モルモン書・モーサヤ書8章の要約と感想

モルモン書のモーサヤ書8章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

モルモン書のモーサヤ書8章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・モーサヤ書8章の要約と感想

モルモン書のモーサヤ書8章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
モーサヤ書8章のオンライン版はここをクリック
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モルモン書のモーサヤ書8章には、リムハイ王が、共通の先祖の歴史、自分たちが分かれて出てきた後のニーファイ人の出来事、をリムハイ王の民に教え、自分たちの歴史を自分たちを探しに来たアンモンに伝えたこと、リムハイ王の民が発見した24枚の版の翻訳ができる人についての説明が記されている。
リムハイ王は、神さまの業の偉大さに感謝するとともに、人の子らの愚かさについて嘆いている。

モルモンが抄録をしている


モーサヤ書以降は、ニーファイの大版に記載された歴史やほかの記録からモルモンが抄録して残したものである。
8章1節にある「わたし」とは、モルモンのことである。
モルモンは、ニーファイ人が滅びようとする時代に、ニーファイ人の記録をまとめるように神様に命じられたのである。
モルモンは手に入れた記録からほんの少しだけを選び出してまとめている。

(1節)

リムハイの民に、ゼラヘムラの民のことを教える

リムハイ王は自分が知っているゼラヘムラの民つまり先祖のことを民に説明し、
アンモンにゼニフがゼラヘムラを出てから以降の話を民に詳しく告げてさせた。

アンモンは、ベニヤミン王の説教についても詳しく話し、その話を解説した。

そのあと、リムハイ王は民を解散させ、家に帰らせた。

その後、ゼニフからリムハイに至るまでの、リムハイの民の歴史について、アンモンに伝えた。


リムハイの民に先祖のことからベニヤミン王の説教までを教えた。
神さまに従う民と反抗する民がどうなるかを知ってもらいたかったのかもしれない。
そしてアンモンにもゼニフからリムハイに至るまでのリムハイ王の民の歴史を伝え、今の状況に至る理由を説明したのだろう。
互いの歴史を共有したのである。

(1-5節)

かつて滅びた民の歴史

リムハイ王は、ゼラヘムラの民に連絡を取り、自分たちを救い出してくれるように頼むつもりで、43人を荒野へ送り出した。
彼らは荒野のなかを何日も彷徨ったが、熱心に探したので、ゼラヘムラの地は見いだせなかったが、かつて多くの民が住んでいて滅びた地を発見した。
彼らはそこで、文字が一面にきざまれている24枚の金版と胸当てと剣を持ち帰っていた。

リムハイ王はその金版に滅びた民の残りの者のことか、滅びた民のことがわかると思い、その民が滅びた理由を知りたいと願っていた
しかし、その言語が読めなかったので、翻訳できる人を探していた。


リムハイ王は、滅びた民が滅びた理由を知って、自分の民に当てはめようとしたのではないだろうか

(6-12節)

聖見者・啓示者・預言者

聖見者:

  • 神さまからの賜物により、昔の記録を翻訳できる人。
  • 過去のことも未来のことも解訳器によって知ることができる人。

解訳器:

  • 神さまからの賜物。
  • 民に大きな利益をもたらすために、神さまにより備えられた手段の一つ。
  • 聖見者が昔の記録を翻訳する際に用いたもの。
  • すべてのことを知ることができるもの。
  • 秘密のことや隠されたこと、ほかの方法では知ることができないことを明るみに出すことができるもの。
  • 神さまから命じられない限り、だれもそれをのぞいてみることはできないもの。
    求めてはならないものを求めて滅びることの無いようにするため。

リムハイ王の時代は、モーサヤ2世王がこの賜物を受けていた。
リムハイ王は、聖見者は預言者よりも偉大である、と言ったが、すぐに、アンモンが、聖見者は啓示者であり、預言者である、と訂正した。


預言者:

  • 民のために神さまから召され、神さまから必要な啓示を受け、神さまの思いを人に伝える人。
  • 神さまからの啓示を受けるため、聖くあり、神さまに従順で謙遜であり、人の弱さに対して忍耐強く、神さまの言葉を伝える人。
  • 神さまのもとに、人を導く人

モーサヤ2世王はどのようにして解訳器を手に入れたのだろう。

  • ニーファイは、ラバンの真鍮版を手に入れた。
  • リーハイは、指示器(リアホナ)を手に入れた。
  • モーサヤ1世王は、ゼラヘムラの民を発見した時に、それ以前にゼラヘムラの民によって発見されたコリアンタマーについての記録が記された大きな石に刻まれた文字を神さまの賜物と力によって解読している。
  • 与えられた経緯と理由は不明であるが、ニーファイより後の王の時代に与えられたものと思われる。
  • リアホナとモーサヤ王が使っていた解訳器は用途は似ていので同じものかもしれない。(教義と聖約17:1)
  • ウリムとトンミムと呼ばれる解訳器は別の時代の別の民、ヤレドの民に与えられている(エテル書3:23-24,28)。またアブラハムも所有していた(アブラハム書3:1)。

神さまは人に啓示を与えるためにいろいろな方法を用いておられるようだ。

解訳器は道具であり、翻訳する力は神さまからの賜物である。
神さまからの賜物(信仰)を助けるための道具である。

(13-18節)

リムハイ王が聖見者の説明を聞いたときの反応

リムハイ王は、アンモンから、神さまが、民に大きな利益をもたらすために、聖見者に神さまの賜物を与えたことを聞いて、非常に喜び、
見つけた金の版には大いなる奥義が載っていて、すべての神さまの奥義を、神さまの力によって人の子らに示してくださることについて、神さまに感謝を表した。

  • 神さまの業の驚くべき偉大さ
  • 神さまの長い忍耐
  • 人の子たちの理解力のなさと、鈍感なこと、知恵を求めず、知恵に支配されることを望まないこと
  • 人の子たちは、まるで、羊飼いから逃げて、森の獣の餌食になる羊の群れのようなものだ

  • 知恵とは、神さまであり救い主であり、神さまの教えを守り、神さまから啓示を受けることを示しているのではないだろうか。

    (19-20節)

    (箴言9章)
    10)主を恐れることは知恵のもとである、聖なる者を知ることは、悟りである。

    (マタイによる福音書11章)
    19 また人の子がきて、食べたり飲んだりしていると、見よ、あれは食をむさぼる者、大酒を飲む者、また取税人、罪人の仲間だ、と言う。しかし、知恵の正しいことは、その働きが証明する」。

    まとめ

    聖見者、啓視者、預言者を通して、神さまから与えられる助け。
    それは、わたしたちの信仰を強める力となる。
    この力を土台として

    • イスラエルの集合
    • アブラハムの福音の神権時代
    • 先祖や夫婦の結び固め

    が与えられる。

    一歩ずつ、少しずつ、経験から学び、恵みに恵みを積み重ね、ついには大きな力となる。

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    ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

    わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
    それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
    そのうちのいくつかをここに示しました。

    あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

    あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
    (ヨハネによる福音書5章39節)

    聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
    ここまで読んでくださったあなたへ
    あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
    地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

    わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

    神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

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    聖書のオンライン版は
    https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
    または
    https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
    を参照してください。
    あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
    神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
    そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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