モルモン書・アルマ書51章の要約と感想

モルモン書のアルマ書51章には、権力と富を得ようともくろむ人たちが王政を復活させようとしたこと、それがかなわないとわかってしぶしぶ自由を守ると約束するが、レーマン人が攻めてくると武器をとろうとしなかったこと、それに対してモロナイが怒り、彼らの高慢さをくじいたこと、レーマン人の大軍を率いたアマリキヤがニーファイ人の多くの町を占領したこと、テアンクムが立ちはだかり、アマリキヤを殺したことが記されている。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書51章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のアルマ書51章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
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モルモン書・アルマ書51章の要約と感想

モルモン書のアルマ書51章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
アルマ書51章のオンライン版はここをクリック
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王政党と自由党の争いが起きる

ニーファイ人の中に、自由政体を廃して王政を復活させようとする人たちが現れた。上流の生まれて自分が王になろうとしていた人たちと、民を治める権力と権能を得ようとした者たちが集まって王政党と名乗った。
彼らは、法律の条項を変えてほしいと大さばきつかさであるパホーランに願ったが、パホーランは耳を傾けなかった。
王政党の人たちはパホーランを大さばきつかさから解任したいとして論争を始めた。

自由政体によって自分たちの権利と特権を守ることを誓ったひとたちは自由党と名乗り、パホーランに引き続き大さばきつかさでいてもらいたいと願った。

この争いは、投票によって解決することになり、自由党が勝ったので、パホーランは引き続き大さばきつかさの職にとどまり、自由を願う人たちにおおきな喜びとなった。
王政党のひとたちはあえて反対せず仕方なしに自由の大義を守ることになった。

※モーサヤ王が民に語ったことを覚えている民は、高慢でふさわしくない王を持つことの危険性を知っているので、さばきつかさの統治を支持した。
※すこしでも平和が続くと、民の中に富や権力を求める人たちが現れて不和が生じる。
※ニーファイ人のさが

(1-8節)

司令長官モロナイは王政党の人たちを怒る

ニーファイ人の中に論争があり、不安定になっていたころ、アマリキヤがレーマン人をあおってニーファイ人に反感を抱かせ、兵を集め、戦争の準備をしていた。
(9-12節)

王政党の人たちは、大さばきつかさと自由を願う人たちをひどく怒っていたので、アマリキヤが兵を引き連れてニーファイ人にむかって進軍した時に、内心喜び、武器を取ることを拒んだ。
司令長官モロナイは、自分たち兵士がニーファイ人を守るために精一杯努めてきたにも拘わらず、王政党の人たちがかたくなであることを非常に怒った。
司令長官モロナイは、民の声を受け、パホーランに、離反者を強制的に国を守るための戦いに従わせる権力と従わないときは処刑する権力を自分に与えてほしいと願って認められた。

司令長官モロナイの望みは、民の中の争いと不和をなくし、滅亡の原因を取り除くことであった。
モロナイは兵に、王政党の者たちの高慢と特権意識を打倒すか、武器をとって自由の大義をまもらせるように命じた。
王政党に加わった離反者のうち4千人は切り倒された。切り倒されなかった指導者は牢に入れられた。
自由の旗に従うことを選んだ離反者たちは仕方なく自由の旗を掲げ、国を守るために武器を取った。

アルマ書51章
21)このようにして,モロナイは王政党の者たちを滅ぼし,王政党という名で知られる者はだれ一人いなくなった。また,このようにして彼は,高貴な血統の出であると主張した者たちの強情と高慢をくじいた。そして彼らは,同胞のように謙遜になり,奴隷とならないために勇敢に戦うようになった。

※自分の国が滅ぼされようとするときに、自分たちのことだけを考えて、敵の攻撃に加担しようとする人たちがいる。
※国が滅んだあと、敵と仲間になろうとしているようだ。
※アマリキヤもニーファイ人の王になろうとしていた。王政党もそうである。
※権力と富の誘惑に負けることの悪影響は大きい。

(13-21節)

アマリキヤは多くの町を占領し、テアンクムと対峙した

ニーファイ人が内紛を鎮めている間に、アマリキヤの悪知恵と無数のレーマン人の兵たちは、ニーファイ人の海岸に近い東の国境の町ととりでを占領した。
これらの砦は、もともとモロナイの方法で堅固に固められたいたものであった。
その後、アマリキヤたちは多くのニーファイ人を追い払い、殺しながらバウンティフルの地とその北方の地を占領しようと進軍した。

ニーファイ人の連隊長であるテアンクムとその軍がアマリキヤたちの大軍の前に立ちはだかり、多くのレーマン人を殺した。
夜になり、両軍の兵士が疲れて眠っている間に、テアンクムはアマリキヤの天幕に忍び込み、投げやりでアマリキヤを殺した。
テアンクムは自分の宿営に戻り、部下たちを起こして、自分のしてきたことを告げ、レーマン人の襲撃に備えさせた。

※アマリキヤはすべてを手に入れようとしたが、死により終わりを迎えた。
※アマリキヤは霊界で神さまとの約束を思い出し、自分の力を誤った方法で使ったことを思い返し、苦しみ続けているだろう。
※悪魔は自分に従う者を最終的には幸福にせず、見捨てるのである。

おまけ

20代のころに書いたメモ

国内が王政党と自由党に分裂した。
 王政党
  自分が王になりたい、利益を得たい
  国法を変更したい、と願ったがペホーランは受け入れないので、怒る。

 自由党
  自由政体を守り、権利、宗教を守る。

 民の投票により、自由党が勝って王政党は沈黙した。
 王政党の人々は、しぶしぶ自由主義を守る。

アマリキヤが大軍を率いてゼラヘムラへ進軍してきた。
 王政党の人々は、武器を取ることを拒む。
  自由党を憎んでいる。

 モロナイはニーファイ人の中に不和があると負けると知っているので
  国内を一致させることを第一のこととした。
  国民により与えられた権力により王政党をほろぼした。
  国民はみな戦いに出た。

アマリキヤはモロナイの準備(不和のため遅れた)が整うより早く、多くの都市を占領した。
 テアンクムの軍はアマリキヤの軍に勝って海岸の方まで追撃した。
 夜、皆が昼の疲れでぐっすり休んでいる時、テアンクムはアマリキヤの陣営に入ってアマリキヤを殺した。
 (アルマ62:35)

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ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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