モルモン書・モーサヤ書10章の要約と感想

モルモン書・モーサヤ書10章では、再び、レーマン人がゼニフの民を襲い、ゼニフの民が神さまの力(信仰の力)で追い払う物語と、レーマン人がニーファイ人を憎む理由が記載されている。
最初の先祖の間違ったものの見方が言い伝えとなり、子孫に大きな影響を与える。親の責任は大きい。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のモーサヤ書10章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のモーサヤ書10章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
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モルモン書・モーサヤ書10章の要約と感想

モルモン書のモーサヤ書10章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
モーサヤ書10章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

ゼニフたちがは再び栄えた

レーマン人を追い払った後、再び、王国の確立に着手し、再び平和に暮らせるようになった。

レーマン人が再び襲ってくることに備えて民に武器を持てるようにし、周囲に見張りの兵を置いて、民と家畜の群れを守った。
民の男たちは地を耕し穀物を育て、女たちは糸を紡いで織物を作り、民は栄えた。

※ゼニフの民はまじめで勤勉な民であった。
(1-5節)

レーマン人が来襲し、戦争が始まった

レーマン人の王はレーマン人にゼニフの民に敵対するように扇動し、戦争の準備を始めた。

ゼニフは方々に密偵を出すことでレーマン人の動きを知り、防備を固めていた。

レーマン人は武装して攻めてきたので、ゼニフは女子供を荒野に隠れさせ、武器を持てる男を戦いに集め、神さまの力を受けて、戦いに出ていった。
ゼニフ自身も年老いていたが戦いに参加した。

※ニーファイ人の力の源は神さまへの信仰である
(6-10節)

レーマン人の言い伝え

レーマン人は、救い主については、先祖が教えなかったために、全く知らなかった。
そのため、神さまの力を受けて戦うことはなかったが、人の力によって強い民であった。

レーマン人は、

  • 野蛮で残忍で、血に飢えていた
  • 先祖(レーマン・レムエル)の言い伝えを信じていた
    • 先祖(レーマン・レムエル)は、その先祖の罪悪でエルサレムから追い出された
    • 荒野にいる8年間に弟であるニーファイたちから不当な扱いを受けた
    • アラビア半島から約束の地へ向かう航海中にも不当に扱われた
    • 海を渡った後も、最初の受け継ぎの地で不当に扱われた
  • 実際には、
    • レーマン・レムエルが神さまに反抗し、ニーファイが神さまに忠実であったので、ニーファイは神さまから恵みを受け、ニーファイの祈りは聞き届けられ、荒野で一行を導いたのである。
    • 荒野を旅するときや航海中に、レーマン・レムエルは、神さまのはからいを理解しようとせず、ニーファイに対しても、神さまに対しても、心をかたくなにして、ニーファイに対して腹をたてた。
    • 約束の地に着いてからも、ニーファイが民を治める権限をレーマン・レムエルから奪った、といって腹をたて、ニーファイを殺そうとした。
    • ニーファイは神さまに命じられるままに、真鍮版やリアホナを持ったまま荒野に逃れたので、レーマン・レムエルは自分たちから盗んだ、といって腹を立てた。

レーマン・レムエルは、子どもたちにニーファイの子孫を憎むよう、彼らを殺すように、彼らから盗み、略奪し、彼らを滅ぼすためにできる限りのことをするように教えた。
そのために、レーマン人はニーファイの子孫に尽きることの無い憎しみを抱いている、

先祖の言い伝えために、レーマン王は、悪知恵と悪だくみによるもっともらしい約束をして、ゼニフをだまし、ゼニフの民をニーファイの地に住まわせて、滅ぼすことができるようにし、ゼニフの民は長い間苦しんでいた。


レーマン・レムエルの影響が数百年も引き継がれている。
できごとに対するまったく別の見方、別の環境で育てられると、相手を憎み、労働を避け、略奪によって肥え太ろうとする民にもなる。
できごとに対する見方やどんな物語を子どもに伝えるかは子孫に大きな影響を与える。
親の責任は大きい。

(11-18節)

ニーファイ第二書5章
1)さて見よ,わたしニーファイは,兄たちが腹を立てたので,主なるわたしの神に切に叫び求めた。
2)しかし見よ,わたしに対する兄たちの怒りは激しくなり,彼らはわたしの命を奪おうとした。
3)まことに彼らは,わたしに向かってつぶやいて言った。「弟は我々を支配しようと思っている。我々は彼のためにひどい試練を受けてきた。見よ,もう弟の言葉で苦難を味わわなくても済むように,弟を殺してしまおう。我々は弟を支配者には決してさせない。この民を支配する権利は,兄の我々にある。」

12)わたしニーファイは,真鍮の版に刻まれた記録と,前にわたしがこの版に刻んだとおり,主の手によって父のために備えられた球,すなわち羅針盤も持って来た。

アルマ書20章
10)また,「おまえは偽り者の子孫の一人であるこのニーファイ人と連れ立って,どこへ行こうとしているのか」と言った。
13)さて,ラモーナイがこれらのことをすべて語ったところ,見よ,意外なことに,彼の父は彼に怒りを示し,「ラモーナイ,おまえはそのニーファイ人たちを救い出そうとしているが,その者たちは偽り者の子孫だ。見よ,その偽り者は我らの先祖から物を奪った。そして,今その子孫も我らの中にやって来て,悪知恵と偽りによって我らを欺き,また我らから持ち物を奪おうとしている」と言った。

ゼニフの民は、神さまの力に頼って、レーマン人を追い返した

ゼニフは、レーマン人の言い伝えについて話した後、民に、救い主・神さまを信じて頼り、自分たちが滅びないように、力を尽くして戦いに出るように励まし、レーマン人と戦った。

ゼニフの民は、レーマン人を大勢殺して、追い払い、自分の土地に帰って、家畜の群れを世話し、地を耕した。
(19-20節)

ゼニフは息子に王位を譲る

年老いたゼニフは、王位を息子のひとりであるノアに譲り、神さまが民を祝福してくださるように願って死んだ。
(21節)

おまけ

20代のころに書いたメモ

平和が続き、栄えた。防備は怠らなかった。
22年目にレーマン王が死に、息子が位を継いだとき、ゼニフの民と戦うために出てきた。
 ゼニフの民は主の能力によって戦いに出、追い出した。

レーマン人
 野蛮猛悪、血を見ることを好む。先祖の伝説を信じる。

 先祖の伝説
  レーマン、レムエルがニーファイに対し怒っていつまでもニーファイ人を恨むように教えた。
  レーマン人が頑になった。

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モルモン書・モーサヤ書10章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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