人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。
また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
旧約聖書の列王記上にイスラエルのソロモン王の物語があります(1章~11章)。ソロモン王の死後、王国は分裂します(11章から22章)
この物語は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
聖書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
豊かな才能により領土を拡張し、国内に平和をもたらしました。
しかし、神殿よりも大きな住居を建設するなどし、
晩年には異国から来た妻たちの影響で偶像を礼拝するようになりました。
列王記上(ソロモン王の物語)から学べる6つのことをご紹介します。
列王記上(ソロモン王の物語)から学べる6つのこと(列王記上1章から22章)
2.真に、人を栄えさせるのは神様です
3.神様を賛美し、神様に立ち返るとき、喜びを得ます
4.世の富・権力よりも神様を優先させれば、神様の守りを得ます
5.神様は、ご自分を信じるものを助け、励まされます
6.信仰と犠牲を示した後に、奇跡(祝福)は与えられます
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
以下で引用符「」で示しているのは、上記で示した範囲以外の聖句などです。
他の聖典などでどのように解説されているかを示すために載せています。
ひとつひとつ簡単に解説します。
1.神様は「あなた」が最後まで神様の道を歩み、神様の定めと命令を守ることを望んでおられます
ソロモン王は統治を始めるにあたり、神様の道を歩み、豊かな才能を使って領土を拡張し、主の宮を建てるなどのよい行いをしました。
しかし、ソロモンは徐々に才能に溺れるようになり、巨大な建築物をたて、召使を多く抱え、外交にも多大な費用を使い、民に多大な負担を強いることになりました。
また、神様から禁じられていた他国の娘を多く王宮に召しいれたことから、偶像崇拝を行うようになり、神様から離れていきました。
その結果、神様はソロモンを捨て、王国は揺らぎ、ソロモンの死後、分裂することになりました。(列王記上1章~11章参照)
神様は「あなた」が最後まで神様の道を歩み、神様の定めと命令を守ることを望んでおられます。
これが列王記上から学べることのひとつです。
5)心をつくして主に信頼せよ、自分の知識にたよってはならない。
6)すべての道で主を認めよ、そうすれば、主はあなたの道をまっすぐにされる。
7)自分を見て賢いと思ってはならない、主を恐れて、悪を離れよ。
(箴言 3章5節から7節)
2.真に、人を栄えさせるのは神様です
ソロモン王は、父ダビデ王から、王位を譲られたとき、神様の訓戒を守り、神様の道を歩み、神様の定めと戒めとおきてとあかしとを、モーセの律法に記されている通りに守るように指示されました。
ダビデは、神様の教えを守るなら栄える、と遺言したのです。
ソロモン王は統治を始めるにあたり、神様に、民を治めるための知恵を求めました。
神様は、ソロモンが民を治めるための知恵を求め、自分のための富を求めなかったので、知恵とともに富も与えらえれました。
ソロモン王は、王位争いを鎮め、ダビデ王がやり残した仕事をやり遂げました。
(列王記上1章から2章)
7)ただ強く、また雄々しくあって、わたしのしもべモーセがあなたに命じた律法をことごとく守って行い、これを離れて右にも左にも曲ってはならない。それはすべてあなたが行くところで、勝利を得るためである。
8)この律法の書をあなたの口から離すことなく、昼も夜もそれを思い、そのうちにしるされていることを、ことごとく守って行わなければならない。そうするならば、あなたの道は栄え、あなたは勝利を得るであろう。
9)わたしはあなたに命じたではないか。強く、また雄々しくあれ。あなたがどこへ行くにも、あなたの神、主が共におられるゆえ、恐れてはならない、おののいてはならない(ヨシュア記1章7節~9節)
3.神様を賛美し、神様に立ち返るとき、喜びを得ます
ソロモンは神殿が完成すると、神様への賛美と、赦されるようにとの願いをこめた、奉献の祈りを捧げ、神様の戒めを守るように民に命じました。
これは、ソロモン王の最盛期であり、民がソロモン王を祝福し、喜びをもって過ごした時です。
(列王記上8章参照))
4.世の富・権力よりも神様を優先させれば、神様の守りを得ます
ソロモンは支配地域が広がるにしたがって、支配地域を守るために、政略結婚をするようになりました。まず、エジプトの王と縁を結びました。(列王記上3章参照)
晩年には、他国の多く女性を妻や側室としました。(列王記上11章参照)
これは神様の目から見て正しくないことでした。イスラエルを守るのは神様であって、神様の望まない方法による、他国との協力関係ではなかったからです。
ソロモンの王の死後、イスラエルの10部族はユダからはなれ独立します。イスラエルの10部族の王となったヤラベアムは、民がユダの地にあるエルサレムの神殿に礼拝に行くと、そこで、ユダの王になびくのではないかと恐れ、イスラエルの国に偶像を作って、それを拝むように民に命じます。
つまり、ヤラベアムは預言者により召されたにもかかわらず、民が自分を裏切るのを恐れ、民を神様から離れるように仕向けたのです。
その結果、ヤラベアムの家は神様の守りを失い、滅ぼされてしまいました。その後の王家も偶像礼拝をやめず、神様に頼ることをしませんでした。そのために、苦難が王家と国に及びました。
(列王記上13章~22章参照)
ソロモン王もヤラベアム王もその後の王たちも(サムエル記上で語られたサウル王も)、自分は、神様によって召された王であって、神様に従えば、祝福を受け、救いを得る、ということを忘れてしまったようです。。
4)あなたがたの神、主が共に行かれ、あなたがたのために敵と戦って、あなたがたを救われるからである
(申命記20章4節)
6)あなたがたは強く、かつ勇ましくなければならない。彼らを恐れ、おののいてはならない。あなたの神、主があなたと共に行かれるからである。主は決してあなたを見放さず、またあなたを見捨てられないであろう」。
(申命記31章6節)
10)あなたがたのひとりは、千人を追い払うことができるであろう。あなたがたの神、主が約束されたように、みずからあなたがたのために戦われるからである。
(ヨシュア記23章10節)
5.神様は、ご自分を信じるものを助け、励まされます
イスラエルの10部族の歴代の王は、偶像礼拝を続け、先祖の信仰を迫害するようになりました。
預言者エリアは、艱難を預言し、イスラエルの民に神様への礼拝に戻るように叱責し、偶像礼拝は誤っていることを奇跡によって示しました。
そのために命を狙われるようになります。
神様は、エリアを力づけ、エリア以外に、まだ7千人もの人が神様を礼拝していることを伝えます。
(列王記上18章~19章)
6.信仰と犠牲を示した後に、奇跡(祝福)は与えられます
イスラエルに飢饉が来た時、エリアはひとりのやもめ女のところへ行き、最後の粉でパンを作って自分に与えよ、と勧める。
そうすれば、奇跡が起きて、食べ物に困らない、と約束します。
やもめ女は、最後の粉を調理して子どもと一緒に死のうとしていました。
しかし、エリアの言葉を信じて、言うとおりにしました。
(列王記上17章)
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