モルモン書・ヒラマン書16章の要約と感想

モルモン書・ヒラマン書16章には、サムエルの預言を聞いた人たちのごく少数だけがその言葉を信じ、悔い改めてバプテスマを受けたこと、大半の人は拒絶し、ますます悪くなり、天にしるしが現れても信じようとしなかったことが記されている。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のヒラマン書16章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のヒラマン書16章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

モルモン書・ヒラマン書16章の要約と感想

モルモン書のヒラマン書16章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
ヒラマン書16章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

さばきつかさの統治第86年(紀元前約6年)

レーマン人の預言者サムエルの言葉を信じたニーファイ人と拒絶したニーファイ人

信じた人たち

レーマン人の預言者サムエルの言葉を信じたニーファイ人は、ニーファイを捜し、バプテスマを受けて神さまに従いたいと願って、ニーファイに罪の告白をした。
(1,3節)

信じない人たち

レーマン人の預言者サムエルに腹を立て、サムエルに石を投げ、矢を射かけた。
石も矢も当たらないので、サムエルに悪霊がついているので捕らえて追い払うように隊長たちに叫んだ。
(2,6節)

ニーファイ

ニーファイはバプテスマを施し,預言し,教えを説き,民に悔い改めを叫び,キリストが間もなく必ず来られることを民に知らせるために,数々のしるしと不思議を示し,彼らの中で数々の奇跡を行っていた。
ニーファイは,間もなく起こることを民に告げていた。それらのことが実際に起こったときに信じることができるように,あらかじめそれが知らされていたということを認めさせ,思い起こさせるためであった。
サムエルの言葉を信じた者は皆,バプテスマを受けるためにニーファイのもとへ行き、悔い改め,罪を告白した。
(4-5節)

サムエルは母国に帰った

ニーファイ人がサムエルを捕らえようとしたので、城壁から飛び降り、自分の国へ帰り、教えを説き、預言した。
その後はニーファイ人の中には現れなかった。
(7-8節)

ニーファイ人はますます悪くなっていった

さばきつかさの統治第87年(紀元前約5年)~さばきつかさの統治第89年(紀元前約3年)

民の大半は依然として高慢で悪事を続けており,神の前をさらに注意深く歩んでいたのは,少数の者にすぎなかった。
民がさらに罪悪にふけるようになり,ますます神の戒めに反することを行うようになった。

さばきつかさの統治第九十年(紀元前約2年)

聖文に記されていることがこの年に成就し始めた。

  • 民に数々の大きなしるしと不思議が与えられ,預言者たちの言葉が成就し始めた。
  • 天使たちが賢い人々に現れ,胸躍る大いなる喜びのおとずれを彼らに告げ知らせた。

ニーファイ人もレーマン人も,民の中で最も信仰の深い人々を除いて,心をかたくなにし始め,自分自身の力と自分自身の知恵に頼るようになった。
彼らは言った。

  • これまでに述べられてきたことがすべて現実になるのはあり得ない。
  • キリストのようなものが来るとは思わない。
  • それは先祖の悪い言い伝えである。
  • キリストがこの地に来ないのであれば、我々には自分で確かめることができない。
  • 信仰があるという人たちは、悪知恵によって我々を騙し、彼らの奴隷とし、僕にし、我々を無知のままにとどめておくだろう。

ヒラマン書16章
22)民は,愚かでむなしいことをほかにもたくさん心に思い浮かべた。またサタンが絶えず罪悪を行うように彼らをあおり立てたので,彼らはひどく心を乱された。まことに,サタンは方々を巡って地の全面にうわさと争いを広め,善いことと将来起こることに対して民の心をかたくなにさせたのであった。
23)そして,主の民の中で数々のしるしと不思議が行われ,また主の民が多くの奇跡を行ったにもかかわらず,サタンは地の全面で人々の心を大いに支配するようになった。

(9-23節)

アルマ書13章
26)主の来臨の時には,そのことが天使たちの口を通して,正しい聖なる人々に知らされるであろう。それは,わたしたちの先祖が彼らの内にある預言の霊に従って主について語ってきたとおりに,彼らの言葉が成就するためである。

イザヤ書5章
21)わざわいなるかな、彼らはおのれを見て、賢しとし、みずから顧みて、さとしとする。

反キリスト・コリホル

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エテル書12章
5)そして,エテルは数々の大いなる驚くべきことを民に預言した。しかし彼らは,現実にそれらのことを見なかったので信じなかった。
6)さて,わたしモロナイはこれらのことについて少々述べたい。信仰とは待ち望んでいながらまだ見ていないものであることを,世の人々に示したい。あなたがたは,自分が見ていないからということで疑ってはならない。信仰が試されてからでなければ,証は得られないからである。
19)キリストが来られる以前にも,非常に深い信仰を持っていた人々が多くおり,これらの人は幕の内側を見るのを禁じられなかったので,彼らは実際に自分の目で様々なものを見た。それらのものは,彼らがすでに信仰の目で見ていたものである。そして,彼らは喜んだ。

まとめ

ひとは自分に都合よく考え、誘惑に委ね、思い通りにしようと策略を練り、自己防衛のために争い、善を怒る。
神さまの守りから離れて、互いを憐れむことも、思いやることなく、攻撃し合う。

地域も時代も違っても、同じことが繰り返される。
とどめる声は響かず、悔い改めることもない。

おまけ

20代のころに書いたメモ

サムエルの予言を聞いた者たち
 主を信じた人々
 石も矢も当たらない奇跡を見て信じた人々
  ニーファイの所へ行き、自分たちの罪をみな否定せずに告白し、パプテスマを願った。

 全く信じない人々
  奇跡を悪鬼の力であるとする。
  サムエルを捕まえようとする。

サムエル逃れて故国へ帰る。

ニーファイ
 近い将来の予言を多く民に語った。
 事実となるときに、民に信仰を与えるため。

ニーファイ人
 悪くなった。
 神の命に背く者となる。
 予言が成就しはじめる。

 天使が訪れ、喜ばしい音ずれを伝える。

 信じない人はより心を頑にする。
 民は予言者に反対してキリストが来るはずもなく、愚かな言い伝えによって惑わされてはならない、とする。

 不和、論争
  多くのしるし、奇跡にもかかわらず、人々の心はサタンに支配された。

モルモン書・ヒラマン書16章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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