モルモン書・ヒラマン書8章の要約と感想

モルモン書・ヒラマン書8章には、ニーファイが民の悪事と神さまの裁きについて語るのを聞いたガデアントン団の男たちがニーファイを非難したこと、
ニーファイを正しい人であると叫ぶ人もいたこと、そのために争いが起きたことや、
ニーファイが御霊に促されて、救い主についての預言が多くなされてきたこと、それらを否定するのは偽り者であること、さばきつかさの暗殺が起きていることを語ったことが記されている。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のヒラマン書8章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のヒラマン書8章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

モルモン書・ヒラマン書8章の要約と感想

モルモン書のヒラマン書8章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
ヒラマン書8章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます。参照聖句を見ておいてください。

ガデアントン団のさばきつかさはニーファイを責める

ニーファイが民の罪悪を証しするのを聞いて、ガデアントン団でありながらさばきつかさの職に就いている男たちが、ニーファイに怒りを示し、民と法律を非難した、と訴えた。
それはニーファイが以下のことを語ったからである。

  • ニーファイ人の法律が腐敗している。
    神さまの戒めに反することは言っていない。
  • さばきつかさたちの隠れた行い。
  • ニーファイの民全員が滅亡する。
  • ゼラヘムラの町が奪われ、ニーファイ人の居場所がなくなる。

さばきつかさたちは、人々を扇動し、争いを起こさせたが、民が自分たちに非難の声を上げるのを恐れて、ニーファイを捕らえようとはしなかった。

ニーファイについて以下のように叫んだ人たちもいた。

  • ニーファイを捕らえずにそのままにしておけ。
  • ニーファイは立派な人だ。
  • 我々が悔い改めなければ、ニーファイの言う裁きは必ず起こる。
  • ニーファイは我々の罪悪について正しく証した。
  • 我々の罪悪は多い。
  • ニーファイは我々の罪悪を知っているように、将来に起きることも知っている。
  • ニーファイが預言者でなければこれらのことについて証しできない。
※ガデアントン団の人たちもニーファイが正しいことを話していることはわかっている。
言いがかりをつけて、民を扇動するが、民の非難を恐れてニーファイに手を出せない。

少し前にゼラヘムラが占領されたばかりなのに、自分たちの強さを誇っている。
アモナイハの人たちが、アモナイハは滅びないと豪語したことと同じである。
そして、アルマとアミュレクを非難し、滅ぼそうとしたことと同じである。
アモナイハと同じように、ニーファイの言葉を聞いて、預言者と認めた人もいた。

(1-9節)

ニーファイは再び語り始める

ガデアントン団の人たちも否定できない・反論できない、共通認識によって、神さまの御子への信仰と悔い改めが必要なことを語る。

  • モーセに紅海を分けるという偉大な力与えた神さまは、ニーファイに、悔い改めないときにニーファイ人に及ぶ裁きについて知る力を与えてくださった。
  • モーセは蛇に噛まれた民を救うために、荒野で青銅の蛇をあげ、それを仰ぎ見たものは命を救われた。
    メシヤ・神さまの御子の来臨、御子があげられること、
    悔いる霊を抱き、信仰をもって御子を仰ぎ見る者は永遠の命にあずかることの象徴。
  • アブラハムからモーセに至るまでの預言者、その前の預言者、その後の預言者たち(ゼノス、ゼノク、イザイアス、イザヤ、エレミヤ)が将来贖いが与えられることを預言した。
    神さまの御子が地に来られる何千年も前に、神さまの神権を与えられた人たちが、将来、贖いが与えられることを民に示した。
  • エレミヤはエルサレムの滅亡を預言し、それが事実になったことの証拠もある。
  • 先祖リーハイもニーファイもその後の先祖たちもキリストの来臨と贖いを証し、喜び、キリストに栄光を帰した。

ニーファイ人はこれらのことを否定できない。
神さまはこれらのことが真実である証拠として天と地にある万物を与えられた。

しかし、ゼラヘムラの人たち、ガデアントン団の人たちは、これらの真実を受け入れず、聖なる神さまに背いている。
聖くない者は入れない天に宝を蓄える代わりに、激しい怒りを積み重ねている。

ヒラマン書8章
26 今でさえあなたがたは,殺人と不貞と悪事のために永遠の滅びの機を熟させつつある。悔い改めなければ,それは間もなくあなたがたに及ぶであろう。

(10-26節)

ニーファイが示した「しるし」

今、さばきつかさは、その職を狙う兄弟に殺され、血の中に横たわっている。
ふたりともガデアントン団に所属している。
(27-28節)

おまけ

20代のころに書いたメモ

ニーファイは神の命により与えられた言葉をそのまま全て語った。

ガデアントンの人々は怒り、民を煽動する。

民の中に争いが起こる。
 ニーファイは良い人であると主張する人もいる。

ニーファイはこの様子を見て、語りつづけ、「みたま」に感じて、出エジブトの話を語る。
    (1Ne4:2;1Ne17:26)
 御子について証をする。

 昔の予言者も御子について語ったことを証する。
 エルサレムがエレミヤの予言の通りに滅んだことを証明する。
  滅びたことを証明する民はここにいる。
   ゼラヘムラの民
 エレミヤの予言通りに、キリストは降臨する。

 万物をもって証とする。

 民の罪悪を改めて責める。

 ニーファイの直接的な予言。
  大さばきつかさの暗殺。

モルモン書・ヒラマン書8章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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