旧約聖書・オバデヤ書から学べる3つのこと:神様は、敵であっても助け、守ることを望んでおられます

旧約聖書のオバデヤ書には、イスラエルの仇敵エドムが神様の罰を受けることが記されています。また、イスラエルが苦しみを味わったのちに、敵は滅ぼされ、イスラエルに救いがもたらされることを示しています

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

旧約聖書のオバデヤ書は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

聖書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

オバデヤ書は1章しかなく、旧約聖書の中で最も短い書です。
背景としてイサクの双子エサウ(エドム)とヤコブ(イスラエル)の争いがあります。

エサウとヤコブは家督権(長子の権利)を争っていました。(創世記27章参照)
後になり、エサウはヤコブを赦しましたが、その子孫は敵対していました。

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オバデヤ書から学べる?つのことをご紹介します。

オバデヤ書から学べる3つのこと:神様は、敵であっても助け、守ることを望んでおられます

1.神様は「あなた」が、敵であっても助け、守ることを望んでおられます
2.自分の力を誇るとき、神様によって低くされます
3.イスラエルは末の日に回復されます

旧約聖書のオバデヤ書は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
以下で引用符「」で示しているのは、参考聖句などです。

ひとつひとつ簡単に解説します。

1.神様は「あなた」が、敵であっても助け、守ることを望んでおられます

たとえ敵であっても、隣人が苦しむとき、助けを求めるとき、親切にし助けるなら神様の祝福を得ます

エドム(エサウの子孫)は、イスラエル(ヤコブの子孫)が助けを求めても顧みず、かえって苦しめ、イスラエルが苦しむと、エドムは喜び、イスラエルが敵に攻められるときは、それに乗じて一緒にイスラエルを攻め、略奪しました。

神様はそれをよしとされませんでした。

神様は「あなた」が、敵であっても助け、守ることを望んでおられます。
これがオバデヤ書から学べることのひとつです。

2.自分の力を誇るとき、神様によって低くされます

エドムは、高いところに住み、自分たちの力を誇りました。
神様は、彼らをうち、高慢を砕かれました。

3.イスラエルは末の日に回復されます

末の日に、イスラエルに敵するもの、敵に加担するものは神様によって滅ぼされ
イスラエルの祝福は回復されます。

オバデヤ書他からいくつかの聖句を抜粋

(操作方法)右側の「+」付近をクリックすると聖句が広がって出てきます。
そのあと、右側の「-」付近をクリックすると閉じます。

エドムとイスラエルの敵対関係
(創世記27章)
36)エサウは言った、「よくもヤコブと名づけたものだ。彼は二度までもわたしをおしのけた。さきには、わたしの長子の特権を奪い、こんどはわたしの祝福を奪った」。また言った、「あなたはわたしのために祝福を残しておかれませんでしたか」。
41)こうしてエサウは父がヤコブに与えた祝福のゆえにヤコブを憎んだ。エサウは心の内で言った、「父の喪の日も遠くはないであろう。その時、弟ヤコブを殺そう」。

(詩編137章)
7)主よ、エドムの人々がエルサレムの日に、「これを破壊せよ、これを破壊せよ、その基までも破壊せよ」と言ったことを覚えてください。

(エゼキエル記35章)
5)あなたは限りない敵意をいだいて、イスラエルの人々をその災の時、終りの刑罰の時に、つるぎの手に渡した。
15)あなたが、イスラエルの家の嗣業の荒れるのを喜んだ

(アモス書1章)
11)主はこう言われる、「エドムの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼がつるぎをもってその兄弟を追い、全くあわれみの情を断ち、常に怒って、人をかき裂き、ながくその憤りを保ったからである。

(オバデア書1章)
10)あなたはその兄弟ヤコブに暴虐を行ったので、恥はあなたをおおい、あなたは永遠に断たれる。
11)あなたが離れて立っていた日、すなわち異邦人がその財宝を持ち去り、外国人がその門におし入り、エルサレムをくじ引きにした日、あなたも彼らのひとりのようであった。
12)しかしあなたは自分の兄弟の日、すなわちその災の日をながめていてはならなかった。あなたはユダの人々の滅びの日に、これを喜んではならず、その悩みの日に誇ってはならなかった。
13)あなたはわが民の災の日に、その門にはいってはならず、その災の日にその苦しみをながめてはならなかった。またその災の日に、その財宝に手をかけてはならなかった。
14)あなたは分れ道に立って、そののがれる者を切ってはならなかった。あなたは悩みの日にその残った者を/敵にわたしてはならなかった。

エドムや諸国の高慢が砕かれる
(オバデア書1章)
3)岩のはざまにおり、高い所に住む者よ、あなたの心の高ぶりは、あなたを欺いた。あなたは心のうちに言う、「だれがわたしを地に引き下らせる事ができるか」。
4)たといあなたは、わしのように高くあがり、星の間に巣を設けても、わたしはそこからあなたを引きおろすと/主は言われる。

イスラエルの救い
(オバデア書1章)
15)主の日が万国の民に臨むのは近い。あなたがしたようにあなたもされる。あなたの報いはあなたのこうべに帰する。
21)こうして救う者はシオンの山に上って、エサウの山を治める。そして王国は主のものとなる。

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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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