モルモン書・アルマ書58章の要約と感想

モルモン書・アルマ書58章には、ヒラマンたちが飢えに苦しみながら、神さまの助けを受け、少数の援兵を得たことで勇気を奮い、敵を打ち破って、土地と所有物を取り返す決意をしたこと。少数の兵でレーマン人の大軍が守るマンタイの町を奪い返したこと。政府が少ししか援兵を送ってくれないことについての心配。この度の戦いでもヒラマンの勇士が誰も死ななかったことが記されている。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書58章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のアルマ書58章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
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モルモン書・アルマ書58章の要約と感想

モルモン書のアルマ書58章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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ヒラマンたち支援を受けられず苦しむ

ヒラマンたちはマンタイの町を取り返そうとしたが、レーマン人たちはヒラマンたちの策略を覚えていて、同じ手には乗らなかった。

レーマン人の兵のほうがはるかに大勢であったのでヒラマンたちは砦にこもっているレーマン人を攻めることができなかった。
レーマン人には日々多くの援兵と食糧を得ていた。
レーマン人は時々出撃してきたが、彼らには待避所として砦があったので、ヒラマンたちは戦うことができなかった。

ヒラマンたちはこれまでに取り返した土地を守るために兵を使う必要があり、多くの援兵と食糧を送るように総督に伝えたが、何か月も食糧が届かず、飢え死にしそうになっていた。

アルマ書58章
8)わたしたちを援助するために来た二千人の兵から成る軍隊に守られて,食糧が届きました。しかし,わたしたちが自分自身と国とを敵の手に落ちないように守り,おびただしい数の敵と戦うために受け取った援助は,ただこれだけでした。
9)このような苦しい事態に至った原因,すなわち,なぜ彼らがわたしたちにもっと多くの援兵を送ってくれなかったのか,その理由はわたしたちには分かりません。そのため,わたしたちは心を痛め,また何らかの手段で神の裁きがわたしたちの国に下って,わたしたちが打ち倒され,完全に滅ぼされてしまうのではないかという恐れでいっぱいになりました。

※ヒラマンたちは支援も得られず、大いに苦労して取り返した土地を守っていた。
このあと、ヒラマンは政府から多くの援兵を送ってこない理由として2つ挙げている。
二つ目の理由であれば、神さまの裁きによってニーファイ人が滅ぼされるだろう、と恐れている。

(1-9節)

ヒラマンの祈りに神さまは応えてくださる

ヒラマンの祈り
1:自分たちを強めてくださるように
2:敵の手から救ってくださるように
3:ニーファイ人を支えるために、ニーファイ人の町と所有物を取り返す力を与えてくださるように

神さまは、ヒラマンたちを救うという保証(ヒラマンの2番目の祈りの答え)を与えてくださった。
神さまは、ヒラマンたちの霊に平安を告げ、大いなる信仰を授け、主によって解放されるという望みをヒラマンたちに抱かせてくださった。

アルマ書58章
12)そこでわたしたちは,少数ながら援兵を得たことに勇気を奮い起こし,敵を打ち破って,わたしたちの土地と所有物と妻子と自由の大義を守ろうと固く決意しました。

※ヒラマンたちは、神さまが自分たちを救ってくださるという保証を受け、固く決意をする。
それによって、ヒラマンたちは強められ、奪われた町と所有物を取り返すことができた。
神さまの助けを得て、人が決意するときに、前に進むことができる。

(10-12節)

ヒラマンたちはマンタイの町を取り返す

ヒラマンたちは決意し、マンタイの町にいるレーマン人と戦うために全勢力を注いで出て行き,その町に近い荒れ野のそばに天幕を張った。

レーマン人は密偵の調べで,ヒラマンたちの兵数は少ないと知り、ヒラマンたちに自分たちへの支援が断たれるに違いないと恐れ,自分たちの大軍で容易にヒラマンたちを滅ぼせると思い,ヒラマンたちを攻撃する用意を始めた。

ヒラマンはギドとテオムナーにそれぞれ少数の兵をつけて、荒れ野の中に右と左に分かれて隠れさせ、ヒラマンたちは残りの兵とともにレーマン人が攻めて来るのを待った。
レーマン人は,ヒラマンたちに向かって大軍で攻めてきた。

レーマン人がまさに襲いかかろうとしたとき,ヒラマンは兵を荒れ野に退却させました。

レーマン人は,追いついてヒラマンたちを殺したいと思い、猛烈な速さでヒラマンたちの後を追って荒野に入ってきた。

ヒラマンたちがギドとテオムナーの真ん中を通り抜けたため,レーマン人はギドとテオムナーの兵に気づかず、間を通り過ぎた。

ギドとテオムナーの兵は隠れていた場所から出て、レーマン人の密偵たちが町に帰れないように彼らの帰路を断ち、マンタイの町に走って行き,その町を守るために残っていた見張りの兵たちに襲いかかって,彼らを殺し,町を占領した。

レーマン人は、少数の見張りの兵だけを残して、全軍でヒラマンたちを追いかけていた。

ヒラマンたちがゼラヘムラの地の方向に進路を取ったのに気づき、追いかけていたレーマン人たちは自分たちを滅亡に誘い込むために練られた計略があるのではないかと非常に恐れ、再び荒れ野に戻り,やって来た同じ道を引き返した。

夜になってレーマン人の連隊長たちは,ニーファイ人も行軍で疲れ切っている、また、ニーファイ人の全軍を追い払ったと思って、マンタイの町のことを考えないで、天幕を張って寝た。

ヒラマンたちは、兵を眠らせずに,別の道からマンタイの地へ向かわせ、翌日、レーマン人よりも早くマンタイの町に着いた。

ヒラマンたちは血を流すことなくマンタイの町を占領した。

レーマン人の軍隊は町の近くに到着し,ヒラマンたちが戦いを交える用意をしているのを見て非常に驚き,ひどい恐怖を覚えて,荒れ野の中へ逃げた。

レーマン人は西の海に近い地域から逃げたが、多くの婦人たちと子供たちを連れ去った。

西の海に近い地域でレーマン人に奪われた町は,ヒラマンたちが取り返した。
そこに住んでいた父親たちと婦人たちと子供たちは,レーマン人に連れ去られた人々を除いて,各自の家へ帰っていった。

※ヒラマンたちは、レーマン人が不安を感じたのに乗じて全軍を誘い出し、そのすきに町を占領することに成功した。
※ゼラヘムラに向かって、進軍することでレーマン人が不安に思い、ヒラマンたちを追いかけるのをやめて、マンタイの町に引き返した。
※レーマン人たちが、ニーファイ人を追い払ったと思って安心した「油断した」すきに、ヒラマンたちは「その夜は眠らずに行軍し」マンタイの町に先回りした。
※レーマン人たちは、過去に食糧を奪われて町を失ったという経験からの不安と、ニーファイ人よりも自分たちは強いという過信によって、敗北に追い込まれた。
※神さまの助け。

(13-31節)

困難な時に神さまに頼る

ヒラマンたちの軍隊は、多くの町と領土を守るには弱く小さすぎる。
ヒラマンたちは、レーマン人の大軍に勝利し、西の海に近い地方の町と土地を取り返させてくださった神さまに頼り、神さまヒラマンたちを救い,敵の手から救い出してくださると信じている。

※弱い軍隊であっても神さまの助けにより自分たちの務めを果たす。
※ヒラマンたちはこの勝利がどこから来たのかを知っている。

(32-33,37節)

列王紀下17章
38)わたしがあなたがたと結んだ契約を忘れてはならない。また他の神々を敬ってはならない。
39)ただあなたがたの神、主を敬わなければならない。主はあなたがたをそのすべての敵の手から救い出されるであろう」。

政府から援兵を送ってこない理由

すでに派遣されてきた兵よりももっと多くの兵がいることを,ヒラマンたちは知っている。
ヒラマンたちにも、援兵としてきた人たちにも、政府がもっと多くの援兵を送ってくれない理由が分からない。
東の海に近い地方での戦闘が首尾よくいかず、そちらに兵を送る必要があったのであれば仕方がないが、
政府の中に何らかの対立で、援助する兵を送れないのではないかと、ヒラマンたちは懸念している。

※ヒラマンたちはたとえ二つ目の理由であったとしても神さまに頼り、神さまの力によって守られると信じている。
※このあと明らかになるが、ニーファイ人が危機てきな状況にある中で、大さばきつかさパホーランや自由党の人たちに反抗して立ち上がった人たちがいたのである。
※自国の危機に、自分たちが権力を得ようとして国を分裂させようとする人たちがいる。

(34-38節)

アンモンの民の息子たち

神さまは、アンモンの民の息子たち(ヒラマンの勇士たち)を力づけ,剣で倒されないように守ってくださったので,多くの傷を負ながらも、一人も殺されなかった。

彼らは,神さまが自分たちを自由な者にしてくださったその自由にしっかりと立っている。
彼らは,日々主なる神をよく覚え,まことに,主の掟と裁決と戒めをいつも守るように努めており,将来起こることについての預言を深く信じている。

(39-40節)

ヒラマンの願い

アルマ書58章
41)愛する兄弟,モロナイ殿。わたしたちを贖い,自由にしてくださった主なるわたしたちの神が,いつもあなたを御前にとどめてくださいますように。また,主がこの民に恵みを授けてくださり,かつてレーマン人がわたしたちから奪った生活に必要なすべてのものを,あなたがたが首尾よく取り返すことができますように。まことに,これでわたしの手紙を結びます。わたしはアルマの子,ヒラマンです。

まとめ

状況は変わらずとも、信仰を持って、神さまに助けを乞い。

平安を得て、苦難に立ち向かう。

やがて来る将来の約束を固く信じて、神さまに忠実に、すべての戒めを守る。

自分の思いではなく、神さまの思いが地に行われるように願う。

固い信仰。
従順な行い。
大きな祝福を得、偉大な結果に。

おまけ

20代のころに書いたメモ

マンタイ市を取り返す
 同じ策は通用しない。

アンテプスの兵は援軍と食料を待ったが来なかった。

ヒラマンは神の裁きがくだり、全滅しないかと恐れた。
 全身全霊を傾けて祈った。
 主は、救い出すという保証と、心を安んじ、熱い信仰と神によって助けられる、という望みを心に起こさせたもうた。

ヒラマンは勇気を出して自由を守る決心をした。

マンタイ市へ進軍した。

レーマン人の兵はヒラマンの兵が少ないのと食料の道を守るために全軍で戦いに出てきた。

ヒラマンたちはゼラヘムラを指して逃げた。
レーマン人の兵はマンタイ市に戻ることにする。

ヒラマンたちは、レーマン人の兵が、夜、安心して眠っている間に追い越して、マンタイ市を占領する。

多くの都市と広い土地を守るためには小さすぎる軍。
勝利を得たのは、神の能力であり、神に頼っている。
援兵が来ないのを不思議に思っている。

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モルモン書・アルマ書58章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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