こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書52章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・アルマ書52章の要約と感想
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アモロンがレーマン人の王となる
アマリキヤの弟アモロンが兄の跡を継いでレーマン人の王となった。
レーマン人は北方の地へ進軍する企てを捨て、全軍がミュレクの町へ退き、ニーファイ人から奪い取った町を守り通すために砦にこもった。
アモロンはゼラヘムラの地を去って大勢の兵を集め、西の海に近い境の地でニーファイ人と戦うために軍隊を進めた。
アモロンは、東と西でニーファイ人を攻め、ニーファイ人の地を占領しようとしていた。
ミュレクの町を守るレーマン人の指揮官ヤコブは、ニーファイ人から平原で戦おうと求めを受けたが、応じず、砦に立てこもっていた。
自分たちは正しいと思っているのかもしれないが、ただ使われているだけなのかもしれない。
(1-4,12-13,20節)
テアンクムの働き
アマリキヤが死んだあともレーマン人が奪い取った町と土地を守り通そうと決意していることと、レーマン人の兵の数がおびただしいのを知って、テアンクムは砦にこもっているレーマン人を攻撃するのは得策ではないと判断した。
テアンクムは戦う準備をしているように兵を近くにとどめておきながら、方々に防壁を築き,身を隠す場所を用意して,レーマン人の来襲を防ぐ準備を進めた。
司令長官モロナイは、西を守る必要があり、東を守るテアンクムのところには行けなかった。
司令長官モロナイからは、捕虜を全員そのままにとらえておくこと、レーマン人が四方からニーファイ人を攻めることの無いように、バウンティフルの地の防備を固めること、奪い取られた町、特にミュレクの町を取り返すように、ほかの町を守るように、と求めを受けていた。
テアンクムはニーファイ人を守りたいだけである。
(5-11節、14-17節)
ミュレクの町を取り返す
司令長官モロナイがテアンクムと合流し、多くの連隊長とともにミュレクの町を取り返す方法を協議した。
レーマン人が平原で戦いを交える求めに応じなかったので、対等の条件で戦いを交える望みを失い、策を用いてレーマン人をとりでから誘い出すことにした。
テアンクムが少数の兵を連れて海岸の近くを下っていく様子をみて、兵の数が少ないので自分たちが勝てると考えたレーマン人の指揮官ヤコブは多数の兵を連れてテアンクムを追いかけた。
テアンクムと兵は北の方へ逃げ、レーマン人の兵は逃げるテアンクムたちを追いかけた。
モロナイは自分の兵の一部にミュレクの町を占領させた。その際に、すなわち武器を引き渡そうとしないすべての者を殺した。
モロナイ自身は、テアンクムを追いかけたヤコブたちレーマン人の兵が戻ってくるところを攻めるために出ていった。
テアンクムたちはバウンティフルの町の近くまで逃げ、バウンティフルを守っていたリーハイと兵が、ヤコブたちレーマン人の兵に向かった。
ヤコブたちレーマン人の連隊長たちは、自分たちが長い行軍で疲れているのに対して、リーハイの兵は元気であったので、自分たちがミュレクの町に戻る前にリーハイの兵に追いつかれると思って、大慌てで逃げ出した。
リーハイと兵はモロナイの兵に出会うまで、レーマン人の兵に追いつこうとはせず、ついに、レーマン人の兵は、リーハイの兵とモロナイの兵に囲まれた。
モロナイは、レーマン人の兵が武器を引き渡すまで攻撃を続けさせた。
ヤコブはゾーラム人であり、モロナイの兵を殺してミュレクの町へ帰ろうと、レーマン人を率いて猛烈な戦いを仕掛けてきた。
モロナイの兵の方が強かったので、レーマン人に道を譲らなかった。
双方に多数の死者が出て、モロナイも負傷し、ヤコブは死んだ。
リーハイと兵は、レーマン人の後方を攻め、後方のレーマン人は武器を引き渡した。残りの者はうろたえ始めた。
モロナイはレーマン人の残りの者がうろたえているのを見て、武器を引き渡すなら、血を流すのをやめる、と告げた。
レーマン人の生き残った連隊長たちは、武器を引き渡し、兵にも同じようにするように命じた。
そうすることを望まないレーマン人たちは、捕らえられて武器を取り上げられ、ほかの仲間とともにバウンテフルへ連れていかれた。
アルマ書52章
40)捕らえられた捕虜の人数は,殺された者の数よりも,まことに両軍の殺された者の数よりも多かった。
(18-19節、21-40節)
おまけ
レーマン人の軍
アマリキヤの死を知り、テアンクムの軍がすでに戦いの用意をしているのを見て、ミレク市へ退き、たてこもった。
アマリキヤの兄弟、アモロンが王となり、占領地を固く守らせた。
モロナイ
戦いの会議を開いて策を話し合った。(モロナイ、テアンクム、連隊長)
ミュレク市を取り返す。
策は一つではない。
策によってヤコブの軍をミュレクから誘い出し、ミュレク市を取り戻した。
ヤコブの軍は負けた。
武器を引き渡した者は命を助けられて、虜となった。(死者より多い)