レーマン王は彼らを奴隷にしようと、ゼニフの民を攻めたが、ゼニフの民は神さまの力を借りて、レーマン王の兵士を追い払った。
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モルモン書のモーサヤ書9章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・モーサヤ書9章の要約と感想
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この章はゼニフの記録が記されている。
ゼニフの民が先祖の地に住むようになる
※ゼニフたちはモーサヤ王がニーファイの地を出て、ゼラヘムラの地に来た時に、一緒に出てきたが、先祖の地に帰りたいと望んで、再び、先祖の地であるニーファイの地を目指していた。
ゼニフはニーファイ人の言葉のすべて、つまり、聖文を含む、様々な知識を教えらえていた。
ニーファイの地のことも知っていた。
※つまり、ゼニフはもともとニーファイ人であり、モーサヤの民と合流したゼラヘムラの民ではなかった。
ゼニフはニーファイの地のこともよく知っていたので、密偵としてニーファイの地に住むレーマン人を探りに行った。
その目的は、レーマン人の軍隊を偵察して、ゼニフたちが滅ぼすためであった。
ゼニフは、レーマン人も良いことを行っていることに気が付き、レーマン人を滅ぼさないですむように願い、ゼニフたちの統率者にレーマン人と条約を結ぶことで平和にニーファイの地に入ることを望んだ。
そのときの統率者は、冷酷で血を流すことを好んだので、ゼニフを殺すように、民に命じた。
※そのときの統率者は、自分たちの力で、レーマン人の軍隊を滅ぼせる、レーマン人を滅ぼせると思っていたようだ。
統率者に味方する人たちと、ゼニフを救おうとする人たちの間で戦いが起こり、父親同士、兄弟同士が戦うことになった。
ほとんどの人が命を落とし、ゼニフを含む少数のもの(50人)がゼラヘムラの地に戻り、死んだ人たちお妻子にその出来事を話した。
それでも、ゼニフたちは先祖の地を受け継ぎたいという望みが強すぎて、再度、その地を所有したいと思う人を集めて、ニーファイの地に行こうと荒野へと旅立った。
しかし、彼らは神さまを思い起こすことが遅かったので、飢饉やひどい苦難に悩まされた。
多くの日を荒野をさまよった末に、ゼニフはレーマン王のもとを訪れ、レーマン王と交渉して、レーマン王はゼニフたちが先祖の地であるリーハイ・ニーファイの地とシャイロムの地を所有してもよいと誓約した。
レーマン王は、そこに住んでいた民に立ち退くように命じたので、ゼニフとその民は、リーハイ・ニーファイの地とシャイロムの地に住むようになった。
ゼニフの民は、数々の建物を建設し、リーハイ・ニーファイの地とシャイロムの地の城壁を補修した。
※城壁は壊れていた。おそらく、レーマン人との戦いで壊されたのだろう。
ゼニフの民は地を耕し、すべての種類の果物の種をまき、その地で増え・栄え始めた。
(1-9節)
レーマン王の悪だくみ
レーマン人は怠惰で偶像を礼拝していた。
レーマン王がゼニフたちに、リーハイ・ニーファイの地とシャイロムの地を所有できるようにしたのは、ゼニフの民を奴隷にして、ゼニフの民の労働で得たものを沢山食べようと思ったからであった。
(10-13節)
レーマン人との戦争
ゼニフたちがニーファイの地に住み始めてから12年後、レーマン王は、ゼニフの民が強くなって、レーマン王の民を打ち負かして、奴隷にすることができなくなるのではないかと心配し、レーマン王の民を扇動して、ゼニフの民と戦争と争いを起こしはじめた。
ゼニフたちがニーファイの地に住み始めてから13年目に、最も南側をレーマン人の大軍が襲い、民を殺し始め、家畜の群れと畑のトウモロコシを奪い始めた。
レーマン人に追いつかれなかった者は、ニーファイの地に逃げて、ゼニフ王に助けを求めた。
ゼニフは、考え付く限りのあらゆる武器で民を武装させ、ゼニフは民とともに出陣した。
ゼニフと民は、先祖が救われたことを思い出し、敵の手から救い出してくださるように熱烈に祈った。
神さまは、ゼニフたちの嘆願を聞いて、祈りに応えてくださったので、ゼニフたちは神さまの力を受けて戦いに向かい、レーマン人を追い払うことができた。
ゼニフは民とともに、レーマン人の死体を葬った。
レーマン王は、12年間、ゼニフの民が畑を耕し、家畜を育てるのを見ていた。
ゼニフの民が強くなるまで、のんびりとみていたのだろうか。
ゼニフの民は、レーマン人が襲ってきたので、神さまが先祖を救い出してくださったことを思い起こし、祈り求め、助けを受けた。
ゼニフの民は、神さまから力を受けて、レーマン人を追い払うことができた。
(14-19節)
モーサヤ書29章
20)しかし見よ,彼らが主の御前にへりくだったので,主は彼らを救い出された。また,彼らが主に熱烈に叫び求めたので,主は彼らを奴隷の状態から救い出された。このように,どの場合でも,主は人の子らの中で御自分の力をもって働き,主に頼る者に憐れみの御腕を伸ばされる。
まとめ
最初、この人たちは神さまのことを疎かにしたので、たくさんの艱難にあうことになる。
しかし、神さまはこの民を導くために、預言者を与え、指導者を育てて
やがて彼らを通して、後の人々に多くの導きが与えられることになる。
神さまの奇しき御業。
悔い改めるように助け導き、悔い改めるものに栄光を与える
おまけ
ゼニフの記録(ゼラヘムラの地を出てニーファイ地に住む)
ゼニフはレーマン人の軍の状態を調べ、襲って滅ぼすように命じられた。
レーマン人が善いことを行っているのを見て、
条約によってニーファイの地に住みたいと願った。
指導者は血を好むものであったので、ゼニフを殺せと命じた。
民の中に大きな戦いが起こった。
多くの人が死んだ。
ゼラヘムラへ帰った。(オムナイ1:27-)
二度目の出発
主を思い出すのが遅くて、ひどい艱難にあう。
レーマン人の王と誓約をして、ニーファイの地に入る。
レーマン王はゼニフの民を奴隷にしようと思った。
12年たってゼニフの民が栄えるのを知り、恐れた。
13年目に戦いをした。
ゼニフの民は主の能力にたよって戦い、敵の手から救われるように祈った。
レーマン人を追い出した。