こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のニーファイ第一書5章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ニーファイ第一書5章の要約と感想
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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妻サライヤの非難を優しく受け止め慰める夫リーハイ
サライヤは4人の息子たちが子どもたちが荒野へ出てラバンのところへ向かったと知り、息子たちのことが心配で、すぐにリーハイに不平を言い始めた。
息子たちはきっと死んでしまう(殺されてしまう)、自分たちも荒野で死んでしまう。
これはすべて夫であるリーハイが幻を見たせいだ、とリーハイを責めた。
リーハイはサライヤの非難を優しく受け入れ、その言葉をはねつけず、怒らずに、受け入れて、たしかに自分は幻を見る人である。
しかしそれゆえに、神さまの慈しみを知るようになり、エルサレムが滅びる前に導き出され、約束の地が与えられた。
息子たちも必ず神さまに守られて帰ってくる、と言ってサライヤを慰め、安心させていた。
リーハイの言葉の通り、息子たちが難しいことを成し遂げてラバンの真鍮版を持ち帰ってきたとき、リーハイとサライヤは喜び、神さまに感謝を捧げ、サライヤはリーハイが神さまに導かれていることを疑わなくなった。
サライヤはリーハイが示現を受けて、これらのことをなしたのだとはっきり分かった、と証する。
母親にとってこどもの命は何よりも大切なものなのだ。
(1-9節)
ラバンの真鍮版はすべての民に伝わる
ラバンの真鍮の版がリーハイの子孫に伝わる。
しかも、「すべての国民、部族、国語の民、民族に伝わる」と預言した。
リーハイの子孫の多くはアメリカ大陸で滅びた。
船で行方不明になった人たちもいる。
モルモン書の時代を遥かに超えて、今の時代までも見通した。
(17-21節)
ラバンの真鍮版
ラバンの真鍮版には
1.モーセの5書(創世記、出エジプト記など)
2.世の初めらからのユダヤ人の記録
3.世の初めらからの預言者の言葉
が載っている
(10-13節)
リーハイの出自
ラバンの真鍮版には、リーハイの系図も載っており、それによって、リーハイは自分がエジプトに売られたヨセフの子孫であることを知る。
それまで、知らなかったようである。
何代か前からエルサレムに住むようになっていたためか、族長制度や嗣業も時代とともにあいまいなものになっていたのだろう。
この時代になると、自分の族を知らないイスラエル人もいた、ということである。
(14-16節)
聖文の価値
聖文の価値が強調されている。神さまの戒めを子孫に残す、という大きな祝福である。(17-22節)
おまけ
息子たちがエルサレムへ向かって行く途中。
リーハイとサライアは、
サライア
息子たちに対する心配からリーハイに苦情を言う。
母親の子供に対する気持ち。
リーハイ
主に頼ること、感謝する気持ち、確信を告げる。そして、慰める。
希望を与える。妻の言葉をよく聞いている。
家長としての権威や、神権で押さえつけようとはしていない。
サライアには心配要らないと諭している。
息子たち帰る。
父、母はともにとても喜ぶ。
サライア
慰められて、主の召しを確かに悟る。
リーハイが荒野に逃げよと命じられたこと。
真鍮版を取るに当たっての主の計らい。
リーハイ
真鍮版を調べる前に感謝を捧げている。
真鍮版
モーセの五書(創世記、アダムとイブ)・予言・歴史・系図
(リーハイはマナセの子孫アルマ10:3)
価値は大きい。主の約束を子孫に残す。
荒野の旅に持っていくことは主のみこころにかなう。