ニーファイが犯人を見つける方法を教え、その通りになったこと、
犯人は神さまから教えられたのでなければニーファイが殺人のことを知るはずがないことを告げたことが記されている。
この出来事で改心した人が5人おり、ニーファイの言葉を信じた人も何人もいた。
ニーファイを預言者であるという人や、神さまであるという人もいた。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のヒラマン書9章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ヒラマン書9章の要約と感想
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5人はニーファイの預言の正しさを知る
大さばきつかさ(セゾーラム)が殺された、というニーファイの預言を聞いて、5人のものが確かめに行く。
彼らは、大さばきつかさのところへ行く途中で、神さまがニーファイに命じてこのことを告げたとは信じていないが、大さばきつかさが殺されていれば、ニーファイが語ったほかのことも本当だと信じよう、と互いに言っていた。
彼らは力の限り走り、大さばきつかさが血の中に横たわっているのを見て、ニーファイが語った裁きがすべて民に下ると考え、震えおののいて地に倒れた。
大さばきつかさの兄弟(セアンタム)がひそかに大さばきつかさを突き刺して逃げるとすぐに、従者が大さばきつかさの殺害を大声で告げ知らせ、人々が集まってきた。
人々は5人の者が倒れているのを見て、この人たちが大さばきつかさを殺し、神さまに打たれたのだ、として、5人の者を捕らえて牢に入れた。
翌日に、葬儀のために集まったときに、ニーファイの庭にいたさばきつかさたちが、大さばきつかさが死んでいるかどうか調べるために遣わされた5人について尋ねた。
牢に入れられていた5人は状況を説明し、釈放された。
5人は牢にいる間に改心し、ニーファイは預言者であると証し、ニーファイを非難したさばきつかさたち一人一人と論じ合って言い伏せた。
(1-15節、18節、38-39節)
ニーファイを非難するさばきつかさたち
5人の者の証とニーファイを弁護する言葉を聞き、彼らに言い伏せられたにも関わらず、さばきつかさたちはニーファイを殺人の共謀者であると非難した。
さばきつかさたちは、ニーファイが自分を預言者と見せかけ、自分の信仰に転向させて、自分を偉大な者、預言者になろうとしたと、非難し、
ニーファイを調べて、悪事を自白させ、本当の殺害者を告げさせよう、と言った。
さばきつかさたちは、ニーファイを捕らえて、尋問し、矛盾したことを言わせて死刑にする訴えを起こさせるように謀った。
- 共謀して殺人を犯した者を教えよ
- ここに金がある
- 自白して共謀を認めるなら命をゆるす
(16-20節)
モルモン書のアルマ書11章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があり[…]
ニーファイのもう一つの預言
ニーファイは自分を責めるさばきつかさに向かい、罪の道を歩み続ければひどい滅亡を受ける、と告げる。
ニーファイを殺人の共謀者として死刑にしようとしているのは、ニーファイが彼らの悪事を知っている証拠として大さばきつかさ(セゾーラム)が殺されたことを語ったためである。
ニーファイはもう一つのしるしを示し、このことでニーファイを殺そうとするかどうか確かめようとする。
ニーファイはセゾーラムの兄弟であるセアンタムへ告げる言葉を教え、さばきつかさたちはその通りにセアンタムに語った。
ニーファイの語った通りになり、セゾーラムを殺したのはセアンタムであり、セアンタムは神さまによって知らされるのでなければニーファイは知ることはできない、と告げた。
(21-37節)
ヒラマン書9章
21)しかし,ニーファイは彼らに言った。「おお,愚かな者,心に割礼のない者,盲目な者,強情な民よ。あなたがたがこの罪の道を歩き続けるのを,主なる神がいつまで許されるか,あなたがたは知っているのか。
22)おお,あなたがたは悔い改めなければ,今あなたがたを待ち受けているひどい滅亡のために,泣きわめき,嘆き悲しむようになるに違いない。
使徒行伝7章
51)ああ、強情で、心にも耳にも割礼のない人たちよ。あなたがたは、いつも聖霊に逆らっている。それは、あなたがたの先祖たちと同じである。
モーサヤ書7
24)まことに,あなたがたに告げる。嘆き悲しんで当然な理由がたくさんある。見よ,何と多くの同胞が殺され,血が無駄に流されたことか。これはすべて罪悪の結果である。
民の反応
ニーファイの言葉を信じた者がニーファイ人の中に何人もおり,また五人の者が証したことで信じた者も何人もいた。
ニーファイは預言者であると言う者が,民の中に何人もいた。
ニーファイはは神だ、という人もいた。
おまけ
五人の者がニーファイの予言を確かめようと走っていく。
信じたわけではないが、これが確かなら他のことも信じようと思う。
ニーファイの言った通り。
ニーファイの予言を思い、民に裁きがくだるのを恐れて地に倒れた。
大さばきつかさの家来がこれを見つけて、暗殺の騒ぎが起こる。
五人は牢に入れられる。
五人を遣わしたさばきつかさにより、牢から出される。
さばきつかさはニーファイを訴えた。
五人はその訴えを説き破る。
ニーファイの予言が当たってもなお、ニーファイを疑う。
どうしても殺したい。
罪悪のため。
ニーファイを尋問する
ニーファイはもうひとつの「しるし」を示す。(暗殺者を示す)
ニーファイのはっきりとした予言。
様々な反応。
信じた者もあり、混乱が起こった。
民の心は頑である。