モルモン書・アルマ書10章の要約と感想

モルモン書のアルマ書10章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書10章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・アルマ書10章の要約と感想

モルモン書のアルマ書10章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
アルマ書10章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

モルモン書のアルマ書10章には、リーハイが12支族のマナセの子孫であること、アミュレクがニーファイの子孫であることを伝え、神さまの呼びかけに背を向けて世の富と名声を得ていたアミュレクが、神さまの預言者とともにアモナイハの民に向かって、彼らの罪悪を告げることが記されている。
アモナイハの民がサタンに付け込むすき(富みに執着すること)を与え、サタンに従って、神さまの教えから離れたことや、アモナイハの民が法律家に扇動されて、アミュレクを陥れようとしたこと。

アミュレクの自己紹介

アミュレクは自分の先祖について語っている。
アミュレクは「神殿の壁に神の指で書き記された言葉を解き明かした,あのアミナダイ」の子孫

※このアミナダイについてはモルモン書には記載がない。

また、アミナダイはニーファイの子孫であり、その父リーハイはエジプトに売られたヨセフの子、マナセの子孫であるとしている。

※リーハイがマナセの子孫であることはここにしか記載がない。

アミュレクは自分と関係するすべての人から信望を受けている。
アミュレクは多くの親族と友人がいる。
アミュレクは勤勉に働く人で、大きな富も持つ人である。

※アミュレクはニーファイの子孫であり、人々から信望を受け、勤勉に働いて、大きな富も持っていた。この世的には立派な人である。

(1-4節)

アミュレクは神さまに背いていた

アミュレクは、救い主の奥義と、ニーファイの民の命を守るために現わされた救い主の驚くべき力を多く見てきたにも関わらず、心をかたくなにして、神さまの呼びかけに応えなかった。
アミュレクは、神さまの御業を知っていたが知りたいとは思わなかった。

※アミュレクは、人からの信望と富を得るための努力は尽くしたが、神さまに従う務めをおろそかにしていた、ということだろう。それをアミュレクは、神さまに背いていた、と表現している。

アミュレクは天使からアルマを助けるように指示された

アルマがアモナイハの民に拒まれ、アモナイハの町から追い出されたときに、天使はアミュレクに現れ、アルマを助けるように指示を与えていた。同じころ、アルマにアモナイハの町に戻るように指示していた。

天使は、アミュレクに、アルマが聖なる人であること、アルマの証が真実であることと告げ、アルマがアミュレクの家族を祝福し、救い主の祝福が家族の上にとどまった。アミュレクはアモナイハの民にそのことを証している。
(7-11節)

アモナイハの民は驚きながらも策略によって二人を滅ぼそうとした

アモナイハの民は、アルマ以外にもアモナイハの民の罪悪について証をする人がいること、二人の証人が彼らの中にある預言の霊によって将来起きることを証したので驚いた。

しかし、アモナイハの民の中に、二人を問い詰め、狡猾な策略によって、二人に不利な証拠をあつめ、法律によって、二人を殺すか、投獄しようとした法律家たちがいた。

法律家たちは、裁判の時に、法律を取り扱う仕事をしており、仕事を巧みに行うために、民の策略と悪知恵に通じていた。この度も、自分たちの仕事を増やし、収入を得るために二人を問い詰めようとしたのである。
法律家たちは、アミュレクに質問して、アミュレクの回答に矛盾を生じさせようとした。

※神さまの教えには、勤勉に働くことも含まれてはいるが、神さまを愛すること、隣人を愛することを優先するようにとの戒めがある。
※アモナイハの民は、この世の知恵に長けていて、お金を儲けることに執着しており、それを妨げようとするものを排除することに奮闘していたようだ。
※これは自戒すべきことではある

(12-16節)

アミュレクの返答と民の反応

アミュレクは、法律家たちと偽善者たちの企てを見抜き、悔い改めなければ救われないことを告げる。

  • 悪魔の基を据え、神さまの聖なる人々を捕らえるために罠と落とし穴を仕掛けている。
  • 義人の道を曲げるために策をめぐらし、この民が全滅するまで神さまの怒りを招こうとしている。
  • モーサヤ王が告げたように、民の声が罪悪を選べば民は滅びる。
  • 義人の祈りによって、滅亡から守られているので、義人を追い出すと、飢饉と疫病と剣によって滅びる。

民はアミュレクに腹をたて、自分たちの法律と法律家を罵っている、と叫んだ。

アミュレクは手を伸ばして力強く、民の罪悪について叫んだ。

  • あなた方は、サタンに心を「しっかりと」捕らえられている。
  • あなた方は、サタンに自分自身をゆだねようとしている。
  • サタンは、あなた方が、神さまの御言葉を真実なまま理解しないように、あなた方を支配する力を得て、あなた方の目をくらましている。
  • アミュレクは、法律を汚しておらず、法律を支持して、あなた方が罪に定めれらることを語った、と説明する。

民はアミュレクを、悪魔の子であり、法律をけなしたのに、法律をけなしていないと嘘を言っている、法律家とさばきつかさを罵った、と非難した。
法律家たちは、アミュレクを責めるために、これらのことを覚えておくように、人々の心の中にこれを植え付けた。

※法律家たちは、反対のことを声高に言って、民に偽りを信じさせていた。民は自分の頭で考えることよりも、法律家たちの言葉をうのみにすることを選んでいる。
※法律家たちは、お金を儲けるために、偽りを言い、民を扇動している。
※民は、法律家たちの言葉に騙され、神さまの教えから離れて、偽りを信じるようになった。

(17-30節)

法律家の中の有力者:ゼーズロム

法律家の中の有力者のゼーズロムが、アルマとアミュレクを責めた中心人物。
法律家の中では最も有能な者の一人。
民の中で多くの仕事を抱えている。
目的は、利益を得ること。

(31-32節)

まとめ

義人の祈りには、国を救うほどの力がある。

それは神さまが義人の祈りを聞いてくださるから。

義人が祈るとき、御霊がその場を清めてくださる。

清い場所には御霊が宿る。

義人を追い出せば、清い場所はなくなり、善をおこなうひともいなくなり、

神さまの祝福を失い、やがて滅びる。

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モルモン書・アルマ書10章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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