レーマン人がニーファイ人の領土の半分、ゼラヘムラを含む南方の地を占領するまでになった。
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モルモン書のヒラマン書4章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ヒラマン書4章の要約と感想
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ヒラマン4章
54年:謀反を起こして追放された者がレーマン人の王のもとに行く
56年:謀反者がレーマン人を扇動してニーファイ人と戦う用意をさせた
57年:戦争が始まる
58年:レーマン人はゼラヘムラ全域とバウンティフルに近い地方を占領した
60年:モロナイハは多くの町を取り返した
61年:モロナイハは全領土の半分まで取り返した
ニーファイ人の離反者がレーマン人を扇動する
教会内の多くの不和。民の中の多くの争いと流血があり、謀反を起こしたものは殺されたり、国から追放された。
追放された者はレーマン人の王のもとへ行き、レーマン人を扇動してニーファイ人と戦わせようとした。
初めはレーマン人はニーファイ人を恐れて離反者たちの言葉を聞かなかったが、やがて扇動が成功し、ニーファイ人に怒りを抱かせ、戦争の準備をし、戦争を始めた。
ニーファイ人の離反者はレーマン人の大軍の助けを得て、南方にあるニーファイ人の領土(ゼラヘムラ全域とバウンティフルに近い地方)をすべて手に入れた。
モロナイハは半分を取り返すことができたが、レーマン人が大軍であったので、取り返した地方を守るために全軍をつかった。
(1-8節、18-19節)
第三ニーファイ11章
29 まことに,まことに,あなたがたに言う。争いの心を持つ者はわたしにつく者ではなく,争いの父である悪魔につく者である。悪魔は互いに怒って争うように人々の心をあおり立てる。
ニーファイ人の大きな損害の理由
ニーファイ人が受けた大きな損害は、ニーファイ人の中に悪事と忌まわしい行いがあり、神さまの祝福を失い、自分の力だけにしか頼れない状況になったためである。
ヒラマン書4章
12)彼らは非常に富んでいたために心が高慢になり,また飢えている者に食物を与えず,着る物のない者に着る物を与えず,謙遜な同胞の頬を打つなどして貧しい者を虐げ,神聖なものをあざけり,預言と啓示の霊を否定し,人を殺し,略奪し,偽りを言い,盗み,姦淫を犯し,ひどい争いを起こし,ニーファイの地へ逃げて行ってレーマン人に加わったために,
13)すなわち,彼らはこのように大きな悪事を行ったために,また自分の力を誇ったために,自分の力しか頼れない状態に置かれたのであった。したがって,彼らは栄えることなく,苦しめられ,悩まされ,レーマン人の前から追い出されて,とうとうほとんどすべての所有地を失ってしまった。
ニーファイ人が強情で、神さまの戒めを軽んじている。
神さまがモーサヤ王に、民に与えるように命じられた法律を変更して、不正なものに変え、ニーファイ人が邪悪な民となり、教会が衰えた。
ニーファイ人は預言の霊と啓示の霊を信じなくなり,不信仰な,ひどい邪悪な状態に陥っていた。
神さまの御霊は清くない宮にはとどまらないので,ニーファイ人から去ってしまわれた。
神の裁きは彼らの目前に迫っていた。
神さまの祝福を失ったニーファイ人はレーマン人のように弱くなってしまい、兵力は同等で、ひとりの力も同等であることをしった。
ニーファイ人は、レーマン人の数が非常に多いので、自分たちが神さまに堅くすがらなければ必ず滅びるに違いないということを知った。
ニーファイ人は背きに陥ったので,わずかな歳月で弱くなってしまった。
(11-13、20-26節)
テモテヘの第一の手紙6章
17)この世で富んでいる者たちに、命じなさい。高慢にならず、たよりにならない富に望みをおかず、むしろ、わたしたちにすべての物を豊かに備えて楽しませて下さる神に、のぞみをおくように、
オバデヤ書1章
3)岩のはざまにおり、高い所に住む者よ、あなたの心の高ぶりは、あなたを欺いた。あなたは心のうちに言う、「だれがわたしを地に引き下らせる事ができるか」。
4)たといあなたは、わしのように高くあがり、星の間に巣を設けても、わたしはそこからあなたを引きおろすと主は言われる。
アルマ書1章
1)さて,モーサヤ王は善の戦いに従事し,神の前をまっすぐに歩み,自分に代わって統治する者をだれも残すことなく,世のすべての人の行く道を行ったが,世を去る前に法律を制定し,民がそれを承認した。したがって,ニーファイの民を治めるさばきつかさの統治の第一年以降,民はモーサヤ王の定めた法律に従わなければならなかった。
モーサヤ書1章
13)また,わたしはさらにあなたに言っておく。主の厚い恵みを受けているこの民が,戒めに背くようになり,邪悪で不義な民となるならば,主は彼らを引き渡される。その結果,彼らは同胞のように弱くなるであろう。そして主は,これまでわたしたちの先祖を残してこられたように,もはやそのたぐいない驚くべき力でこの民を残すことはなさらない。
モーサヤ書2章
37)わたしはあなたがたに言うが,このようにする者は,公然と神に背く者であって,悪霊に従うことを望み,あらゆる義の敵となる。したがって,主は清くない宮には住まわれないので,このような者の内には決して宿られない。
ヤコブ書6章
5)だから,わたしの愛する同胞よ,あなたがたが悔い改めて,十分に固い決意をもって神のもとに来て,神があなたがたを心にかけてこられたと同じように,あなたがたも神に堅くついて離れないように,わたしはまじめな言葉であなたがたに勧める。神の憐れみの腕が,昼の光の中であなたがたに伸べられている間,あなたがたの心をかたくなにしてはならない。
アルマ書46章
8)以上のことから,人の子らが主なる神を忘れるのがどれほど早く,また罪悪を行うことや悪しき者に惑わされることがどれほど早いかが分かる。
民が悔い改めたので半分取り返せた
モロナイハ、ヒラマンの息子のニーファイとリーハイが民に悔い改めを告げた。
ニーファイ人の罪深い状態と悔い改めないと何がおきるかについて多くの預言をした。
ニーファイ人は悔い改め、悔い改めた程度に応じて栄え始めた。
モロナイハは民が悔い改めたのを見て、彼らを率いて、所有物の半分と所有地の半分を取り返した。
(9,10、14-17)
まとめ
神さまの約束
従うなら祝福され、背くとき祝福は取り去られる
ニーフアイ人はこれを繰り返しながら、やがては滅びる
わたしたちは、彼らの記録を学ぶことで、自分を顧みて
何をすべきか、やめるべきか
よく考えて、心を変えて
他の人の経験から、どれだけ学べるか、活かせるか
おまけ
ニーファイ人の謀叛人
レーマン人を煽動しようとする。
レーマン人は始めニーファイ人を恐れて出て来ないが、ついに怒って出陣し、ゼラヘムラとバウンテフル付近など南の地にあるニーファイ人の所有地をみな奪った。
ニーファイ人の悪事のため大損害と殺戮にあった。
主の力がない。
モロナイハ、ニーファイ、リーハイは「悔い改め」を宣べ伝える。
民の悔い改めを見て、モロナイハは戦いを始め半分を取り戻した。それで諦めた。
ニーファイ人はレーマン人の数が多いのを見て恐れ、アルマの予言、モーサヤの言葉を思い出し、自分たちの悪事を認めた。
ニーファイ人は悪くなって、教会員も予言のみたま、啓示のみたまを信じないようになった。
指導者を支持しない。
みたまの守りが無くなる。
清くない者に宿らない。