モルモン書・アルマ書37章の要約と感想

モルモン書のアルマ書37章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書37章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・アルマ書37章の要約と感想

モルモン書のアルマ書37章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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モルモン書・アルマ書37章には、アルマが長男のヒラマンに与えた責任について記載されている。
アルマが預かった記録を神聖に保ち、記録を続け、民が祝福を得ることができるように、神さまへの信仰をもち悔い改めるように教え、自分自身も神さまの僕としてふさわしくなるように日々の務めを怠らず果たすようにと。

記録を書き継ぎ・保存する務めを託す

アルマは自分が引き継いだ記録(ラバンの真鍮版、ニーファイの小版と大版、リムハイの民が見つけた24枚の版)を神聖に保つ責任と、記録を書き継ぐ責任を息子ヒラマンに託した。
ラバンの真鍮版には、様々な記録と、聖文と、世の初めからの先祖の系図が記されている。

(アルマ37章4節)この版はあらゆる国民,部族,国語の民,民族に明らかに示されて,彼らがこれに書き記されている奥義を知るようになるときまで,これは代々保存され,伝えられ,また主の御手によって保存され,残されることになっている。

※アルマたちが持っていた聖文に書き記されている奥義が、あらゆる国民,部族,国語の民,民族に知られるようになる。まだ起きてはいない。末の日までに起きるのか、福千年でおきるのか。

(1-5節)

モーサヤ書28章
20)さて,前にあなたがたに述べたように,モーサヤ王はこれらのことを行った後,真鍮の版と,自分が保存してきたすべてのものを取りまとめ,これらのものをアルマの子であるアルマに託した。まことに,すべての記録と解訳器を取って彼に与え,これらのものを守り,保存すること,また民の記録を書き続けること,そして,リーハイがエルサレムを出たときから伝えられてきたように,今後も代々これらのものを伝えることを彼に命じた。

ニーファイ第一書5章
18)すなわち,この真鍮の版が父の子孫であるすべての国民,部族,国語の民,民族に伝わるということである。
19)それで父は,この真鍮の版は決して朽ちることなく,またこれから先どれだけ歳月を経ても,さびて読めなくなることはまったくないと言った。

記録によって多くの人が救われる

先祖の記録、先祖が受けた預言を残す、という簡単なことをきっかけにして、大いなること、多くの人が神さまの御業を知り、神さまのみもとに帰るようになる。

  • 記録によって多くのことを思い出させ、誤った行いをしていることを納得させ、神さまについて知らせて、人々を悔い改めに導き、救いを得るようになる。
  • たとえば、アンモンたちの伝道によって多くのレーマン人が改心した。同じように、これからも多くのレーマン人や、今かたくなになっているニーファイ人を救いに導くかもしれない。

  • これらの記録を残すことは、神さまの賢明な目的が果たされるための道具になる。
  • これらの記録によって、神さまはご自分の力を示されて来たし、これからも示される。

(アルマ37章12節)神は御自分が造られたすべてのものに知恵をもって助言を与えられる。そして,主の道はまっすぐで,その道は一つの永遠の環である。

※記録を残すことに限らず、神さまの行われることによって、多くの人が救われる。神さまの助言に従うことは人にとって大きな価値のあること。神さまは決めたことを必ず成し遂げる。

(6-12節、19節)

コリント人への第一の手紙2
14)生れながらの人は、神の御霊の賜物を受けいれない。それは彼には愚かなものだからである。また、御霊によって判断されるべきであるから、彼はそれを理解することができない。

教義と聖約64章
33)それゆえ,善を行うことに疲れ果ててはならない。あなたがたは一つの大いなる業の基を据えつつあるからである。そして,小さなことから大いなることが生じるのである。

教義と聖約123章
15)だれにも,これらのことをささいなことと思わせてはならない。聖徒たちに関して将来起こる多くのことは,これらのことにかかっているからである。
16)兄弟たちよ,あなたがたの知っているように,非常に大きな船も,嵐のときにはごく小さな舵に大いに助けられ,風と波に対して進路を保つことができる。

イザヤ書55章
8)わが思いは、あなたがたの思いとは異なり、わが道は、あなたがたの道とは異なっていると主は言われる。
9)天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いは、あなたがたの思いよりも高い。

列王紀下5章
13)その時、しもべたちは彼に近よって言った、「わが父よ、預言者があなたに、何か大きな事をせよと命じても、あなたはそれをなさらなかったでしょうか。まして彼はあなたに『身を洗って清くなれ』と言うだけではありませんか」。

テモテヘの第二の手紙3章
15)また幼い時から、聖書に親しみ、それが、キリスト・イエスに対する信仰によって救に至る知恵を、あなたに与えうる書物であることを知っている。
16)聖書は、すべて神の霊感を受けて書かれたものであって、人を教え、戒め、正しくし、義に導くのに有益である。
17)それによって、神の人が、あらゆる良いわざに対して十分な準備ができて、完全にととのえられた者になるのである。

ニーファイ第一書9章
5)さて,主はある賢明な目的のために,わたしにこの版を造るように命じられたが,その目的はわたしには分からない。
6)しかし,主は初めからすべてのことを御存じである。したがって,人の子らの中で御自身のすべての業を成就するために,ある方法を備えておられる。それは見よ,主は御自分のすべての言葉を成就する一切の権威を持っておられるからである。まことにそのとおりである。アーメン。

神さまの神聖なものを扱う

人は、神さまの定めた戒めをかいくぐることはできない。ごまかすことはできない。神さまとの約束を変えることはできない。
神さまの戒めを守れば栄える。神さまとの約束をした後、それを守らなければ神さまの御前から断たれる。

神さまから託されたものはすべて神聖であり、神さまは神聖に保ってこられたし、これからもご自分の賢明な目的のために保存し、守られる。

人が神さまの戒めに背くとき、託されたものは取り去られ、その人はサタンに引き渡され、多くの艱難にあうことになる。

人が神さまの戒めを守り、神さまに命じられた通りに神聖なものを扱うなら、神さまの力によって、この世の力や地獄の力から守られる。

※賢明な目的をわたしたちは知っている。

ジョセフスミスが霊感を受けて、翻訳したことは明らかだとわたしは思う。

辞書を見ながら訳したわけではない。
構想を組み立てて書き始めたわけでもない。
小説として出版したわけではない。

もし小説として出版していたら、もっと広く受け入れられただろうし、ひどい迫害に遭うこともなかっただろう。
彼はそうしなかった。

(13-18節)

ニーファイ第二書9章
41)おお,それで,わたしの愛する同胞よ,聖者なる主のみもとに来なさい。主の道が義にかなっていることを覚えておきなさい。見よ,その道は人にとって狭いが,人の前にまっすぐであり,門を守る者はイスラエルの聖者である。聖者はここには僕を使われない。またその門を通る以外に,ほかの道はない。そしてその御方を欺くことはできない。その御方の御名は,主なる神だからである。

アルマ書9章
13)見よ,あなたがたは,神がリーハイに,『あなたがたはわたしの命令を守るかぎり地に栄える』と言われた御言葉を覚えていないのか。また神は,『わたしの命令を守らなければ,わたしの前から絶たれる』とも言っておられる。

教義と聖約3章
5)見よ,あなたはこれらのものを託された。しかし,あなたに与えられた戒めは何と厳しかったことか。また,戒めに背かないという条件であなたに与えられた約束も思い出しなさい。

闇の業を行う者は滅ぼされる

秘密の業・昔に滅びた民が始めた闇の業を民に知らせる目的は、行う者たちが悔い改めて秘密の業から離れること、民にそのような悪事を忌み嫌わせること、闇の業を行う者たちの罪悪が完全に熟すとき、それらの者たちが皆滅ぼされたことを伝えることである。

闇の業を行った者たちは、彼らの罪を告げ知らせた預言者をすべて殺した。そのために、神さまの裁きが闇の業を行った者たちに降った。

民が闇の業を行うことの無いように、闇の業を行った者たちの合図と不思議なことは隠しておくこと。

※闇の業
自分たちの行いを隠して利益を得るために謀を行うこと。
これまで幾度となく滅びたが、人の欲と悪魔の狡猾さにより、完全には絶えることない。

民の多くがこれに賛同するようになればその民は滅ぼされる。
この時代の秘密結社に関わる人が悔い改めて悪を離れなければいつか滅びる。

(21-31節)

エテル書1章
2)わたしは,リムハイの民が発見した二十四枚の版から取ってわたしの記録とする。その版はエテル書と呼ばれている。

教義と聖約88章
108)それから,最初の天使が再び,すべての生ける者の耳にラッパを吹き鳴らし,最初の千年における人々の隠れた行いと神の力ある業を明らかにする。
109)それから,第二の天使がラッパを吹き鳴らし,第二の千年における人々の隠れた行いと,彼らの心の思いと志と,神の力ある業を明らかにする。

アルマ書45章
16)そして,アルマは言った。「主なる神は言われる。『地は,まことにこの地は悪を行うあらゆる国民,部族,国語の民,民族に対してのろわれる。悪が完全に熟すとき,彼らは滅びるであろう。』必ずわたしが言ったようになる。これは神が地に下されたのろいであり,祝福だからである。主はほんのわずかでも,罪を見過ごしにされることはないからである。」

民に悔い改めるように教える

アルマが、民に教えるように命じたこと

  • 罪と悪事を永遠に憎む
  • 悔い改めとイエスキリストを信じる信仰
  • 謙遜になり、柔和で心のへりくだった者になる
  • イエスキリストを信じる信仰で、悪魔のあらゆる誘惑に立ち向かう
  • 善い行いを続ける

これらを行う者はその霊に安息を得る。

(32-34節)

アルマの勧め:神さまの御心に従って生きる

  • 勤勉にアルマのすべての言葉に従う。
  • 神さまの戒めを記されている通りに熱心に守る。
  • 若いうちに知恵を得る。
  • 神さまの戒めを守ることを若いうちに習慣とする。
  • 必要とするあらゆる助けを神さまに叫び求める。
  • 行うことはすべて神さまのために行う。
  • どこに行くにも神さまのために行く。
  • 思いを常に神さまに向ける。
  • 心の愛情をとこしえに神さまに向ける。
  • すべての行いについて神さまと相談する(そうすればあなたのためになる指示を与えてくださる)。
  • 夜寝るときは,眠っている間も見守ってくださるように,神さまに身を託して寝る。
  • 朝起きるときに,神さまへの感謝で心を満たす。
  • 神聖なものを大切にする。
  • 神さまに頼って生きる。
  • 民に御言葉を告げ知らせる。
  • まじめである。
  • (約束)これらのことを行うならば,終わりの日に高く上げられる。

    (20,35-37節、47節)

    ヤコブ書4章
    10)それゆえ,同胞よ,主に助言しようとしないで,主の手から助言を受けるようにしなさい。見よ,あなたがたは,主が,造られたすべてのものに知恵と公正と深い憐れみをもって助言を与えられることを知っているからである。

    教義と聖約3章
    4)たとえある人が多くの啓示を受け,多くの力ある業を行う力を持つとしても,もし自分の力を自慢し,神の勧告を無視して,自分の思いと肉の欲望が命じることに従うならば,彼は必ず落ちて,公正な神の報復を自分に招くであろう。

    教義と聖約46章
    32)また,与えられる祝福が何であろうと,あなたがたは御霊によって神に感謝をしなければならない。

    リアホナについて

    リアホナとは、神さまがエルサレムから荒野へと旅立った先祖(リーハイたち)に与えてくださった、人にはできないほど入念に細工がしてある指示器のこと。

    行くべき方向を示してくださると信じる信仰に応じて正しい方向を示した。
    先祖(リーハイたち)は、この奇跡と日々に神さまの力によって行われる奇跡を経験した。
    これらの奇跡は小さな手段によって行われ、数々の驚くべき業を示した。

    先祖(リーハイたち)が怠けて、信仰を働かせることと熱意を示すことを忘れると、驚くべき業は止まり、旅は進まなくなった。
    先祖(リーハイたち)は荒野に長居をすることになり、まっすぐな道を歩まず、自分たちの背きのために、飢えと渇きに苦しんだ。

    (38-42節)

    先祖の経験から学べること

    羅針盤を心に留めることを怠ったので旅は順調ではなかった。(物質的にも霊的にも)

    • キリストの御言葉=永遠の喜びに至るまっすぐな道を指し示す→悲しみの谷を越えてはるかに良い約束の地へわたしたちを導き入れてくれる
    • 御言葉を心に留めることの容易さ=羅針盤に注意を払う容易さ

    羅針盤もキリストの御言葉も、どちらも約束の地に至るまっすぐな道を示す。

    方法が容易だからということで怠けないようにしよう。

    方法はすでに備えられていて、わたしたちが従えば、永遠の生命へと至る。

    (43-46節)

    ニーファイ第一書11章
    25)そしてわたしは,父の見た鉄の棒が生ける水の源すなわち命の木に導く神の言葉であることを知った。その水は神の愛の表れである。そして,命の木が神の愛の表れであることも知った。

    ヒラマン書3章
    29)まことに,望む者はだれでも,神の言葉を手に入れることができるということも,わたしたちに分かるのである。この神の言葉は生きていて力があり,悪魔の悪知恵とわなと策略をことごとく断つ。また,悪人をのみ込むために備えられている,あの不幸の永遠の淵を横切る細くて狭い道にあって,キリストの人を導き,
    30)また彼らを,まことに彼らの不滅の霊を天の王国におられる神の右に至らせ,もはや外に出されることなく,アブラハム,イサク,ヤコブ,およびわたしたちのすべての聖なる先祖とともに座に着かせるものである。

    まとめ

    アルマがヒラマンに語った言葉の締めくくり。

    柔和謙遜信仰を保ち、たえず善を行い、罪の誘惑に打ち勝ち、若いうちに知恵を得て、戒めを守り、神さまに頼り、たえず祈り、神さまの導きを得るように努め、神聖なものを大切に扱う。

    そうするなら、この世では平安を、来世では永遠の救いを得る。

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    この物語からあなたは何を学びますか

    ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

    わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
    それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
    そのうちのいくつかをここに示しました。

    あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

    あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
    (ヨハネによる福音書5章39節)

    聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
    ここまで読んでくださったあなたへ
    あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
    地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

    わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

    神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

    ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

    聖書のオンライン版は
    https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
    または
    https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
    を参照してください。
    あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
    神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
    そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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