モルモン書・アルマ書52章の要約と感想

モルモン書・アルマ書52章には、アマリキヤの跡を継いだアモロンがレーマン人の全軍をミュレクの町の砦にこもらせたこと、西の海に近い地でもニーファイ人を攻めたこと、モロナイとテアンクムが守りを固めつつ、連隊長たちとたてた策によってミュレクの町を取り返したことが記載されている。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書52章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のアルマ書52章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
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モルモン書・アルマ書52章の要約と感想

モルモン書のアルマ書52章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
アルマ書52章のオンライン版はここをクリック
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アモロンがレーマン人の王となる

アマリキヤの弟アモロンが兄の跡を継いでレーマン人の王となった。
レーマン人は北方の地へ進軍する企てを捨て、全軍がミュレクの町へ退き、ニーファイ人から奪い取った町を守り通すために砦にこもった。
アモロンはゼラヘムラの地を去って大勢の兵を集め、西の海に近い境の地でニーファイ人と戦うために軍隊を進めた。
アモロンは、東と西でニーファイ人を攻め、ニーファイ人の地を占領しようとしていた。
ミュレクの町を守るレーマン人の指揮官ヤコブは、ニーファイ人から平原で戦おうと求めを受けたが、応じず、砦に立てこもっていた。

※富や権力を得ようとしてニーファイから離反した者たちは、レーマン人と交わるだけでは納まらず、ニーファイ人を攻め、奴隷にしようとする。
自分たちは正しいと思っているのかもしれないが、ただ使われているだけなのかもしれない。

(1-4,12-13,20節)

テアンクムの働き

アマリキヤが死んだあともレーマン人が奪い取った町と土地を守り通そうと決意していることと、レーマン人の兵の数がおびただしいのを知って、テアンクムは砦にこもっているレーマン人を攻撃するのは得策ではないと判断した。
テアンクムは戦う準備をしているように兵を近くにとどめておきながら、方々に防壁を築き,身を隠す場所を用意して,レーマン人の来襲を防ぐ準備を進めた。

司令長官モロナイは、西を守る必要があり、東を守るテアンクムのところには行けなかった。
司令長官モロナイからは、捕虜を全員そのままにとらえておくこと、レーマン人が四方からニーファイ人を攻めることの無いように、バウンティフルの地の防備を固めること、奪い取られた町、特にミュレクの町を取り返すように、ほかの町を守るように、と求めを受けていた。

※テアンクムとその兵は孤軍奮闘でニーファイ人を守るために、レーマン人の大軍と対峙し、奪われた町を取り返し、それ以上に奪われないように熱心に働いた。
テアンクムはニーファイ人を守りたいだけである。

(5-11節、14-17節)

ミュレクの町を取り返す

司令長官モロナイがテアンクムと合流し、多くの連隊長とともにミュレクの町を取り返す方法を協議した。
レーマン人が平原で戦いを交える求めに応じなかったので、対等の条件で戦いを交える望みを失い、策を用いてレーマン人をとりでから誘い出すことにした。

テアンクムが少数の兵を連れて海岸の近くを下っていく様子をみて、兵の数が少ないので自分たちが勝てると考えたレーマン人の指揮官ヤコブは多数の兵を連れてテアンクムを追いかけた。
テアンクムと兵は北の方へ逃げ、レーマン人の兵は逃げるテアンクムたちを追いかけた。

モロナイは自分の兵の一部にミュレクの町を占領させた。その際に、すなわち武器を引き渡そうとしないすべての者を殺した。
モロナイ自身は、テアンクムを追いかけたヤコブたちレーマン人の兵が戻ってくるところを攻めるために出ていった。

テアンクムたちはバウンティフルの町の近くまで逃げ、バウンティフルを守っていたリーハイと兵が、ヤコブたちレーマン人の兵に向かった。

ヤコブたちレーマン人の連隊長たちは、自分たちが長い行軍で疲れているのに対して、リーハイの兵は元気であったので、自分たちがミュレクの町に戻る前にリーハイの兵に追いつかれると思って、大慌てで逃げ出した。

リーハイと兵はモロナイの兵に出会うまで、レーマン人の兵に追いつこうとはせず、ついに、レーマン人の兵は、リーハイの兵とモロナイの兵に囲まれた。

モロナイは、レーマン人の兵が武器を引き渡すまで攻撃を続けさせた。
ヤコブはゾーラム人であり、モロナイの兵を殺してミュレクの町へ帰ろうと、レーマン人を率いて猛烈な戦いを仕掛けてきた。
モロナイの兵の方が強かったので、レーマン人に道を譲らなかった。
双方に多数の死者が出て、モロナイも負傷し、ヤコブは死んだ。

リーハイと兵は、レーマン人の後方を攻め、後方のレーマン人は武器を引き渡した。残りの者はうろたえ始めた。
モロナイはレーマン人の残りの者がうろたえているのを見て、武器を引き渡すなら、血を流すのをやめる、と告げた。

レーマン人の生き残った連隊長たちは、武器を引き渡し、兵にも同じようにするように命じた。
そうすることを望まないレーマン人たちは、捕らえられて武器を取り上げられ、ほかの仲間とともにバウンテフルへ連れていかれた。

アルマ書52章
40)捕らえられた捕虜の人数は,殺された者の数よりも,まことに両軍の殺された者の数よりも多かった。

※司令長官モロナイもテアンクムもリーハイもほかの兵士たちも、レーマン人が攻めてこなければ戦おうとはしない。武器を捨てさえすれば戦いをやめる。自分たちの自由を守りたいだけである。そのために熱心に働いている。

(18-19節、21-40節)

おまけ

20代のころに書いたメモ

レーマン人の軍
 アマリキヤの死を知り、テアンクムの軍がすでに戦いの用意をしているのを見て、ミレク市へ退き、たてこもった。
 アマリキヤの兄弟、アモロンが王となり、占領地を固く守らせた。

モロナイ
 戦いの会議を開いて策を話し合った。(モロナイ、テアンクム、連隊長)
  ミュレク市を取り返す。
  策は一つではない。
 策によってヤコブの軍をミュレクから誘い出し、ミュレク市を取り戻した。
  ヤコブの軍は負けた。
  武器を引き渡した者は命を助けられて、虜となった。(死者より多い)

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ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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