ヤコブの家(子孫)は、指導者が神さまの前に罪・悪事を行ったために、様々な地に追いやられた。
しかし、神さまは彼らを覚えて、救いの手を伸ばされる。
その声を聴いて集まる人たちを助け導き、救い出される。
ニーファイが兄たちにこれを読んで聞かせたのは、兄たち(レーマン・レムエル)が神さまを信じ、悔い改めて、神さまの教えに従って生きることを望んでいるから。
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モルモン書のニーファイ第一書21章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ニーファイ第一書21章の要約と感想
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イスラエルの民への呼びかけ
ヤコブの家(子孫)の指導者が神さまの前に罪・悪事を行ったために、
ヤコブの家(子孫)は、その嗣業にいることができず、様々な地に追いやられた。
様々な地に追いやられ、また、海の島々に連れ出されたヤコブの家(子孫)に
預言者イザヤが呼び掛けている。
イザヤは生まれる前に神さまによって、神さまの言葉を語るように召された。
それは、ヤコブの家(子孫)を悔い改めさせ、神さまのもとに帰らせるため、
異邦人を集めて、救いを述べ伝えるためであった。
イザヤは、神さまの力を受けて、もろもろの王や王子にも敬われるようになる。
(1-2節、5-7節)
イザヤは熱心に働いた
イザヤは、神さまの召しをうけ、熱心に働いたが、ヤコブの家(子孫)はかたくなで、成果は良くなかった。
しかし、その働きは神さまがご存知であり、働きの報いは神さまとともにある。
たとえ、ヤコブの家(子孫)が集められなくても、イザヤは栄光を得るし、神さまの力を受ける。
(4-5節)
イザヤの言葉を信じるもの
イザヤの言葉を信じるもの、すなわち、神さまの言葉を信じる者は
神さまがふさわしいと判断されたときに、祈りが聞き届けられ、神さまの助けと守りを受ける。
神さまのしもべが与えられて、地を築かせ、受け継ぎの地を継ぐことになる。
散乱したイスラエルが神さまの祝福を受けて、約束の地に集められ、受け継ぐことになる。
獄(ひとや)に捕らえられている者たちを解放し、暗闇にいる人たちを明るい場所に連れ出される。
歩いても飢えることも乾くこともなく、暑さに悩むこともない。
不毛の高台に豊かな牧場を持つようになる。
神さまは、これらの人たちを憐れんで、泉のほとりに導くからである。
彼らは、四方から、遠くからくる。
彼らはもはや打たれることもなく、苦しむこともない。
彼らは、神さまの慰めを受け、憐れみを受ける。
(8-13節)
神さまはヤコブの家(子孫)を忘れない
ヤコブの家(子孫)は、自分たちは罪のために神さまから見捨てられた、と感じていた。
しかし、神さまは、ヤコブの家(子孫)を常に覚えておられる。
神さまは、ヤコブの家(子孫)を滅ぼそうとする人たちに立ち向かい
ヤコブの家(子孫)を争うとした人たちは、出ていくことになる。
多くの人がヤコブの家(子孫)のもとに来る。
数えきれないほどの人が来る。
世界の王や王妃たちが養い育てた人たちが、ヤコブの家(子孫)となり、世界の王や王妃たちが、ヤコブの家(子孫)に仕えるものとなる。
たとえ強力な敵の捕虜になっていても、土地を奪われていても、神さまが取り返す。
神さまは、神さまを待ち望む、忍耐と信仰のある人たちを救い出される。
(14-26節)
イザヤは末の日のために預言した
その時代の民には聞かれなくても、イザヤは預言し続けた。
その声は、のちの時代の人々に届き、救い主、贖い主、神さまの御子、イエス・キリストのもとに人々を集める。
神さまは自分に背いたイスラエルも異邦人も救うため、
人々の罪の代価を支払い、呼びあつめることを続けておられる。
やがて溢れるばかりの人々が救いに預かる
(3-10節)