こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書51章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・アルマ書51章の要約と感想
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王政党と自由党の争いが起きる
ニーファイ人の中に、自由政体を廃して王政を復活させようとする人たちが現れた。上流の生まれて自分が王になろうとしていた人たちと、民を治める権力と権能を得ようとした者たちが集まって王政党と名乗った。
彼らは、法律の条項を変えてほしいと大さばきつかさであるパホーランに願ったが、パホーランは耳を傾けなかった。
王政党の人たちはパホーランを大さばきつかさから解任したいとして論争を始めた。
自由政体によって自分たちの権利と特権を守ることを誓ったひとたちは自由党と名乗り、パホーランに引き続き大さばきつかさでいてもらいたいと願った。
この争いは、投票によって解決することになり、自由党が勝ったので、パホーランは引き続き大さばきつかさの職にとどまり、自由を願う人たちにおおきな喜びとなった。
王政党のひとたちはあえて反対せず仕方なしに自由の大義を守ることになった。
※すこしでも平和が続くと、民の中に富や権力を求める人たちが現れて不和が生じる。
※ニーファイ人のさが
(1-8節)
司令長官モロナイは王政党の人たちを怒る
ニーファイ人の中に論争があり、不安定になっていたころ、アマリキヤがレーマン人をあおってニーファイ人に反感を抱かせ、兵を集め、戦争の準備をしていた。
(9-12節)
王政党の人たちは、大さばきつかさと自由を願う人たちをひどく怒っていたので、アマリキヤが兵を引き連れてニーファイ人にむかって進軍した時に、内心喜び、武器を取ることを拒んだ。
司令長官モロナイは、自分たち兵士がニーファイ人を守るために精一杯努めてきたにも拘わらず、王政党の人たちがかたくなであることを非常に怒った。
司令長官モロナイは、民の声を受け、パホーランに、離反者を強制的に国を守るための戦いに従わせる権力と従わないときは処刑する権力を自分に与えてほしいと願って認められた。
司令長官モロナイの望みは、民の中の争いと不和をなくし、滅亡の原因を取り除くことであった。
モロナイは兵に、王政党の者たちの高慢と特権意識を打倒すか、武器をとって自由の大義をまもらせるように命じた。
王政党に加わった離反者のうち4千人は切り倒された。切り倒されなかった指導者は牢に入れられた。
自由の旗に従うことを選んだ離反者たちは仕方なく自由の旗を掲げ、国を守るために武器を取った。
アルマ書51章
21)このようにして,モロナイは王政党の者たちを滅ぼし,王政党という名で知られる者はだれ一人いなくなった。また,このようにして彼は,高貴な血統の出であると主張した者たちの強情と高慢をくじいた。そして彼らは,同胞のように謙遜になり,奴隷とならないために勇敢に戦うようになった。
※国が滅んだあと、敵と仲間になろうとしているようだ。
※アマリキヤもニーファイ人の王になろうとしていた。王政党もそうである。
※権力と富の誘惑に負けることの悪影響は大きい。
(13-21節)
アマリキヤは多くの町を占領し、テアンクムと対峙した
ニーファイ人が内紛を鎮めている間に、アマリキヤの悪知恵と無数のレーマン人の兵たちは、ニーファイ人の海岸に近い東の国境の町ととりでを占領した。
これらの砦は、もともとモロナイの方法で堅固に固められたいたものであった。
その後、アマリキヤたちは多くのニーファイ人を追い払い、殺しながらバウンティフルの地とその北方の地を占領しようと進軍した。
ニーファイ人の連隊長であるテアンクムとその軍がアマリキヤたちの大軍の前に立ちはだかり、多くのレーマン人を殺した。
夜になり、両軍の兵士が疲れて眠っている間に、テアンクムはアマリキヤの天幕に忍び込み、投げやりでアマリキヤを殺した。
テアンクムは自分の宿営に戻り、部下たちを起こして、自分のしてきたことを告げ、レーマン人の襲撃に備えさせた。
※アマリキヤは霊界で神さまとの約束を思い出し、自分の力を誤った方法で使ったことを思い返し、苦しみ続けているだろう。
※悪魔は自分に従う者を最終的には幸福にせず、見捨てるのである。
おまけ
国内が王政党と自由党に分裂した。
王政党
自分が王になりたい、利益を得たい
国法を変更したい、と願ったがペホーランは受け入れないので、怒る。
自由党
自由政体を守り、権利、宗教を守る。
民の投票により、自由党が勝って王政党は沈黙した。
王政党の人々は、しぶしぶ自由主義を守る。
アマリキヤが大軍を率いてゼラヘムラへ進軍してきた。
王政党の人々は、武器を取ることを拒む。
自由党を憎んでいる。
モロナイはニーファイ人の中に不和があると負けると知っているので
国内を一致させることを第一のこととした。
国民により与えられた権力により王政党をほろぼした。
国民はみな戦いに出た。
アマリキヤはモロナイの準備(不和のため遅れた)が整うより早く、多くの都市を占領した。
テアンクムの軍はアマリキヤの軍に勝って海岸の方まで追撃した。
夜、皆が昼の疲れでぐっすり休んでいる時、テアンクムはアマリキヤの陣営に入ってアマリキヤを殺した。
(アルマ62:35)