人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。
神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
旧約聖書の創世記11章から23章にアブラハムの物語があります。
13章にわたる記述は創世記の50章のうちの、四分の一になります。
この物語は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
聖書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
しかし、人々は神様の戒めに背き、神様に対抗しようとしました。
そのため神様は人々の言語を乱され、人々は全地に散らばっていきました。
アブラハム(元の名前はアブラム)は、先祖に約束された祝福を得るために
先祖の地へ戻ることを決意します。
神様はアブラハムの信仰を認め、アブラハムと契約を交わされました。
アブラハムの物語にから学べる8つのことをご紹介します。
アブラハムの物語から学べる8つのこと(創世記11章から23章)
2.アブラハムによって地のすべての人は祝福されます
3.アブラハムは神様の約束にゆるぎない信仰を持っていました
4.アブラハムは長子(族長)として生まれ、神様と契約を結びました
5.アブラハムは統率力と武力に秀でていました
6.アブラハムは富に固執しませんでした
7.アブラハムがイサクを捧げたことはイエスキリストの犠牲の予型でした
8.アブラハムも悩み苦しみ、神様の助けを得ました
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
以下で引用符「」で示しているのは、上記で示した範囲以外の聖句などです。
他の聖典などでどのように解説されているかを示すために載せています。
ひとつひとつ簡単に解説します。
1.神様は、あなたが義を求めて正しく生きるように望んでおられます
アブラハムの人生は順風漫歩ではなく、様々な苦難や悩みも経験しています。しかし、神様を信じ最後まで忠実であり続けました。神様はあなたも世の苦難や悩みに打ち勝って正しく生きるように望んでおられます。
これが創世記のアブラハムの物語から学べることのひとつです。
2.アブラハムによって地のすべての人は祝福されます
アブラハムの信仰のゆえに、アブラハムの子孫は祝福され、アブラハムの子孫によりすべての人は祝福を受けるとの約束を得ました。
これはアブラハムとその子孫の信仰による働きが、地のすべての人を神様の戒めに従うようにすすめ、神様のもとに連れ帰り、ともに祝福を教授することで成就します。
8)聖書は、神が異邦人を信仰によって義とされることを、あらかじめ知って、アブラハムに、「あなたによって、すべての国民は祝福されるであろう」との良い知らせを、予告したのである。
9)このように、信仰による者は、信仰の人アブラハムと共に、祝福を受けるのである。
26)あなたがたはみな、キリスト・イエスにある信仰によって、神の子なのである。
27)キリストに合うバプテスマを受けたあなたがたは、皆キリストを着たのである。
28)もはや、ユダヤ人もギリシヤ人もなく、奴隷も自由人もなく、男も女もない。あなたがたは皆、キリスト・イエスにあって一つだからである。
29)もしキリストのものであるなら、あなたがたはアブラハムの子孫であり、約束による相続人なのである。
(ガラテヤ人への手紙3章8節9節、26節~29節)
3.アブラハムは神様の約束にゆるぎない信仰を持っていました
親族から離れ、生まれ故郷を出るように言われた時も、子どもがない時に子孫にカナンの地を与えると約束された時も、老齢になったあとで子どもが生まれる約束を受けた時も、その言葉を信じました。
息子イサクを燔祭とするように言われた時は翌朝早く起きて準備し旅立ち、祭壇を築いてイサクを捧げようとしました。
燔祭:いけにえの動物を祭壇上で焼き、神にささげること。
16)このようなわけで、すべては信仰によるのである。それは恵みによるのであって、すべての子孫に、すなわち、律法に立つ者だけにではなく、アブラハムの信仰に従う者にも、この約束が保証されるのである。アブラハムは、神の前で、わたしたちすべての者の父であって、
17)「わたしは、あなたを立てて多くの国民の父とした」と書いてあるとおりである。彼はこの神、すなわち、死人を生かし、無から有を呼び出される神を信じたのである。
18)彼は望み得ないのに、なおも望みつつ信じた。そのために、「あなたの子孫はこうなるであろう」と言われているとおり、多くの国民の父となったのである。
19)すなわち、およそ百歳となって、彼自身のからだが死んだ状態であり、また、サラの胎が不妊であるのを認めながらも、なお彼の信仰は弱らなかった。
20)彼は、神の約束を不信仰のゆえに疑うようなことはせず、かえって信仰によって強められ、栄光を神に帰し、
21)神はその約束されたことを、また成就することができると確信した。
22)だから、彼は義と認められたのである。
(ローマ人への手紙4章16節から22節)
4.アブラハムは長子(族長)として生まれ、神様と契約を結びました
アブラハムはセムの直系の子孫(族長)としてカルデアのウルで生まれました。
神様はアブラハムが生まれる家族を備えられていました。
アブラハムは先祖の信仰を大切にしたいと願い、神様の教えに忠実になることを決意しました。
何度も飢饉や苦難にあいますが、神様への信仰は弱まることはありませんでした。
そのため、神様はアブラハムと契約を結ばれました。
5.アブラハムは統率力と武力に秀でていました
ひとつの国の軍隊とも戦うほどの兵力(雇人)を持ち、統率して敵の軍隊を破りました。
多くの雇人からなる家と多数の羊の群れを争いや盗賊や狼から守りました。
自ら働き、公正にふるまい、家族からもしもべからも周囲の人からの慕われ信頼されていました。
6.アブラハムは富に固執しませんでした
早世した弟の子ロトをずっと見守り、仕事を教え、富むように助け、そして、豊かになって一緒にいることがむつかしくなると、ロトにどこに住みたいかを選ばせました。
ロトは豊かな低地を選び、アブラハムは高地に住みました。
捕虜になったロトを救出し助けたとき、ソドムの王から財宝を受け取るように言われますがこれを断りました。
愛する妻サラが亡くなったとき、お金はいらないという持ち主の申し出を断り、言い値で墓地を買い取りました。
7.アブラハムがイサクを捧げたことはイエスキリストの犠牲の予型でした
アブラハム(父)がイサク(子)を捧げたのは、天父が御子(イエスキリスト)を捧げることの予型です。
また、あわやのところでアブラハムが止められたとき、そこに、身代わりとなる子羊が用意されていました。
これもイエスキリストが人類の身代わりとなって犠牲になることの予型でした。
8.アブラハムも悩み苦しみ、神様の助けを得ました
子孫への祝福が何度も繰り返されたときに、アブラハムには子がありませんでした。
アブラハムも妻サラも子どもを産むことはない高齢になるまで子を持つことはありませんでした。
豊かになるにつれ、甥のロトのしもべとアブラハムのしもべとの間で争いが起きるようになりました。
ロトの住むソドムとゴモラが焼き滅ぼされると知りました。(アブラハムはその地に住む人を助けようと神様と交渉しました)
イサクを燔祭に捧げよと命じられました。そのあと3日間イサクとともに旅をしました。燔祭の用意をするときに、イサクから「生贄はどこか」と尋ねられました。
愛する妻サラが亡くなりました。
イサクの妻をどこから迎えるか考えました。
アプラハムは神様に頼り、必要なときに、神様から導きと慰めを得たのです。
8)信仰によって、アブラハムは、受け継ぐべき地に出て行けとの召しをこうむった時、それに従い、行く先を知らないで出て行った。
9)信仰によって、他国にいるようにして約束の地に宿り、同じ約束を継ぐイサク、ヤコブと共に、幕屋に住んだ。
10)彼は、ゆるがぬ土台の上に建てられた都を、待ち望んでいたのである。その都をもくろみ、また建てたのは、神である。
11)信仰によって、サラもまた、年老いていたが、種を宿す力を与えられた。約束をなさったかたは真実であると、信じていたからである。
(ヘブル人への手紙11章8節~11節)
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