モルモン書・アルマ書36章の要約と感想

モルモン書のアルマ書36章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書36章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・アルマ書36章の要約と感想

モルモン書のアルマ書36章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
アルマ書36章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

モルモン書・アルマ書36章には、モルモン書が「イエスキリストのもう一つの証」と呼ばれる理由がはっきりと書かれている。
この章はアルマのイエスキリストに対する証である。
アルマは自分でこの証を得て、息子であるヒラマンに伝えている。

神さまに頼る者は試練や災難や苦難の中で支えられ、終わりの日に高くあげられること、救い主を信じ罪を悔い改めるときに罪から解放されること、つまり、イエスキリストは神さまの御子であり、世の罪を贖うために世に来られ、憐れみによって、自分の命を犠牲として従う者の罪を贖ってくださる、ということである。

アルマが息子たちに残した言葉

アルマは、父アルマと同じように、人生の終わりまで神さまの御言葉を民に伝えるために献身した。
アルマは、民の心がかたくなであり、御言葉に対して怒るようになった様子を見て、非常に深い憂いを感じるようになった。

アルマは息子たちを集め、義にかかわることについて、息子たちにそれぞれの責任を与えることにした。

(アルマ書35章15節)

アルマ36章と37章はヒラマンに、38章はシブロンに、39章から42章はコリアントンに与えた言葉である。

神さまの戒めを守る限り地に栄える

アルマは自分がそうしてきたように、自分が体験してきたように、息子にも、このことを覚えているように伝えた。

※これはアルマからわたし(たち)へのメッセージである。過去も未来も現在も、神さまに頼り、神さまの戒めを守る者は神さまによって守られて地に栄える。そのことを覚えておくようにという。

(1節、30節)

かつて、ベニヤミン王は息子たちに同じことを教えた

ベニヤミン王

モルモン書のモーサヤ書1章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があり[…]

ニーファイ第一書2章
20)あなたがたは,わたしの命令を守るかぎり栄えて,約束の地に導かれるであろう。まことにそこは,あなたがたのためにわたしが備えた地であって,それはまことに,ほかのあらゆる地に勝ったえり抜きの地である。

神さまは囚われの身から救い出される

アルマは自分がそうしてきたように、自分が体験してきたように、息子にも、このことを覚えているように伝えた。

アブラハム・イサク・ヤコブの神さまは、神さまを信じ頼るものを罪から救い、ヤコブ(イスラエル)の子孫をエジプトから救い出し、エルサレムから救い出し、バビロンから救い出し、ニーファイの子孫(リムハイ王の民やアルマの父たち)をレーマン人の手から救い出された。

神に頼る者はだれであろうと,試練や災難や苦難の中にあって支えられ,また終わりの日に高く上げられる。

アルマもあらゆる試練と災難の下で,またあらゆる苦難の中で神さまから支えられ、神さまによって、牢から、束縛から、死から救い出された。

※これはアルマからわたし(たち)へのメッセージである。過去も未来も現在も、神さまに頼る者は試練や災難や苦難の中にあって支えられ,また終わりの日に高く上げられる。

(2-3節、27-29節)

ローマ人への手紙8章
28)神は、神を愛する者たち、すなわち、ご計画に従って召された者たちと共に働いて、万事を益となるようにして下さることを、わたしたちは知っている。

ニーファイ第二書2章
2)しかしながら,荒れ野で最初に生まれたわたしの子ヤコブよ,あなたは神の偉大さを知っている。神はあなたの苦難を聖別して,あなたの益としてくださる。

ヤコブ書3章
1)「しかし見よ,わたしヤコブは,心の清いあなたがたに述べたい。確固とした思いをもって神に頼り,篤い信仰をもって祈りなさい。そうすれば,神は苦難のときにあなたがたを慰めてくださる。また,あなたがたのことを弁護してくださり,あなたがたを滅ぼそうとする者たちに罰を下される。
2)おお,あなたがた,心の清いすべての人よ,頭を上げて,喜びをもたらす神の御言葉を受け入れ,神の愛をよく味わいなさい。あなたがたの思いが確固としていれば,とこしえにそうすることができるからである。

モーサヤ書23章
21)にもかかわらず,主は御自分の民を懲らしめるのを,御心にかなうことと見ておられる。まことに,主は民の忍耐と信仰を試される。
22)しかしながら,主に頼る者はだれであろうと,終わりの日に高く上げられる。そして,この民はそのように試されたのであった。

アルマは御霊によって神さまから教えを受けた

アルマは、若いころ、神さまに反抗して、神さまの教会を滅ぼそうとしていた。ある時に、天使が現れて、アルマに警告を与えた。
アルマは自分が滅ぼされるのではないかという恐れと驚きに打たれて地に倒れた。
アルマは自分が犯した罪と不義を思い起こして地獄の苦しみを味わった。
アルマは神さまの御前に行くことを考えるだけで言いようのない恐怖に責めさいなまれ、自分の霊と肉体がなくなれば裁きをうけなくてすむだろうと考えるようになった。
アルマは、3日3晩、罰の定めを受けたものの苦痛に責めさいなまれたときに、父アルマが、イエスキリストは神さまの御子であり、世の罪を贖うために来られる、と話していることを思い出した。

アルマは、心の中で、神さまの御子に向かって憐れみを叫び求めた。
アルマは、苦痛を忘れ、罪を思い出して苦しむことはなくなり、大きな喜びを感じ、驚くべき光を見た。

アルマ36章
22)思うに,ちょうどわたしたちの先祖リーハイが見たように,わたしも神が御座に着き,神を賛美しほめたたえる様子で群れ集まる無数の天使たちに取り囲まれておられるのを見た思いがした。そして,わたしはそこに行きたいと切に望んだ。
23)すると見よ,わたしの手足は再び力を取り戻した。そこでわたしは立ち上がり,自分が神から生まれたことを民に言明した。

※これはアルマからわたし(たち)へのメッセージである。罪の自覚に苦しむとき、悔い改めて、救い主に憐れみを叫び求めるなら、罪は赦されたことを知り、喜びに満たされ、光を見る。アルマは父の言葉を思い出して救われた。聞いていないようでも神さまの御言葉を語り続けること。

(4-23節)

コリント人への第一の手紙2章
11)いったい、人間の思いは、その内にある人間の霊以外に、だれが知っていようか。それと同じように神の思いも、神の御霊以外には、知るものはない。

アルマ書5章
46)見よ,わたしはあなたがたに言う。これらのことは,神の聖なる御霊によってわたしに知らされているのである。見よ,わたしは自分でこれらのことを知ることができるように,幾日もの間,断食をして祈ってきた。そして,これらのことが真実であるのを,わたしは今,自分自身で知っている。主なる神が神の聖なる御霊によってこれらのことをわたしに明らかにされたからである。わたしの内にある啓示の霊によって知らされたのである。

アルマ書26章
22)まことに,悔い改めて信仰を働かせ,善い行いをし,絶えず祈り続ける人には,神の奥義を知ることが許され,まことに,まだ明らかにされていないことを明らかにすることが許される。また,この同胞を悔い改めに導く務めがわたしたちに与えられたように,何千もの人々を悔い改めに導く務めがその人に与えられる。

教義と聖約19章
11)永遠の罰とは,神の罰である。

コリント人への第二の手紙7章
10)神のみこころに添うた悲しみは、悔いのない救を得させる悔改めに導き、この世の悲しみは死をきたらせる。

アルマ書31章
5)御言葉を説き教えることは民に正しいことを行わせるのに大きな効果があり,まことにそれは,剣やそのほか,これまで民に起こったどのようなことよりも民の心に力強い影響を及ぼした

詩篇34編
17)正しい者が助けを叫び求めるとき、主は聞いて、彼らをそのすべての悩みから助け出される。

アルマは働き続けた

アルマは改宗してから、ずっと、人々に悔い改めを宣べ伝え、自分が味わった喜びを味わわせ,彼らも神から生まれ,聖霊に満たされるように助けた。

神さまから受けた御言葉は、多くの人を悔い改めに導き、アルマと同じように神さまから生まれ、喜びを味わい、光を見て、アルマが知っているように神さまから与えられた知識を知っている。

※これはアルマからわたし(たち)へのメッセージである。

(24-26節)

交差配列法

フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』


出展:John W. Welch著 A masterpiece – Alma 36.pdf
下記リンクから取得可能
https://scholarsarchive.byu.edu/cgi/viewcontent.cgi?filename=11&article=1064&context=mi&type=additional

まとめ

神さまの教えから離れ、信じる者を滅ぼそうとしていた若者も神さまにとっては大切な子ども。
神さまのみ前に立つ苦しみを感じて、身も滅ぼしたいほどの悔い改めをし、キリストの贖いにより罪の赦しを得て、神さまの教えに帰依し、大きな喜びとともに永遠の救いを見出した。

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モルモン書・アルマ書36章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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