モルモン書・アルマ書39章の要約と感想

モルモン書のアルマ書39章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書39章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・アルマ書39章の要約と感想

モルモン書のアルマ書39章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
アルマ書39章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

モルモン書のアルマ書39章は、アルマが息子コリアントンが犯した重大な罪について、悔い改めをするように命じることが記されている。
アルマは厳しい言葉で語っているが、罪を悔い改め、今後は罪を犯さないように、どうすればよいかを親としての愛情をこめて教えている。
このあと、コリアントンが悔い改め義の道に戻って熱心に働くようになったことがうかがわれる。

コリアントンは重大な罪を犯した

コリアントンはゾーラム人に悔い改めを伝えに行ったときに、アルマの言葉に注意を払わなかった。
コリアントンは自分の力と知恵を自慢し続けた。
コリアントンは、自分に託された務めに心を注ぐべきであったが、神の道を説く務めを放棄して,レーマン人の境にあるサイロンの地まで娼婦イザベルを追って行った。

これは罪のない者の血を流すことや聖霊を否定することを除いて,どのような罪よりも非常に忌まわしい行為である。

聖霊が一度自分に宿ってから,その聖霊を否定するならば,しかも自分で聖霊を否定していることを知っているならば,見よ,これは赦されない罪である。
神の光と知識に逆らって人を殺す者が赦しを得るのは容易ではない。

(1-6)

教義と聖約76章
35)それは,彼らが聖なる御霊を受けた後にそれを否定したため,また御父の独り子を否定したため,また独り子を自ら十字架につけて公に辱めたためである。
36)これらの者は,悪魔やその使いとともに火と硫黄の池の中に入る者であり,

アルマはコリアントンに悔い改めるように促す

自分の罪を神から隠すことはできないので、悔い改めなければ,自分の犯した罪は終わりの日に自分を責める証となる。

悔い改めて自分の罪を捨て,これからはもう自分の目の欲を追うことなく,これらのことをすべて断つようにしてほしい。
そうしなければ,神さまの王国を受け継ぐことができない。
(悔い改めれば、神さまの王国を受け継ぐことができる)

若い人(コリアントン)は、年長者から助けを受ける必要があるので、行おうとすることを信頼できる年長者(兄たち)と相談しなさい。
※父に相談しなさい、とは言っていない。年齢の近い兄弟は相談しやすいとの思いからだろうか。

富やこの世のむなしいものにも,愚かなものにも惑わされてはならない。二度と心を悪魔に惑わされて,あの邪悪な娼婦たちを追ってはならない。
それらを携えていくことはできない。

ゾーラム人は、コリアントンの行動を見て、アルマの言葉を信じず、彼らが悔い改めることの妨げとなった。
神さまはアルマにアルマの子どもたちが人を惑わして滅びに至らせることがないように、アルマの子どもたちが善を行うように命じるよう指示された。

アルマはコリアントンに罪悪から遠ざかるように、思いと勢力と力を尽くして主に立ち返るように、だれの心をも悪いことを行うように惑わさないように、自分が惑わした人たちのところで、自分の過ちと,自分の悪事を認めるように、命じた。
※コリアントンが命じられたこと(自分の仲間や自分の行いを言い訳に悔い改めをしなかった人たちに自分の過ちを伝え、それが罪であったことを告白する)は容易なことではなく、気恥ずかしく、気の進まないことであったろう。しかしコリアントンは勇気を奮ってそれらのことを行った。かつて、自分の父(アルマの息子アルマ)が天使にとがめられ、自分の仲間のところに行って、自分の罪悪の影響を取り去ろうとしたのと同じように。

(7-14)

アルマの改宗

モルモン書のアルマ書36章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があり[…]

キリストの来臨を人々に伝える理由

キリストは確かに世の罪を取り除くために来られる。キリストは御自分の民に救いの喜びのおとずれを告げ知らせるために来られる。
コリアントンの務めは、この民にこの喜びのおとずれを告げ知らせて,彼らの心を備えること,救いがこの民に与えられるようにすること,この民がその子孫の心を備えて,キリストの来臨の時に御言葉を聞けるようにすること。

コリアントンは、「キリストが将来世の罪を取り除くために世に来られる」ということがことが前もってわかっていることを不思議に思っている。

前もって知らされている理由は、今の人も過去の人も未来の人も、キリストが来られる時代の人と同じように神さまにとって貴い存在だから。
あらかじめ、贖いの計画を知らされることが必要であり、神さまが天使によって、今の時代の人たちや過去の人たちや未来の人たちに同様に伝えることは容易なことである。

まとめ

重大な罪を犯し、父から責められ、思い違いを正され、彼は非常な悔い改めをして神さまのもとに戻ってきた。

神さまは道を離れた者が戻ることを望まれる。

罪の大きさではなく、悔い改めようとする気持ちと行いによって、神さまの助けが与えられ、贖いの力により赦しを得る。

アルマ書63章
1)さて,ニーファイの民のさばきつかさの統治第三十六年の初めに,シブロンは,アルマがヒラマンに渡した神聖な品々を所有することになった。
2)シブロンは正しい人であって,神の前をまっすぐに歩んでいた。そして,絶えず善を行い,主なる神の戒めを守るように努めた。彼の兄弟もまた同様であった。
10)さて,さばきつかさの統治第三十九年に,シブロンも死んだ。コリアントンは,北方の地へ行った人々に食糧を届けるために船でその地へ出かけて行った。
11)そこでシブロンは死ぬ前に,ヒラマンの息子に神聖な品々を託さなければならなかった。

神聖な品々はアルマから長男ヒラマンに、ヒラマンから父の弟シブロンに引き継がれた。シブロンは死ぬ前に弟コリアントンに引き継ごうとしたのではないだろうか。

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モルモン書・アルマ書39章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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