モルモン書・モーサヤ書1章の要約と感想

モルモン書のモーサヤ書1章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

モルモン書のモーサヤ書1章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・モーサヤ書1章の要約と感想

モルモン書のモーサヤ書1章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
モーサヤ書1章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

モルモン書のモーサヤ書1章では、ベニヤミン王が3人の息子に教えた事柄、先祖の記録について、ベニヤミン王の望み、王位を息子のモーサヤにゆだねたこと、モーサヤが受け継いだものが記されています。
神さまの戒めを守ることで、祝福を得て生活できることが強調されています。

ベニヤミン王が息子たちに教えたこと

ベニヤミン王は3人の息子たちに教育の機会を与えた。
教えるようにしたことは

  • 思慮分別のある者となるように、先祖のすべての言葉
  • 先祖の口を通して語られ、神さまの手によってもたらされた数々の預言
  • 神さまの奥義を知るために、真鍮の版に刻まれた記録
  • この書に記録されていない多くのこと

真鍮の版はエジプト人の言葉で刻まれていた。

  • リーハイはエジプト語を教えらえていたので、真鍮の版の記録を読むことができた。
  • 代々の子どもたちもエジプト語を教えられていたので、先祖の記録を読むことができた。
  • これは神さまの命令を果たすために必要なことであった。

  • ※記録がないと文化も失う。
     ゼラヘムラの民は記録を持っていなかったので、神さまが導いたことや先祖のことを知らなかった。
  • ※言葉は時代によって変化する
     先祖の言葉は習う必要がある。
     わたしたちも100年200年前の文字や書き方を知らなければその時代の書物は読めない。
  • ※教育とは、読んだり聞いたり体験したことについて考えることである。
     そうでなければ思慮分別は身につかない。
  • ※真鍮の版がエジプト語で書かれていたのは、この版を残したのが、エジプトのヨセフの子孫であったからではないだろうか。
     エジプトのヨセフは長い間エジプトに暮らし、エジプトの宰相として働いた。
     もちろん、アブラハム(曽祖父)・イサク(祖父)・ヤコブ(父)や先祖の記録や預言も読むことができただろう。
     エジプトの言葉はそれ以上に堪能であったと思われる。
     また、モーセもエジプト王家の子として育てられたので、エジプト語には堪能だったと思われる。
  • ※預言の書や書き伝えられたこと以外を教えたとある。
     個人の啓示や経験から学んだことを子どもたちに伝えたのではないかと思う。

(2-4節、8節)

記録が残されてきた理由

神さまの御手によって、先祖の記録や預言が書き継がれ残されてきた。
それは、読む人たちが神さまの奥義を理解し、神さまの戒めを常に目の前においておけるようにするため。

もし、これらの記録がなければ、ニーファイ人の先祖ですら信仰を失って、神さまのことを信じなくなっていた。

たとえ、神さまのことを教えられても、先祖の正しくない言い伝えのために、信じることができないのである。

  • ※記録され、残され、子孫や後のひとが読むことができるのは、人の力ではなく、神さまの御手によるのである。
     人は神さまの命令を守り、神さまの啓示を受けて記録する。
     神さまはそれを保存する方法を人に伝える。
     人はそれを実行する。
     神さまの守りにより、記録が保存される。
  • ※記録がないと、人の正しくない教えによって、神さまのことを教えられても信じることができない。
     日本では、宣教師が福音を伝えようとしても、ほとんどの人が、その教えを信じることができない。

(5節)

ベニヤミン王の望み

ベニヤミン王が望んだことは

  • 神さまから与えられた預言の言葉や先祖の記録が真実であることを覚えておくこと
  • エルサレムを出た時から今に至るまでの先祖の記録と言葉が載っているニーファイの版が真実であること
  •  ベニヤミン王は自分の目でも見て確かめている。

  • これらの記録を努めて丁寧に調べ、それから益を得るようにすること
  • 神さまの戒めを守り、この地で栄えるようにすること。
     神さまは先祖に戒めを守る限り栄えると約束された

(6-7節)

ベニヤミン王は息子モーサヤに王位を譲る

生涯をかけて息子たちを教えた後、死期が近いことを悟ったベニヤミン王は王位を息子に譲ることが望ましいと考えた。

モーサヤを自分の前に連れてこさせ、民を集めるように布告を出すように依頼した。
次の日に、モーサヤが神さまにより託された王になることを民に告げるためであった。

また、この民が神さまの戒めを熱心に守るので、神さまがエルサレムから連れ出したほかの民と区別できるように、この民に名前を与えるためであった。その名は、戒めに背かない限り消されることがないと約束されていた。

もし、神さまから篤い恵みを受けた民が、戒めに背き、邪悪で不義な民となれば、民は神さまの守りを失い、レーマン人の憎悪の犠牲になる、と預言した。

そして、王国の政務のすべてに関する責任をモーサヤに託した。

モーサヤはゼラヘムラの地に住むすべての民がベニヤミン王の話を聞くために神殿に集まるように布告をした。
(9-15,18節)

モーサヤは様々なものを受け継いだ

ベニヤミン王は、王位とともに、先祖から受け継いだ、真鍮の版に刻まれた記録と、ニーファイの版(大版と小版)、ラバンの剣、リアホナ(指示器)を管理する責任をモーサヤに託した。
リアホナ(指示器)は、先祖の信仰(神さまに向ける注意力と熱意)に応じて先祖を導いた。

リーハイたち(※レーマン・レムエルだと思う)が、神さまに忠実でないときは、順調に進まず、はかどらず、押し戻され、神さまの不興を招いた。
自分たちの義務を思い出すように促す、飢饉とひどい艱難とに悩まされた。

  • ※ニーファイ人の王が持つものを先代のモーサヤ王が持っていた。それをベニヤミン王、その息子のモーサヤ王が引き継いだのである。
     先代のモーサヤ王はニーファイ人の王であったのだろう。
  • ※神さまの導きを得るには、神さまに注意と熱意を向ける必要がある。
  • ※飢饉や艱難、つまり苦難は、自分たちの義務を思い出すように与えられる。
  • (16-17節)

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    ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

    わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
    それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
    そのうちのいくつかをここに示しました。

    あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

    あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
    (ヨハネによる福音書5章39節)

    聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
    ここまで読んでくださったあなたへ
    あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
    地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

    わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

    神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

    ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

    聖書のオンライン版は
    https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
    または
    https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
    を参照してください。
    あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
    神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
    そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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