こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書54章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・アルマ書54章の要約と感想
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アモロンから捕虜の交換を要求されたモロナイの対応
元々ニーファイ人、ゾーラム人であり、今はレーマン人の王となったアモロンから、捕虜の交換を求める書簡が、ニーファイ人の司令長官モロナイのもとに届く。
モロナイは、捕虜のレーマン人に与えている食料を自分の民のために使いたいと思い、捕虜となったニーファイ人を返してもらって自分の軍隊を増強したいと思っている。
レーマン人は町を占領したので、ニーファイ人の男だけではなく女や子どもも捕虜としていた。
ニーファイ人は、戦いでとらえた兵士、レーマン人の男だけを捕虜としていた。
1対1の交換では全員を解放することはできない。
そこでモロナイは策を講じた。
アモロンに手紙を書いて、悔い改めて、ニーファイ人を奴隷にするという残忍なもくろみを捨て、レーマン人を撤退させることを求めた。
そうしなければ、神さまの正義と神さまの激しい怒りの剣がアモロンに降り、完全な滅亡を被る、と伝えた。
また、一人の捕虜に対して、男一人とその妻とその子どもたちを引き渡すという条件に同意すれば交換する、とも伝えた。
そうしなければ、軍隊を率いて攻め、レーマン人をニーファイの地(ニーファイ人の最初の受け継ぎの地であり、現在レーマン人の所有となっている地)に追い返す。
そして、ニーファイ人の防衛を超えて、アモロンたちやレーマン人を滅ぼし、最初の受け継ぎの地(ニーファイの地)を取り返すと告げた。
そこにはもっと深い意味があるのだろう。
アモロンは自分に非があると感じたためか、レーマン人男一人に対して、ニーファイの男と妻と子どもたちを開放すると約束した。
結果として捕虜を交換することなく、捕らえられていたニーファイを開放することになる。
(1-14節)
アモロンの反応
アモロンは、ニーファイ人(テアンクム)に殺された兄アマリキヤの血の報復をするつもりである。
モロナイの脅迫を恐れず、軍隊を率いてニーファイ人を攻める。
この戦争は、ニーファイ人の先祖がレーマン人の先祖から奪った統治権を取り返すためのものである。
ニーファイ人がレーマン人の統治に服する(奴隷になる)なら、我々も武器を捨てて戦争をしない。
そうでなければ、捕虜の交換はするが、ニーファイ人が滅ぶまで戦争を続ける。
モロナイが、我々が拒んだという神さまのことは知らないし、モロナイにもわかるはずがない。
神さまがいるとすれば、ニーファイ人だけではなく、我々も造ったことになる。
また、地獄があるなら、兄アマリキヤを殺し、兄アマリキヤはそこにいる、と言うニーファイ人たちも悪魔によってそこに送られ、兄アマリキヤとともにそこに住むことになるのではないか。
わたしアモロンは、ニーファイによって無理やりにエルサレムから連れ出されたゾーラムの子孫であり、今は勇敢なレーマン人である。
正しくは、神さまがニーファイを選んで治める者教える者とされたのである。
ゾーラムは自分で選択してリーハイの旅に加わり、ニーファイの親友となった。ゾーラム人はもともとニーファイ人であり、ゾーラムもその子どもたちも神さまの教えを受けていた。
しかし、数世代が過ぎた後、ゾーラム人の指導者は高慢になり、信仰をすてレーマン人と交わり、アマリキヤとその弟アモロンは権力を得ようとしてレーマン人と合流したのである。
(15-24節)
モルモン書・モーサヤ書10章では、再び、レーマン人がゼニフの民を襲い、ゼニフの民が神さまの力(信仰の力)で追い払う物語と、レーマン人がニーファイ人を憎む理由が記載されている。 最初の先祖の間違ったものの見方が言い伝えとなり、子孫に大き[…]
ニーファイ第一書2章
21)あなたの兄たちは,あなたに背くかぎり主の前から絶たれるであろう。
22)またあなたは,わたしの命令を守るかぎり,兄たちを治める者,教える者とされるであろう。
23)見よ,彼らがわたしに背くその日に,まことにわたしはひどいのろいをもって彼らをのろうであろう。また,あなたの子孫がわたしに背いた場合を除いて,彼らがあなたの子孫を支配する権力を得ることは決してないであろう。
ニーファイ第二書1章
30)さて,ゾーラムよ,わたしはあなたに告げる。見よ,あなたはラバンの僕であったが,エルサレムの地から連れて来られた。わたしはあなたが息子ニーファイにとって,とこしえに真の友であることを知っている。
31)したがって,あなたが忠実であったので,あなたの子孫はニーファイの子孫とともに祝福を受けて,長くこの地の面に住んで栄えるであろう。そしてあなたの子孫の中で罪悪が行われないかぎり,この地の面で栄えるのを損なったり阻害したりする者は,とこしえにないであろう。
32)それで,あなたがたが主の命令に従うならば,主はこの地を聖別し,あなたの子孫をわたしの息子の子孫とともに,安全に守ってくださるであろう。」
モルモン書のアルマ書35章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があり[…]
モルモン書のアルマ書46章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があり[…]
おまけ
モロナイとアモロンの手紙
モロナイ
神の正義と自分たちが守るために戦っていることを告げる。
アモロン
もともと、ニーファイ人である。十分に知っていながら背いている。
自己を正当化している。
リーハイの子孫の中で政権を持つのはレーマン人である、としい主張し、それを助けている、と言っている。
But
レーマン人の正当な子孫はアンモンの民である。
(王の一族は皆アンモンの民の中にいる。)
このとき、レーマン人を支配しているのは、ニーファイ人から別れていった者たち