなう願いを持つようになる
モルモン書で描かれている時代に神さまを信じていた人たちは、この記録が人をキリストのもとに導き、救いの道に至らせることを知っていました。ニーファイ人とレーマン人の記録がこの時代に読まれることを望みました。
その望みは神さまの御心にもかなう正しい望みでした。
それは神さまの計画にあるもので、のちの時代に起きることでした。彼らの望みはのちの世に叶えられることになりました。
- モルモン書についての願い
7.神さまが民と約束したことが果たされるために民の記録は残される
古代に神さまと契約した民の記録は、ひとつはユダヤ人を通して、もう1つはリーハイの子孫を通して、現代の人に残されました。
それは、救い主の教えが世に広まり、先祖とともに子孫も救われるようにするためでした。
Joseph Smithが苦難の中にあって翻訳し出版したモルモン書は、聖書と並んで、多くの人に読まれ、影響を与える書物となりました。
- 福音は世に広まる