モルモン書・ヒラマン書3章の要約と感想

モルモン書のヒラマン書3章には、ニーファイ人の中に不和、騒動、内戦があったり、鎮まったりを繰り返していることが記されている。
北方の地へ移りする人々が多くいること、高慢な人たちによって謙遜な人たちが迫害にあうこと、神さまの教えに従う人たちが祝福を受け、教会が発展すること。ガデアントン団が広まること。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のヒラマン書3章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のヒラマン書3章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
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モルモン書・ヒラマン書3章の要約と感想

モルモン書のヒラマン書3章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
ヒラマン書3章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

さばきつかさの統治

40年:パホーラン(2世)暗殺
41年:レーマン人との戦争
42年:ヒラマンが大さばきつかさ。ガデアントン団逃亡。
ヒラマン書3章
43年:高慢による不和と解決
46年:ひどい争いと離反、北方へ移住する人たち
47年:ひどい争い
48年:ひどい争い
49年:平和が確立。教会の発展。ガデアントン団が広まる。
51年:教会内に高慢が入り込む⇒迫害・苦難を受ける。
52年:教会内に高慢が入り込む⇒迫害・苦難を受ける。
53年:ヒラマンが死んでニーファイが引き継ぐ

ニーファイ人の争いのために北方に移住する人が増える

ニーファイ人の中に高慢による不和があったり、解決したり、ひどい騒動や内戦があったり、鎮まったりを繰り返す。

ひどい争いと不和と離反があったときに、ゼラヘムラを去り、北方の地へ行く人が大勢いた。
アンモンの民の多くも移り住んだ。
そこは、前に住んでいた人々の滅亡がひどかったので荒れ果てた地と呼ばれた。

その地には、樹木がほとんどなかったので、セメントの工事が上手になり、セメント造りの家を建てた。
南方の人々は北方の地に船で木材を送った。

(1-12節、17-19節、22節)

アルマ書22章
30)バウンティフルの地は,ニーファイ人がデソレションと名付けた地に接していた。そのデソレションの地ははるか北方にあって,かつて人々が住んでいたが今はもう滅びてしまい,前に述べたようにゼラヘムラの民がその人々の骨を発見した地である。またそこは,ゼラヘムラの民が最初に上陸した所でもある。
31)彼らはそこから南の荒れ野へ上って来た。このようにして,北方の地はデソレションと呼ばれ,南方の地は,あらゆる野生動物で満ちている荒れ野があったので,バウンティフルと呼ばれた。その野生動物の一部は,食べ物を求めて北方の地から来たものであった。

モーサヤ書8章
8)ところが彼らは,幾日もの間荒れ野の中で迷ってしまった。それでも彼らは熱心に探したので,ゼラヘムラの地は見つからなかったものの,またこの地に戻って来た。その間,彼らは多くの水のある地方を旅し,人間と獣の骨が辺り一帯に散乱しており,またあらゆる建物の廃虚が一面に散在している地を発見した。すなわち,イスラエルの大群ほどに数多くの人が住んでいた地を発見した。

ニーファイ人の沢山の記録

ニーファイ人の多くが民の詳細な記録を多く残している。
そこには、レーマン人のこと、ニーファイ人のこと、戦争と争いと不和,宣教と預言,海運と船の建造,神殿と会堂と聖堂の建設,義と悪,殺人と強盗と略奪,忌まわしい行い、みだらな行いが記されていて、
ニーファイ人が戒めに背き,殺され,略奪され,狩り出され,追い出され,虐殺され,地の面に散らされ,レーマン人と交じってもはやニーファイ人と呼ばれなくなり,邪悪で野蛮で残忍になり,レーマン人になってしまうまで,これらの記録はニーファイ人によって代々伝えられてきた。

(13-16節)

アルマ書45章
12)これは,彼らが不信仰になり,また闇の業と好色とすべての罪悪に陥るからである。わたしはあなたに言う。彼らが非常に大きな光と知識に対して罪を犯すからである。まことに,言っておくが,その日から第四世代の人々が全員世を去る前に,この大きな罪悪が起こるであろう。
13)その大いなる日が来ると,見よ,今いる者たち,今ニーファイの民の中に数えられている者たちの子孫がもはやニーファイの民の中に数えられない時がすぐに来る。
14)そのときに生き残って,大いなる恐るべき日に滅ぼされない者は,主の弟子と呼ばれる少数の者を除いて,皆レーマン人の中に数えられ,レーマン人のようになる。しかも,主の弟子と呼ばれる者たちもレーマン人に追われ,ついに彼らも絶えてしまう。罪悪のために,将来この預言は成就するであろう。」

ヒラマンのこと

大さばきつかさ兼総督になったヒラマンは神の掟と裁決と戒めを守るように努め、神の目から見て正しいことを行い、自分の父の道を歩んだので,この地で栄えた。
ヒラマンには二人の息子、ニーファイとリーハイがおり、成長して神さまの役に立つようになった。
(20-21節)

大半の地域に秘密結社があった

強盗のガデアントンは,人々が住んでいる地域の大半ですでにこの秘密結社を設けていた。
秘密結社は,政府の指導的な立場にある人々には知られていなかったので,駆逐されていなかった。
(23節)

教会の発展

秘密結社は存在したが、一方で、数千人・数万人が教会に加わり、悔い改めのバプテスマを受けるなどの大きな発展を遂げ、多くの祝福を受けた。

ヒラマン書3章
27)これによって分かるように,主は,真心から主の聖なる名を呼ぼうとするすべての人に憐れみをかけられる。
28)まことに,これによって分かるように,天の門はすべての人に,言い換えれば,神の御子イエス・キリストの名を信じようとする人々に開かれているのである。
29)まことに,望む者はだれでも,神の言葉を手に入れることができるということも,わたしたちに分かるのである。この神の言葉は生きていて力があり,悪魔の悪知恵とわなと策略をことごとく断つ。また,悪人をのみ込むために備えられている,あの不幸の永遠の淵を横切る細くて狭い道にあって,キリストの人を導き,
30)また彼らを,まことに彼らの不滅の霊を天の王国におられる神の右に至らせ,もはや外に出されることなく,アブラハム,イサク,ヤコブ,およびわたしたちのすべての聖なる先祖とともに座に着かせるものである。

 高慢になった人たちが謙遜な人たちを迫害するようになった。
 謙遜な人たちは多くの苦難を耐えた。

35)それでも彼らは,しばしば断食して祈り,ますます謙遜になり,ますますキリストを信じる信仰を確固としたものにしたので,喜びと慰めで満たされ,まことに清められ,心の聖めを受けた。この聖めは,彼らが心を神に従わせたために受けたのである。

ヒラマンが死んでニーファイが後を継ぐことになった。
彼は父の道を歩んだ。

(24-32節,35節,37節)

使徒行伝10章
28)ペテロは彼らに言った、「あなたがたが知っているとおり、ユダヤ人が他国の人と交際したり、出入りしたりすることは、禁じられています。ところが、神は、どんな人間をも清くないとか、汚れているとか言ってはならないと、わたしにお示しになりました。

ローマ人への手紙2章
10)善を行うすべての人には、ユダヤ人をはじめギリシヤ人にも、光栄とほまれと平安とが与えられる。
11)なぜなら、神には、かたより見ることがないからである。

マタイによる福音書25章
34)そのとき、王は右にいる人々に言うであろう、『わたしの父に祝福された人たちよ、さあ、世の初めからあなたがたのために用意されている御国を受けつぎなさい。

教会の中に高慢が入り込む

神さまの教会に属してると公言する人たちの心の中に高慢が入り込み、多くの教会員を迫害するようになった。
彼らが高慢になったのは、豊かに富み、栄えていたためであった。
日に日に彼らの高慢が募った。

(33-34節、35節)

おまけ

20代のころに書いたメモ

教会の中の慢心
 国民の中に紛争が起こる。
 ゼラヘムラから北の地へ移る国民が増える。

ニーファイ人は多くの歴史記録を作る。
 代々伝わる。

 モルモン書にはほとんど記録することが出来ない。
  余白がない。
 モルモンは現代に必要なことのみを抄録した。

国内に激しい不和が起こる。
 ヒラマンは神様のみこころを求めて行った。
  栄えた。
  二人の息子(ニーファイ、リーハイ)も主の道を学んだ。

国内の内乱と不和はやや収まり、教会が栄えた。
 主は真心から御名を呼び求める者全てに憐れみを与える。
 信ずる全ての者に天の門が開いている。
 神の御言葉
  力、命があり、キリストに頼る者を真っ直ぐで狭い道に導く
  受け入れる心のある者は誰でも受け入れることができる。

 道はすでに備えられている。求めるものに与えられる。
 人の選びによって与えられる。

政府は秘密結社のあることを知らなかったので追い出さなかった。

民は富んだので高慢となり、他の人々を迫害した。
 謙遜な人々はまったく神に心を従わせたので清められた。
 断食、祈り、遜って固く信仰した。
 喜び、慰めが胸に満ち、清く神聖となった。

さばきつかさ
 ヒラマン->ニーファイ

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モルモン書・ヒラマン書3章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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