モルモン書・モーサヤ書24章の要約と感想

モルモン書のモーサヤ書24章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

モルモン書のモーサヤ書24章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。


モルモン書・モーサヤ書24章の要約と感想

モルモン書のモーサヤ書24章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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モルモン書・モーサヤ書24章には、ノア王の祭司であったアルマとアミュロンが再び出会い、悔い改めたアルマは民に義を教え、アミュロンはアルマに不正な憤りを感じて執拗に迫害を繰り返したことが記されている。
神さまはアルマとその民の信仰を認めて彼らの重荷を軽くし、奴隷の状態から助け出された。
アミュロンたちはレーマン人に商売を教え、彼らを富みに執着するずる賢い民にした。

ノア王の祭司はレーマン人を教える者となった

ノア王の祭司アミュロンはレーマン人の王の歓心を買った。
レーマン人の王はノア王の祭司たちをレーマン人を教える者として任命した。

レーマン人が占領していたのは、シェムロンの地、シャイロムの地、アミュロンの地。
レーマン人の王はこれらの地を治める王を任命していた。

ノア王の祭司たちは、すべてのレーマン人にニーファイの言語を教えた。
もともと、レーマン人は互いに親しみあう民であった。しかし、神さまのことは知らなかった。

ノア王の祭司たちは、神さまのこと、モーセの律法、アビナダイの預言は教えず、
記録を書き記すことと、互いに文書でやり取りできるように教えた。

レーマン人は、富を増やし始め、互いに商売をして富むようになった。
レーマン人は、俗世の知恵に長け、ずる賢く、抜け目なく、悪知恵に長け、自分の仲間以外に対して、あらゆる悪事と略奪を働くのを喜びにするようになった。

※ノア王は、神さまを知らないが互いに親しみあう民であった。ノア王の祭司が商売のことだけを教えたので、彼らは悪事と略奪により富を増やすことに長けた民になった。

(1-7節)

アミュロンはアルマの民を虐げる

ノア王の祭司であったアミュロンは、アルマもかつてはノア王の祭司であり、アビナダイの言葉を信じてノア王から追い出されたことを知っていた。
そのために、アミュロンはアルマに憤りを感じていた。

アミュロンは、アルマと彼の同僚たちに権力をふるい、アルマを迫害し、アルマたちに苦役を課し、彼らを見張る兵を置き、自分の子どもたちにアルマとその同胞の子どもたちをいじめさせた。

アルマたちの苦難は非常に大きかったので、彼らは神さまに叫び求めるようになった。
アミュロンは彼らに神さまに叫び求めることをやめるように指示し、神さまに叫び求めているところを見つけたら、だれであろうと殺すことにした。

※アミュロンがアルマに憤りを感じるのは、まったくの逆恨みである。ノア王が焼き殺され、祭司たちがニーファイの地に戻れなくなったは、彼らの罪悪のせいである。
※リムハイの民もレーマン人の奴隷となり苦しんだ。同じようにアルマの民もレーマン人の奴隷となり苦しんだ。これはアビナダイの預言の成就である。

(8-11節)

参照聖句
権力を得ると
(教義と聖約121章)
39)わたしたちは悲しむべき経験によって学んだ。すなわち,ほとんどすべての人は,少しばかりの権能を得たと思うや,すぐに不義な支配を始めようとする性質と傾向がある。
アビナダイの預言
(モーサヤ書12章)
4)そして,わたしはこの民をひどい苦難で,また飢饉と疫病で打とう。彼らは終日泣きわめくであろう。
5)また,わたしは,彼らが重荷を背に負わされ,物を言えないろばのように追い立てられるようにしよう。

アルマとその民の信仰により救い出された

アルマとアルマの民は、神さまに声をあげることなく、心を神さまに注ぎだした。
神さまは彼らの思いをご存知であった。

苦難の中にいるアルマたちに神さまが、頭をあげて喜ぶように、自分と聖約を交わした民を救い出す、奴隷の間は重荷を軽くする、と言われた。

神さまがアルマとアルマの民を強くされたので、容易に重荷に耐えらえれるようになり、心楽しく忍耐して、神さまの御心にすべて従った。

アルマとアルマの民は信仰が篤く、忍耐強かったので、神さまが、明日あなた方を救い出す、アルマが先頭に立って導くように、と言われた。

アルマとアルマの民は一晩中、家畜を集め続け、穀物の幾分かを集めた。

朝になり、神さまがレーマン人を深く寝入るようにされたので、アルマとアルマの民は荒野に出ていき、1日中旅をして、ある谷に天幕を張り、神さまに感謝の気持ちを注ぎだした。彼らはその谷をアルマの谷と呼んだ。

※一晩中働いた後、1日旅をし、神さまに感謝を捧げた後、12日間旅をする。確かに強められた民である。

神様以外に彼らを救い出すことができるものはなかったので、彼らは声をあげて神さまを賛美した。

神さまが、アルマに、レーマン人が目を覚まして追ってくるので、アルマとその民はその谷から立ち去るように、神さまがレーマン人たちをその谷にとどめると告げ、アルマたちはそこを出て、12日間旅をして、ゼラヘムラに到着し、モーサヤ王の歓迎を受けた。

これらのことは、神さまが苦難の中にいる神さまの民を訪れることを人々が確かに知ることができるためである。

※神さまは、アルマとアルマの民を強くすることも、レーマン人を深く眠らせることも、アルマの谷にとどめることもおできになる。しかし、その力を発揮される前に、民の信仰を試される。
※神さまは、アルマとアルマの民が信仰を示したので、重荷に耐えられるように強くされた。次に忍耐強い信仰を示したので彼らを救い出されたのである。
※アルマとアルマの民は、神さまの声を聞き、神さまの助けによって救い出された。

(12-24節)

参照聖句
神さまは人の思いをご存知である
(詩編139)
2)あなたはわがすわるをも、立つをも知り、遠くからわが思いをわきまえられます。
神さまは誓約の民を強くされる
(マタイによる福音書11章)
28)すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを休ませてあげよう。
29)わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。
30)わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである」。

モルモン書・モーサヤ書24章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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