キシクメンが殺され、暗殺計画は失敗に終わるが、秘密結社(強盗団)の団長となったガデアントンは逃げ去り、秘密結社(強盗団)は将来、ニーファイ人を滅ぼすことになる。
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モルモン書のヒラマン書2章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ヒラマン書2章の要約と感想
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さばきつかさを巡る争い
レーマン人との争いは鎮まり和平が成立。
ニーファイ人の間で、再び、誰が「さばきつかさ」になるかの争いが起きた。
ヒラマンの息子であるヒラマンが民の声(選挙)で選ばれる。
(1-2節)
キシクメン団の暗殺計画
パホーラン(2世)を暗殺したキシクメン団(秘密結社:強盗団)の中のガデアントンは巧みな言葉とひそかに殺人と強盗を行う悪知恵に長けていたので、団長となった。
ガデアントンはキシクメンと仲間をおだて、自分をさばきつかさの職に就かせてくれるなら、団の仲間を権力ある地位につけると約束した。
キシクメンがヒラマンをも殺そうとする。
ヒラマンの僕は、キシクメン団に紛れ込んで計画を知っていた。
(3-5節)
この強盗団がニーファイ人を滅ぼす
ヒラマンの僕は、キシクメンの心がすべてわかり、キシクメンを殺し、すべてをヒラマンに伝える。
ヒラマン書2章
8)・・・人を殺すことが彼の目的であり,また人を殺し,盗み,権力を得ることが彼の団に所属しているすべての者の目的であった。(これが彼らの陰謀であり,彼らの結社である。)・・・
ヒラマンは強盗団の者たちを法律によって処刑するために捕えようとしたが、ガデアントンはキシクメンの帰りが遅いので恐れて仲間とともに逃げた。
この強盗団が将来ニーファイ人を滅ぼすことになる。
キシクメン団は、さばきつかさの職の争いから生まれている。
さばきつかさの職を争うようなひとたちから生まれた、と言うことである。
ガデアントン団が逃亡した後は政府に知られることなく存在していたが、やがて、政府の人たち、重要な責任を負う人たちの間にまで広まっていく。
強盗団は何度も滅ぼされるが、隠されている秘密のはかりごとを手に入れて強盗団を作り出す人が現れ、ニーファイ人を滅ぼしてしまった。
(6-14節)
ニーファイ第二書9章
9)・・偽りの父・・・その者はわたしたちの始祖をだました者であり,光の天使であるかのように装い,人の子らをそそのかして人殺しをする秘密結社を作らせたり,あらゆる隠れた闇の業を行わせたりする者である。
ニーファイ第二書10章
15)さて,わたしはこの目的のために,すなわち,人の子らが肉にある間にわたしが彼らに行うと約束した聖約を果たすために,隠れた闇の業と殺人と忌まわしい行いを絶やさなければならない。
ヒラマン書6章
18)さて見よ,そのような殺人者たちと略奪者たちは,キシクメンとガデアントンが作った団に所属していた。そして,ニーファイ人の中にさえガデアントンの団に所属している者が大勢いた。しかし見よ,レーマン人の中の悪い者たちの中にはもっと多くの者がいた。そして彼らは,ガデアントンの強盗および殺人者と呼ばれた。
第四ニーファイ1章
42)さて,民の中の悪い者たちは再びガデアントンの秘密の誓いと結社を設け始めた。
おまけ
ヒラマンは大さばきつかさとなる。
キシクメンは大さばきつかさを殺そうとする。
ガデアントンはキシクメン団の頭となる。(へつらいに長じている)
ヒラマンの家来がキシクメンを殺す。
ガデアントンは逃げた。