ヤコブの家(子孫)はかたくなになり、自分たちの神さま・救い主を十字架にかけてしまい、神さまの裁きを受けて、散乱し苦しみを受けるが、神さまの憐れみにより、再び、約束の地に集められる。
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モルモン書のニーファイ第二書6章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ニーファイ第二書6章の要約と感想
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ニーファイの弟ヤコブが民に語る
ニーファイの弟ヤコブは、神権を受け、ニーファイを支援する責任を受けていた。
その責任により、民の幸いを願って何度も話をしてきた。
ヤコブは、民の状況を見て、とても心配していた。
ヤコブはここで、イザヤの言葉を引いて、イザヤの言葉を述べている。
それはニーファイの望みであり、民が神さまの御名を覚えてあがめるようになるためである。
(1-4節)
イザヤの言葉はヤコブの家(子孫)について語っている
アブラハム・イサク・ヤコブの子孫である、イスラエルの民
イザヤは、散乱したヤコブの家(子孫)がやがて集められることを預言している。
(5節)
イザヤの預言の解説(過去・現在とこれからおきること)
- サマリヤ(北イスラエル王国)はアッスリアに滅ぼされる。
- エルサレム(南イスラエル王国:ユダ王国)はバビロンに滅ぼされ、民の多くはバビロンに捕囚される。
- バビロンに捕囚された民のうちから、エルサレムに帰還するものがいる。
- 父なる神さまの御子、主なる神さま、救い主、贖い主が、肉体を得て、ヤコブの家(子孫)に姿を現される。
- ヤコブの家(子孫)は、救い主に対して心をかたくなにし、鞭打って、十字架につけてしまう。
- 主なる神さまの裁きが、ヤコブの家(子孫)に降り、彼らは嫌われ、打たれ、苦しめられ、追い立てられる。
- 忠実な者の祈りがあるので、ヤコブの家(子孫)が滅びてしまうことはない。
- 主なる神さまの憐れみによって、ヤコブの家(子孫)が贖い主を知るようになるとき、再び、約束の地、受け継ぎの地に集められる。
- 異邦人であっても、主なる神さま、救い主に反抗せず、悔い改めるものは救いを得る。
- 神さまと聖約を交わして、従うものは守られ、神さまと聖約を交わしたものと戦う者たちは倒される。
- 彼らが救い主を信じる日が来ると、救い主は、ヤコブの家(子孫)やご自分を信じる異邦人に、ご自身を現わされ、彼らを助け出して、守り、敵を滅ぼされる。
- 救い主にやその民に敵対する者も、イスラエルの神さま、父なる神の御子、救い主、贖い主を知るようになる。
(6-18節)
ヤコブの家
アツスリアとバビロンに滅ぼされ、
ペルシャによって帰還を許され、
やがて救い主・キリストがおいでになるが、
十字架につけてしまう。
義人の祈りに守られながらも、
人々に蔑まれ苦しみを味わう。
やがて
救い主の憐れみにより、
救い主を思い出す。
救い主により助け出され、
捕らわれた子どもや友や家族とともに、
神さまのもとに連れ戻される。
(8-17節)
おまけ
ヤコブが語った言葉。ヤコブはイザヤの言葉を引いて。
ニーファイに按手聖任され、祭司となっている。(6:2;5:26)
熱心に召しを果たしている。「さいわい」を与えるため。
ニーファイがヤコブにイザヤの予言を読むように望む。
イスラエルの家に縁がある者のために。