耳を傾け、心を神様に従わせるなら救いを得ます。
崖に向かって走る人に「とまれ」と言う。
自分の身を滅ぼそうとする人に「改めよ」と言う。
それは自由を奪い、不当なことでしょうか。
崖から落ち、身を滅ぼした後、神を呪うのは正しいことでしょうか。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
旧約聖書のアモス書1章から9章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
聖書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
アモスは、イスラエル王国の分裂後、ユダ王国(南王国)のウジア王、イスラエル王国(北王国)のヤラベアム(2世)王の時代(イザヤやホセアと同時代)にユダ王国のテコアに住む羊飼いでした。
イスラエル王国は領地を増やし、富を蓄える反面、偶像礼拝と不正がはびこりました。
神様はアモスを召して、北王国のべテルで民に警告の声を聴かせました。
アモス書から学べる6つのことをご紹介します。
アモス書から学べる6つのこと:神様の声に耳を傾ければ救いを得ます
2.イスラエルは神様との約束をなおざりにし滅びに向かいました
3.神様に従うとは外面よりも内面を清めることです
4.悔い改めて神様に立ち返り、正しいことを行えば、神様の祝福を得ます
5.社会の状況を気に留めず、弱者を助けない富者を神は罰せられます
6.イスラエルは苦しみを負うが、将来、主の祝福を得ます
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
以下で引用符「」で示しているのは、参考聖句などです。
ひとつひとつ簡単に解説します。
1.あなたは神様の声に耳を傾ければ救いを得ます
神様は預言者を通して警告を与えてくださいます。
それは、あなたが正しい道を歩むため、あなたが救いに至るためです。
後になって、知って入ればしていたのに、しなかったのに
ということの無いように、あらかじめ教えてくださっています。
もちろん、受け入れるか、無視するかは、あなた次第です。
神様は「あなた」が幸福になり、救いを得ることができるように
あらかじめ、警告してくださいます。
これがアモス書から学べることのひとつです。
2.イスラエルは神様との約束をなおざりにし滅びに向かいました
周囲の国々は邪悪な行いのため、神様に罰を受けると警告されました。
イスラエルは神様との契約をないがしろにし、神様のしもべを無視し、偶像を拝み、弱者を助けずかえって虐げていました。
イスラエルはもはや聖なる国ではなくなり、周囲の国々と同化していました。
そのため、イスラエルに対して、周囲の国々よりも大きな裁きを受けると警告されました。
(アモス書1章~2章参照)
後になり、周囲の国々もイスラエルもすべて征服されました。
3.神様に従うとは外面よりも内面を清めることです
イスラエルの民は、定められた儀式を形式的に守ることに注力していました。
しかし、心は神様から離れ、愛・慈悲・公正・正義・謙遜という徳を失っていました。
神様は、7つの災(飢え、日照、立枯れ、虫害、疫病、戦争、火事)を起こして悔い改めに導こうとしましたが、民は神様を思い起こしませんでした。
そこで、アモスはより厳しい裁きについて語り、悔い改めに導こうとしました。
(アモス書3章~4章参照)
4.悔い改めて神様に立ち返り、正しいことを行えば、神様の祝福を得ます
神様は憐れみ深く、私たちを助けたいと願っておられます。
私たちが、悪から離れ、神様を求め、正しく生きるなら、神様の祝福を得ます。
(アモス書5章参照)
5.社会の状況を気に留めず、弱者を助けない富者を神は罰せられます
自分が豊かであることに満足し、国が滅びゆくことを気に留めない、弱い人を助けず、虐げる
真理と正義よりも自分の力をより頼む
そのような人は、神様に犠牲を捧げても無益であり、
邪悪な状態で繁栄を求めることはできず
やがて滅びてしまいます。
(アモス書6章参照)
6.イスラエルは苦しみを負うが、将来、主の祝福を得ます
その後に起きる4つの裁きと、将来にイスラエルが祝福を得ることが記されています。
(アモス書7章~9章)
ひとつの裁きは、神様の言葉を聞くことのできない飢饉がくるというものでした。
しかし、現代において、回復されています。聞く耳があれば。
アモス書他からいくつかの聖句を抜粋
(操作方法)右側の「+」付近をクリックすると聖句が広がって出てきます。
そのあと、右側の「-」付近をクリックすると閉じます。
- ヤラべアム2世の時代
- (列王記下14章)
23)ユダの王ヨアシの子アマジヤの第十五年に、イスラエルの王ヨアシの子ヤラべアムがサマリヤで王となって四十一年の間、世を治めた。
24)彼は主の目の前に悪を行い、イスラエルに罪を犯させたネバテの子ヤラベアムの罪を離れなかった。
25)彼はハマテの入口からアラバの海まで、イスラエルの領域を回復した。
- イスラエル北王国の滅び
- (列王記下17章)
5)そしてアッスリヤの王は攻め上って国中を侵し、サマリヤに上ってきて三年の間、これを攻め囲んだ。
6)ホセアの第九年になって、アッスリヤの王はついにサマリヤを取り、イスラエルの人々をアッスリヤに捕えていって、ハラと、ゴザンの川ハボルのほとりと、メデアの町々においた。
- イスラエルの罪
- (アモス書2章)
4)主はこう言われる、「ユダの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが主の律法を捨て、その定めを守らず、その先祖たちが従い歩いた/偽りの物に惑わされたからである。
5)それゆえ、わたしはユダに火を送り、エルサレムのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす」。
6)主はこう言われる、「イスラエルの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが正しい者を金のために売り、貧しい者をくつ一足のために売るからである。8)彼らはすべての祭壇のかたわらに/質に取った衣服を敷いて、その上に伏し、罰金をもって得た酒を、その神の家で飲む。
11)わたしはあなたがたの子らのうちから/預言者を起し、あなたがたの若者のうちからナジルびとを起した。イスラエルの人々よ、そうではないか」と/主は言われる。
12)「ところがあなたがたはナジルびとに酒を飲ませ、預言者に命じて『預言するな』と言う。(アモス書3章)
2)「地のもろもろのやからのうちで、わたしはただ、あなたがただけを知った。それゆえ、わたしはあなたがたの/もろもろの罪のため、あなたがたを罰する。(アモス書4章)
6,8,9,10,11)それでも、あなたがたはわたしに帰らなかった(アモス書5章)
12)わたしは知る、あなたがたのとがは多く、あなたがたの罪は大きいからである。あなたがたは正しい者をしえたげ、まいないを取り、門で貧しい者を退ける。19)人がししの前を逃れてもくまに出会い、また家にはいって、手を壁につけると、へびにかまれるようなものである。
25)「イスラエルの家よ、あなたがたは四十年の間、荒野でわたしに犠牲と供え物をささげたか。
26)かえってあなたがたの王シクテをにない、あなたがたが自分で作ったあなたがたの偶像、星の神、キウンをになった。
27)それゆえわたしはあなたがたをダマスコのかなたに捕え移す」と、その名を万軍の神ととなえられる主は言われる。
※使徒行伝7章42-43で引用(アモス書7章)
16)あなたは言う、『イスラエルに向かって預言するな、イサクの家に向かって語るな』と。
- 神様はあらかじめ警告される
- (アモス書3章)
7)まことに主なる神は/そのしもべである預言者にその隠れた事を/示さないでは、何事をもなされない。
- 神様の裁きの警告
- (アモス書4章)
12)「それゆえイスラエルよ、わたしはこのようにあなたに行う。わたしはこれを行うゆえ、イスラエルよ、あなたの神に会う備えをせよ」。
13)見よ、彼は山を造り、風を創造し、人にその思いのいかなるかを示し、また、あけぼのを変えて暗やみとなし、地の高い所を踏まれる者、その名を万軍の神、主と言う。(アモス書7章)
1)主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、二番草のはえ出る初めに主は、いなごを造られた。見よ、その二番草は王の刈った後に、はえたものである。
2)そのいなごが地の青草を食い尽した4)主なる神はこのようにわたしに示された。見よ、主なる神はさばきのために火を呼ばれた。火は大淵を焼き、また地を焼こうとした。
7)また主はわたしに示された。見よ、主は測りなわをもって築いた石がきの上に立ち、その手に測りなわをもっておられた。
(アモス書8章)
1)主なる神は、このようにわたしに示された。見よ、ひとかごの夏のくだものがある。9)主なる神は言われる、「その日には、わたしは真昼に太陽を沈ませ、白昼に地を暗くし、
(アモス書9章)
1)わたしは祭壇のかたわらに立っておられる主を見た。主は言われた、「柱の頭を打って、敷居を震わせ、これを打ち砕いて、すべての民の頭の上に落ちかからせよ。その残った者を、わたしはつるぎで殺し、そのひとりも逃げおおす者はなく、のがれうる者はない。(アモス書8章)
11)主なる神は言われる、「見よ、わたしがききんをこの国に送る日が来る、それはパンのききんではない、水にかわくのでもない、主の言葉を聞くことのききんである。
12)彼らは海から海へさまよい歩き、主の言葉を求めて、こなたかなたへはせまわる、しかしこれを得ないであろう。
- 神様の憐れみに頼る
- (アモス書5章)
4)主はイスラエルの家にこう言われる、「あなたがたはわたしを求めよ、そして生きよ。14)善を求めよ、悪を求めるな。そうすればあなたがたは生きることができる。またあなたがたが言うように、万軍の神、主はあなたがたと共におられる。
15)悪を憎み、善を愛し、門で公義を立てよ。万軍の神、主は、あるいは/ヨセフの残りの者をあわれまれるであろう。24)公道を水のように、正義をつきない川のように流れさせよ。
- 豊かさに目を奪われてしまう罠
- (アモス書6章)
1)わざわいなるかな、安らかにシオンにいる者、また安心してサマリヤの山にいる者、諸国民のかしらのうちの著名な人々で、イスラエルの家がきて従う者よ。
3)あなたがたは災の日を遠ざけ、強暴の座を近づけている。
4)わざわいなるかな、みずから象牙の寝台に伏し、長いすの上に身を伸ばし、群れのうちから小羊を取り、牛舎のうちから子牛を取って食べ、
5)琴の音に合わせて歌い騒ぎ、ダビデのように楽器を造り出し、
6)鉢をもって酒を飲み、いとも尊い油を身にぬり、ヨセフの破滅を悲しまない者たちよ。
7)それゆえ今、彼らは捕われて、捕われ人のまっ先に立って行く。そしてかの身を伸ばした者どもの/騒ぎはやむであろう」
- イスラエルの祝福が回復される
- (アモス書9章)
9)「見よ、わたしは命じて、人がふるいで物をふるうように、わたしはイスラエルの家を万国民のうちでふるう。ひと粒も地に落ちることはない。11)その日には、わたしはダビデの倒れた幕屋を興し、その破損を繕い、そのくずれた所を興し、これを昔の時のように建てる。
12)これは彼らがエドムの残った者、およびわが名をもって呼ばれるすべての国民を/所有するためである」と/この事をなされる主は言われる。
※使徒行伝15章16-18で引用14)わたしはわが民イスラエルの幸福をもとに返す。彼らは荒れた町々を建てて住み、ぶどう畑を作ってその酒を飲み、園を作ってその実を食べる。
15)わたしは彼らをその地に植えつける。彼らはわたしが与えた地から/再び抜きとられることはない」と/あなたの神、主は言われる。
(操作方法)右側の「+」付近をクリックすると聖句が広がって出てきます。
そのあと、右側の「-」付近をクリックすると閉じます。
申命記には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」、神様への感謝と敬意をもって清い選択をすることの大切さが示されています。 また、神様の訓戒(命令・戒め)に従おうと努力するときに、神様の祝福を受け、人生で出会[…]
イザヤ書には、後の時代に何が起きるかについて、イザヤが受けた啓示が記されています。 バビロン捕囚、エルサレムへの帰還、キリストの誕生、ローマによる国の滅亡、民の散乱、集合、キリストの再降臨、平和の確立、とその背景や理由が明らかにされて[…]
エレミヤ書には、当時のユダ王国の民に向けて語られた啓示とのちに起きることの啓示が記されています。 神様はずっとイスラエルの民が心を改めて神様のもとに戻ることを望んでおられたこと、民は背き続けたこと、そのために、神様の加護を失って、苦し[…]
Google広告の内容を変更する手順(興味のない広告は表示させない)はこちら