こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書の第三ニーファイ1章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・第三ニーファイ1章の要約と感想
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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ニーファイの子孫であり、ノア王の祭司であったアルマ⇒息子アルマ(最初の大さばきつかさ)⇒ヒラマン(アルマ書45章~)⇒ヒラマン(ヒラマン書)⇒ニーファイ(ヒラマン書4章~)⇒ニーファイ(第三ニーファイ)
ニーファイが記録を書き継ぐ
リーハイがエルサレムを去ってから600年
大さばきつかさ、国の総督はラコニーアス
ヒラマンの息子であるニーファイは長男のニーファイに真鍮版と書き継がれてきた記録と神聖に保存されてきた品々に対する責任を長男のニーファイに託しゼラヘムラの地を去った。
(1-3節)
信じない者は信じるものを殺すことにした
預言がさらに成就し始める。
レーマン人の預言者サムエルによって告げられた日は過ぎ去った、という信仰心の無い人たちがおり、信じている人たちを、預言を信じたのはむなしいことだった、とあざ笑った。
信仰心の無い人たちは国中に大きな騒動を起こした。
信じている人たちは何らかの理由で起きないのではないかと非常に悩み始めたが、夜の無い日を確固として待ち、自分たちの信仰がむなしい者でなかったことを知ろうとした。。
信仰心の無い人たちは、特定の日を定め、レーマン人の預言者サムエルによって告げられた「しるし」がその日までに起きなければ、言い伝えを信じる人たちを全員殺すことにした。
(4-9節)
サムエルの預言が成就する
ニーファイは自分の民の悪事を見て、非常に憂い、先祖の言い伝えを信じているので殺されようとしている人々のために終日熱烈に神さまに叫び求めた。
神さまの声が彼に聞こえた。
第三ニーファイ1章
13)「頭を上げて,元気を出しなさい。見よ,時は近い。今夜,しるしが示され,明日,わたしは世に来る。そしてわたしは,聖なる預言者たちの口を通して語ってきたすべてのことを成就することを,世の人々に示す。
14)見よ,わたしは,世の初めから人の子らに知らせてきたすべてのことを成就するため,また父と子の両方の思いを行うために,わたし自身の民のもとへ行く。わたし自身のゆえに父の御心を行い,わたしの肉のゆえに子の思いを行う。見よ,時は近い。今夜,しるしが示されるであろう。」
この言葉の通りに、太陽が沈んでも少しも暗くならならず、真昼のように明るかったので、民は驚いた。
翌朝にはいつもの通り太陽が昇った。
預言者の言葉通りに成就し、預言の通り、新しい星も現れた。
民は救い主がお生まれになったことを知った。
(10-15節,19-21節)
アルマ書42章
26)このようにして神は,世の初めから用意されていた御自分の偉大な永遠の目的を達せられる。そしてこのようにして,人の救いと贖いと,また滅びと不幸が生じるのである。
教義93
3 また,わたしが父におり,父がわたしにおられ,父とわたしが一つであることを知るであろう。
4 父と一つであるというのは,父がわたしに御自分の完全を与えてくださったからである。また,子であるのは,わたしが世にいて,肉体をわたしの幕屋とし,人の子らの中に住んだからである。
信じなかった人たちは倒れた
預言者たちの言葉を信じなかった人たちも、預言者が証ししてきたこと、告げられたしるしが現れたことを知った。
神の御子が間もなく御姿を現されるに違いないということを知るようになった。
自分たちの罪悪と不信仰のために恐れ始め、地に倒れ,まるで死んだようになった。
(16-18節)
サタンは偽りを広めた
第三ニーファイ1章
22)さて,このとき以後,サタンは民の心をかたくなにし,彼らが見たそれらの数々のしるしと不思議を信じないようにさせるために,民の中に偽りを広め始めた。しかし,これらの偽りと欺きにもかかわらず,民の大半は信じて,主に帰依した。
(22節)
民は平和を保つようになった
ニーファイや他のものは民の中に出て、悔い改めのバプテスマを施し民は罪の赦しを得て、平和を保つようになった。
聖文を理解していない人がモーセの律法を守る必要がないと教えを説き始めたが思い違いを認めた。
(23-26節)
マタイによる福音書5章
17)わたしが律法や預言者を廃するためにきた、と思ってはならない。廃するためではなく、成就するためにきたのである。
18)よく言っておく。天地が滅び行くまでは、律法の一点、一画もすたることはなく、ことごとく全うされるのである。
ガデアントン団が広まる
さばきつかさの統治第93年(紀元約3年)
民は平和だったが、だガデアントン強盗団が山々に住んでこの地を荒らし回り、多くの殺人を犯し,民の中でひどい殺戮を行った。
さばきつかさの統治第94年(紀元約4年)
ニーファイ人の多くの離反者たちがガデアントン団へ加わったことで、ニーファイ人に深い憂いを与えた。
レーマン人の青年たちがあるゾーラム人たちの偽りとへつらいの言葉に惑わされ,デアントン強盗団に加わり、レーマン人に深い憂いを与え、若者たちの悪事のために,レーマン人の信仰と義は衰え始めた。
(27-30節)
まとめ
神さまの計画は全て実行される。
どんな障害も止めることはできない。
神さまの計画を滅ぼそうとするものは滅ぼされる。
中心となる贖いの計画も救い主の犠牲によって完成する。
この世に生まれた者として、自分の意思を使い、ひたすら神さまの御心に従うことを選ばれた。
キリストの誕生の証を見ても、ガデアントン強盗団は強く残り、離反者を集めていた。
奇跡を見てもなお心を改めない人たちも沢山いる。
彼らには彼らの信条と理屈がある。
仲間からの影響もある。
再臨の際にも同じことがあるんだろう。
おまけ
ヒラマンの息子ニーファイ
息子ニーファイに神聖な物を全て譲り、ゼラヘムラの地を去る。
行方知れずになる。
頑な民
予言を信じる者を嘲る。
日を決めて、サムエルの予言が成就しないなら、信じる者を皆殺すことに決めた。
驚いて倒れた。
信仰を始め、皆、悔い改めた。
予言を信ずる者は、予言の成就する時を待っていた。
ニーファイは民の企てを知り、信じる者のために祈った。
主の言葉が「明日」来る、と告げる。
しるしは今日ということ。その通りとなる。
サタンは偽りを民のあいだに広めたが大部分の民は主を信じたので効果がなかった。
ニーファイたちの伝道
罪の大きなゆるし。
国内の平和
聖文の意味を曲げて解釈した者
正しい教えを受け入れて、心を改め罪を告白した。
ニーファイ人
多数の謀叛人が強盗団に加わる。
レーマン人
しるしを見た時、まだ子供であった者が成年となった時、ゾーラム人の者たちから、偽りと甘い言葉に誘われ、強盗団に多くの者が加わった。
民が悪くなっていく。
憂いと悲しみ。
信仰と義が弱まる。