モルモン書・アルマ書53章の要約と感想

モルモン書・アルマ書53章には、モロナイが東の町を守るために留守にしている間に西の町が占領されたこと、それはニーファイ人の中で陰謀と不和が発生したために起きたこと、アンモンの民がニーファイ人を守ろうと、かつて立てた誓いを破って武器を取ろうとしたときに、その息子たちがニーファイ人を命を懸けて守るという誓いを立てたことが記されている。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書53章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のアルマ書53章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

モルモン書・アルマ書53章の要約と感想

モルモン書のアルマ書53章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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レーマン人の捕虜を働かせる

働いている間に見張ることは容易であったので、ニーファイ人はレーマン人の捕虜を働かせた。

  • レーマン人とニーファイ人の死体を葬らせる。
  • バウンテフルの町を強固な防壁で囲ませる。
    • 周りに堀を築かせる。
    • 堀の内側の土手の上に木材で胸壁を築かせ、その上に堀から上げた土を盛らせる。
  • バウンテフルの町の中で捕虜を見張った。
※レーマン人を捕虜としたのは、レーマン人の捕虜となったニーファイ人と交換するため。
モロナイは自分の兵のすべてを捕虜の見張りとしておくことはできなかったので、少ない人数で見張るために捕虜を働かせ、彼らに町の防備を固めさせた。
ここでもモロナイの知恵が発揮されている。

(1-6節)

モロナイが留守の間に西の海に近い町が占領された

モロナイが西の地方に軍隊を整備して、東の戦いに参加し、次の戦いに備え、飢饉と苦悩から民を守り、兵糧の備えをしていた。

ニーファイ人の中に陰謀が企てられ、不和が生じたので、モロナイが不在になった西の地方でレーマン人が多数の町を占領した。
ニーファイ人は、レーマン人に攻められ、国が危うい時に、権力と富を求めて不和を起こす人たちがいる危機的な状況であった。

※ニーファイ人の中では、自分たちの国が攻められているときに、陰謀を企て不和を生じさせる事件が起きることが繰り返されている。
権力と富の誘惑、高慢の問題が常に。

(7-9節)

アンモンの民の2千人の勇士

元々レーマン人であり、モーサヤ王の息子たちの伝道によって改心し、今はニーファイ人に守られているアンモンの民は、自分たちのためにニーファイ人が危険に遭い、多くの苦難と艱難を負っているのを見て申し訳なく思い,自分たちの国を守るために武器を取りたいと願った。

ヒラマンやその同僚たちの説得を受けて、神さまとの誓いを守り通すことにしたので、誓いを立てたすべての人は,当時の危うい状況の中で彼らの同胞が何とか苦難を切り抜けるのを見ているほかなかった。

武器を取って敵を防ぐことはしないという誓いをまだ立てていない、彼らの息子たちが集まり、自分たちをニーファイ人と呼び、自分たちの命を捨ててでも国を守るという誓いを立て、自分たちの自由を決して放棄することなく,ニーファイ人と自分たちが奴隷の状態に陥らないようにするために,どのような場合でも戦うと誓った。

この2千人の若者はヒラマンが自分たちの指揮官になることを願った。
ヒラマンは西の海に近い人々を支援するために彼らを率いていった。

アルマ書53章
20)彼らは皆,青年であって,非常に勇敢であり,体力と活力がみなぎっていた。しかも見よ,それだけではなく,彼らは託されたことは何であろうと,いつでも誠実に果たす者たちであった。
21)まことに彼らは神の戒めを守り,神の前をまっすぐに歩むように教えられていたので,誠実でまじめな者たちであった。

※ニーファイ人が危うい時に神さまは救いの手を伸ばされた。
アンモンの民は悔い改めたレーマン人を受け入れ、信仰深い子どもたちを育て、この子たちがニーファイ人の危機を救い、戦いを勝利に導く。
父母は自分たちがレーマン人の言い伝えを捨て、ニーファイ人の信仰に入ったことで、レーマン人から命を奪われるようになったことを知っている。
子どもたちは、父母やニーファイ人の自由を守るため、自分たちで新たな誓いをたてた。
神さまとの誓いを守るとき神さまは助けてくださる。

(10-23節)

アンモンの民は武器を取ることを拒む

モルモン書のアルマ書24章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があり[…]

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アンモンの民はジェルションの地に住む

モルモン書のアルマ書27章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があり[…]

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アルマ書56章
7)しかし,第二十六年に,彼らはわたしたちが彼らのために苦難と艱難に陥っているのを見て,わたしたちを援護するために,彼らが以前に交わした聖約を破って武器を取ろうとしました。

民数記30章
2)もし人が主に誓願をかけ、またはその身に物断ちをしようと誓いをするならば、その言葉を破ってはならない。口で言ったとおりにすべて行わなければならない。

アルマ書56章
47 彼らはまだ一度も戦ったことがありませんでしたが,死を恐れませんでした。そして彼らは,自分の命よりも父親たちの自由のことを考えていました。彼らは母親から,疑わなければ神が救ってくださると教わっていたのです。

おまけ

20代のころに書いたメモ

モロナイがミュレク市の方にいる間に、
 別の所でニーファイ人が謀叛を起こし(こんな時に自分の利益を求める者がいる)、
 それに乗じてレーマン人がその地を占領した。
 自分たちの悪事と紛争と陰謀とのために負ける。

アンモンの民
 ニーファイ人の戦いを見て助けたいと思った。
 ヒラマンは彼等が武器を取ることを止めた。
  兵は必要だが、誓約はもっと大切。

 苦しむ。
 二千人の勇士が戦いに出る。
  ヒラマンに司令官になるよう頼む。
  ヒラマンを完全に支持している。

モルモン書・アルマ書53章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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