モルモン書・アルマ書9章の要約と感想

モルモン書のアルマ書9章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書9章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・アルマ書9章の要約と感想

モルモン書のアルマ書9章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
アルマ書9章のオンライン版はここをクリック
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モルモン書・アルマ書9章では、アルマがアモナイハの民に向かい、こんなに早く神さまがしてくださったことを忘れ、反抗するようになったのはなぜかと問い、悔い改めなければ、レーマン人に滅ぼされると告げたことが記されている。
レーマン人は先祖の言い伝えのために神さまを知らない状態になっているが、やがて、神さまの憐れみにより、真実の福音に改宗し、正しい教えに従って生きるようになる。
アルマは、神さまの御子が御子を信じて悔い改める人々を贖うために地上に来られることを証する。

アモナイハの民の反論

アルマが「大地は過ぎ去る」と説くのに対して、民は「一人が説くだけでは信じない」
アルマが「アモナイハが1日で滅びる」と説くのに対して、民は「アルマの言葉を信じない。神は何者なので、そのようなことが起きるのを証言するのに一人の人しか送らないのか。」

民は一人の人だけがそのようなことを言っても証拠にならない、と反論している。

しかし、ひとりの証を信じる人もいる。
アモナイハの人々はへりくだって自分で神さまに尋ねよう、聖文を確認しよう、ということはない。

アルマが言う通り、アモナイハの民はかたくなで強情になっていたので、神さまの業がわかならなくなっていた。
アルマは若いころに反対者であったので、反対者がどう考え、何を知らない、知ろうとしないのかを知っている。

(1-6節)

参照聖句
一日にして滅びる
(アルマ書16章)
9)このようにして,さばきつかさの統治第十一年が終わった。レーマン人はすでにその地から追い払われ,アモナイハの民は滅びた。まことに,アモナイハ人はことごとく殺され,非常に大きいので神でも破壊できないと彼らが述べた,その大きな町もまた滅びた。
10)見よ,その町は一日で荒れ廃れた所となり,しかばねは犬と荒れ野の野獣に食い裂かれてしまった。
主とは何者か
(出エジプト記5章)
2)パロは言った、「主とはいったい何者か。わたしがその声に聞き従ってイスラエルを去らせなければならないのか。わたしは主を知らない。またイスラエルを去らせはしない」。

(モーサヤ書11章)
27)ノア王はアビナダイが人々に語った言葉を伝え聞くと,彼もまた腹を立てて言った。「わたしとわたしの民を裁くアビナダイとは何者か。そのようにひどい苦難をわたしの民にもたらす主とは何者か。

(モーセ書5章)
16)アダムとその妻エバは,神に呼び求めることをやめなかった。また,アダムはその妻エバを知り,彼女は身ごもってカインを産み,『わたしは主から男子を得ました。ですから,この子は神の御言葉を拒まないでしょう』と言った。しかし見よ,カインは耳を傾けずに言った。『わたしが知るべき主とはだれですか。』

先祖のことを忘れたのはなぜかと問う

アモナイハの民がアルマを捕らえようとして進んできたが捕らえることはなかったので、アルマは勇気を奮って立ち、大胆に証をした。

アルマの質問

  • 先祖の言い伝えを忘れたのはなぜか
  • 短期間に神さまの戒めを忘れてしまったのはなぜか
  • 先祖の経験を忘れたののか
    • エルサレムから導き出され、荒野を通り抜けたこと
    • 神さまが何度も敵の手から先祖を救い出してくださったこと
    • 神さまが敵の手によって滅びないように先祖を守ってくださったこと
    • 神さまの守りがなければ肉体的にも霊的にも滅びてしまったこと
神さまの敵は、絶えずわたしたちを神さまから遠ざけようとしている。
思いがくらまされ、価値あるものを捨てて、価値のないものに目を向けさせようとしている。

(7-11節)

悔い改めなければ滅びることを告げる

神さまは人に悔い改めるように命じておられる。
悔い改めないと神さまの激しい罰を受ける。

レーマン人は神さまの戒めを守らなかったので、神さまの御前から断たれた。
しかし、レーマン人が無知なのは先祖の言い伝えのせいなので、神さまはレーマン人を憐れんでこの地で長く住めるようにされる。
そして、救い主の御言葉を信じ、レーマン人の先祖の言い伝えが正しくないことを知り、神さまの憐れみによって多くが救われる。

※アンモンたちがレーマン人を導き、その後も多くのレーマン人が神さまの正しい教えに従って生きるようになる。

アモナイハの人々が悔い改めなければ、裁きの日には、レーマン人の方がアモナイハの人々よりも耐えやすい(罪:罰は軽い)。

ニーファイ人は、神さまから多くの祝福、光と知識を受けているので、罪悪に陥るなら、神さまはレーマン人がニーファイ人を滅ぼすのを許される。
神さまは、悔い改めず罪悪のあるまま生き続けて、神さまの民を滅ぼすことが無いようにされるのである。

※後に、悔い改めなかったアモナイハの人々は一日でレーマン人によって滅ぼされてしまった。

ニーファイ人が滅びることがないように、神さまは天使を遣わして人を導き、悔い改めを伝えるように召されたのである。
(12-25節)

人を救いに導くために神さまの御子は地に降られる

神さまの御子の栄光は、御父の独り子の栄光

独り子は、恵みと公平と真理に満ち、忍耐と憐れみと寛容に富み、ご自分の民の嘆願を聞くのも、また、彼らの祈りにこたえるのも早い。
神の御子は、御子の御名を信じて悔い改めのバプテスマを受ける人々を贖うために来られる。

すべての人が自分の行いに応じて報いを刈り取る

すべての人が自分の行いに応じて報いを刈り取ることになるので、神さまの教えに従って生きるように、自分の罪を悔い改める必要がある。

行いが義に適っているならば、イエス・キリストさまの力と解放によって自分自身の救いを刈り取る。
行いが悪ければ、悪魔の力と束縛によって、自分自身の罰の定めを刈り取る。
人は自分の選択の結果を受けることになる。
参照聖句
自分の行いの結果を得る
(モーサヤ書16章)
11)すなわち,行いが善ければ無窮の命と幸福の復活にあずかる。また,行いが悪ければ無窮の罰の定めの復活にあずかることになるが,それは,彼らを服従させてきた悪魔に引き渡されるということである。

(26-29節)

アモナイハの民は怒る

アモナイハの民は、アルマが彼らを心がかたくなで強情である。迷い堕落していると言ったので、怒った。
アモナイハの民は、アルマを捕らえて牢屋に投げ込もうとしたが、神さまはそれを許さなかった。

アミュレクも民に語り始めた。

※神さまは、アビナダイがノア王とその民に語るべきことを語り終えるまで、ノア王からアビナダイを守られた。同じように、アルマとアミュレクが語るべきことを語り終えるまで、召されたことを成し遂げるまで、守られる。

(31-33節)

まとめ

神の御子、救い主、イエス・キリストは世に来られる。

それは悔い改めて、義を行う人の罪を赦し、救いを与え、
神さまに反抗を続ける人が、いつまでも罪を犯せないようにするため、

救い主はわたしたちのために、いのちを捨てられた。
それほどわたしたちに無限の愛を与えておられる。

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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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