こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書46章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・アルマ書46章の要約と感想
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一方で自分たちの信仰の自由を守るために熱心に神さまに助けを願い、民を守ろうとした人がいたことも記録されている。
反抗する者たちは同胞を殺そうと決意する
ヒラマンと同僚たちが神さまの御言葉を宣べ伝え、教会の祭司と教師を召したことで、豊かに富を持つ人たちが腹をたて、ヒラマンたちが宣べ伝えた言葉に心を留めようとしなくなった。
その人たちは同胞に対応するために集まり、ひどく怒って、同胞を殺そうと決意した。
アマリキヤはその人たちの首謀者であり、大きな強い男であった。
アマリキヤは王になることを望み、怒りを抱いた人たちもアマリキヤが王になることを望んだ。
彼らの大半は下級さばきつかさで権力を得ようとしており、アマリキヤは自分を支持するなら彼らを民の指導者にしようと言った。
ヒラマンと同僚たちが教えを説き、配慮をしていたが、彼らはアマリキヤに惑わされて教会から離反してしまった。
アルマ書46章
8)以上のことから,人の子らが主なる神を忘れるのがどれほど早く,また罪悪を行うことや悪しき者に惑わされることがどれほど早いかが分かる。
9)さらに,一人の非常に悪い人間が,人の子らの中に大きな悪事を引き起こす原因になることがあるということも分かる。
10)また,わたしたちの知っているように,アマリキヤは狡猾な策略に通じた男であり,多くのへつらいの言葉に長じた男であったので,多くの人の心を惑わして悪いことを行わせ,また神の教会を滅ぼさせようとし,さらに神がニーファイ人に与えられた自由の基,すなわち神が義人のために地の面に送られた祝福である自由の基を損なわせようとした。
富を持つこと自体は罪ではない。権力を持つこと自体は罪ではない。
人よりも多くを得たい、という誘惑に陥り、神さまや人を愛するよりも富や権力を愛するようになるとき、罪が入り込み、その人が大きな才能があると、影響が大きくなる。
そのようなものが指導者になるとき、民は苦しむ。
「むさぼってはならない」。人が得ているものを奪おうとしてはならない。
かえって、人に与えるようになるよう望まれている。
(1-10節)
モロナイは自由を守るために立ち上がった
総司令官、司令長官モロナイは、離反を聞き、アマリキヤを怒った。
モロナイは「自分の背きによって自分の身に災いを招くまでは,決して神さまはわたしたちが踏みにじられ,滅ぼされるのをお許しにならない。」と言った。
モロナイは民に、「神から祝福を頂けるように,自分たちの権利と宗教を守るという聖約を交わそうではないか。」と大声で呼びかけ、人々は武具を身に着けて走ってきて聖約を交わした。
その聖約は、律法に背いてキリストの名を受けるのを恥とするならば、主が自分たちを裂かれてもよいということであった。
モロナイは民に、「ヤコブの子孫の残りの者、ヨセフの子孫の残りの者であるので、神さまの戒めを守るのを忘れないようにしよう。さもなければ、衣を裂かれ、牢に入れられ、売られ、殺されるであろう。」と言った。
先祖ヤコブは息子ヨセフの衣の切れ端が保存され朽ちていないのを見て、「息子ヨセフの子孫の一部は神さまの御手によって守られ、神さまご自身のみもとに受け入れられる、ほかの者は滅びてしまう。悲しいことだが、神さまのみもとに受け入れられる子孫もいるので、息子のために喜ぶ」と言った。
モロナイは、「滅びてしまうヨセフの子孫とはわたしたちから離反した者たちではないだろうか、わたしたちもキリストの信仰を失えばそうなるだろう」と言い、アマリキヤとその仲間に立ち向かって自分たちの自由を守りたいと望むすべての人を集めた。
それを脅かすものを取り除くために戦った。
モロナイが最も恐れ、嫌ったのはニーファイ人の中の謀反。
謀反を起こした人はニーファイ人を攻めるようにレーマン人をそそのかし、どちらの民にも大きな損害を与えるから。
(11-28節)
ニーファイ第二書1章
7)したがって,この地は主が連れて来られる者のために聖別されている。もしこの人々が主から与えられた戒めに従って主に仕えるならば,ここは彼らにとって自由の地となり,彼らは決して囚われの身に陥ることがないであろう。もし囚われの身に陥るならば,それは罪悪のためである。罪悪がはびこるとき,地は罪悪を犯す人々のためにのろわれるが,義人のためにはとこしえに祝福されるからである。
モーサヤ書29章
32)さて,わたしはもう二度とこの不平等がこの地に,特にわたしのこの民の中にないことを願っている。この地が自由の地となり,わたしたちがこの地に住んでこれを受け継ぐことを,主が御心にかなうと見なしてくださるかぎり,またわたしたちの子孫が一人でもこの地の面に残っているかぎり,すべての人が権利と特権を等しく享受できることを,わたしは願っている。」
アマリキヤは仲間とともに逃げた
アマリキヤは自分の仲間よりもモロナイの兵士の方が数が多いのを見、自分の仲間が自分たちの正当性に疑いを抱いているのを知り、自分の目的が達せられなくなるのを恐れて、行くことを望んだ者たちを連れてニーファイの地(レーマン人の居住地)へ向かった。
モロナイは、アマリキヤが自分の目的を達成するために、レーマン人を扇動してニーファイ人を攻めるようになることを知っていたので、アマリキヤがレーマン人と合流するのを阻むか、捕らえて連れ戻し、アマリキヤを殺そうと考え、自分の軍隊を率いて荒野に進軍し、アマリキヤの軍隊の前に立ちはだかった。
アマリキヤは少数の兵とともに逃げ、残りの兵はモロナイの手に引き渡されてゼラヘムラに連れ戻された。
仲間が自分たちの正当性を疑ったとき説得によらず、疑いをもって進んで同行しない人とは別れることを選んだ。
アマリキヤの周りにはアマリキヤを心から信奉し、一心同体で動くような人だけが残った。
このあとアマリキヤはレーマン人を扇動しニーファイ人を攻めるように仕向ける。
アマリキヤの欲のために多くの人が犠牲になる。
神さまはなぜこのようなことを許されるのだろうか。
たしかに、一方では多くの人が神さまの道に入るようにもなるのだが。
(29-34節)
再び平和が保つようになった
モロナイは、連れ戻されたアマリキヤの仲間のうち、自由の大義を支持する誓いを立てない者をすべて殺させたが、その数はごくわずかであった。
モロナイは、ニーファイ人が所有していた全地にあるすべての塔の上に自由の旗を掲げさせた。
ヒラマンと大祭司たちも教会内の秩序を保ち、教会の中には大いに平安と喜びがあった。
キリストを信じながら死んだ人々は,贖われることを固く信じていたので,喜びながらこの世を去り、キリストにあって幸いを得ていると確信できる。
よく熱病が起こったが、神さまが用意してくださった草根木皮のおかげで死を免れる人が多かった。
(35-41節)
モロナイ書7章
3)そこでわたしは,教会に属しているあなたがた,すなわち,今から後,天で主とともに安息を得るときまで,キリストに穏やかに従い,主の安息に入れるという十分な望みを得ているあなたがたに,話したいと思う。
ヨハネの黙示録14章
13)またわたしは、天からの声がこう言うのを聞いた、「書きしるせ、『今から後、主にあって死ぬ死人はさいわいである』」。御霊も言う、「しかり、彼らはその労苦を解かれて休み、そのわざは彼らについていく」。