- 子どもたちとゾーラムがイシマエルの娘たちと結婚したあと、リーハイは、神さまから翌日にレムエルの谷から荒野へと旅立つように命じられた。
- その朝、天幕の入り口には丸い球の指示器が置かれていた。その指示器には行くべき方向と信仰の度合いを示す針がついていた。
- 一行は狩りをしながら旅を続けていたが、ニーファイが弓を壊し、兄たちの弓も弾力を失い、食料が取れなくなってしまった。
- その後、イシマエルが荒野で死を迎えた。
- 兄たちはリーハイとニーファイを殺すことを計画する。
リーハイやニーファイがこの逆境にどう対処したか。神さまはこの人たちをどうされたか。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のニーファイ第一書16章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ニーファイ第一書16章の要約と感想
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神さまの真理・正義は悪人を貫く
神さまの真理は悪人にとって厳しい。
罪のあるものは真理が胸の底まで刺し貫くから。
神さまの正義は、義人を義とし、終わりの日に高くあげられる。
真理に聞き従い、心にとめるなら、神さまの正義が厳しいとつぶやくことはない。
(1-3節)
ニーファイは兄たちに希望を抱いた
ニーファイルは、兄たちに神さまの戒めを守るように力の限り勧めた。
ニーファイの話を聞いて理解し、レーマンとレムエルも神さまのまえにへりくだった。
ニーファイは兄たちが義の道を歩むようになることを喜び、
そのことにおおきな希望を抱いた。
リーハイもニーフアイも示現の中で兄たちと自分たちの子孫がどうなって行くかを見てる。
でも、目の前のレーマン、レミユエルが神さまの戒めを守るように熱心にときすすめている。
ヨナの宣教で悔い改めたニネベのことがあるからか。
いや、それ以上に、彼らを愛しているから。その結果がわかっているからなお、熱心になるのだろう。
同じ熱心さで、、、
(4-5節)
リーハイの息子たちとイシマエルの娘たちの結婚
ここまでの荒野の旅の中で最も幸福な時間。
リーハイの4人の息子とゾーラムは、
それぞれ、イシマエルの娘たちをめとる。
これはリーハイに与えらえた戒め。
それを果たして、皆は神さまから豊かな祝福を受ける。
(7-8節)
再び荒野の旅を始める
神さまは夜にリーハイに翌日に荒野に旅立つように命じる。
朝起きると、天幕の入り口に、順良な真鍮でできた、入念な造りの、丸い球が置いてあった。
その珠の内部には、二本の指針があり、一本は荒野で進むべき方向を指し示していた。
リーハイとイシマエルの家族は、荒野へ持っていくものと「神さまが与えてくださった」食料をあつめ、あらゆる種をもって、荒野へ旅立った。
- レムエルの谷は、荒野を3日間旅したところにある。
- レムエルの谷を出て、4日間南南東に向かってすすみ、そこをシェザーと名付けた。
- その後も幾日ものあいだ、荒野の中の肥沃なところを、おなじ方向に進んでいった。
リーハイに啓示が降り、それに皆が従って、荒野を進む。
食料は「神さまが与えてくださった」ものであると感謝をしている。
(9-17節)
リーハイ一行に大きな試練が立ち向かう
ニーファイの弓も兄たちの弓も使い物にならなくなり、食べ物が手に入らなくなる。
イシマエルの死はイシマエルの娘たちにとっては大きな痛みとなる。
神様は人を試すことを許される。
都合のいいときも悪い時も、義い人もそうでない人も。
そんな時どうする?と問われている。
(18節~21節、34節)
試練のときの態度
荒野で食糧がない。
家族に食べさせるものがない。
このままでは皆が飢えてしまう。
苛立ちは当たり前と思える。
しかし、その時に、
自分にできることを全力で行うと決め、
信頼を持って、神さまに伺うとき、
神さまは、どこに行くのがよいか、教えてくれる。
それが容易でない道や、方法であっても、従って進むなら、助けを受ける
ニーファイは、兄たちに苦しめられても不平を言わず、
父や兄たちをも説得し、彼らはへりくだるようになった。
皆がへりくだったので、父に神さまに尋ねるように求め、
自分も飢えて疲れているのに、神さまの導きに従い、山の頂にのぼり、家族のために獣を「一頭だけではなく」何頭も取ってきた。
(18節~32節)
神さまは、小さな手段で大きなることを成し遂げられる
真鍮の丸い球
- 球の上に神さまの言葉が記されている。
- 球の中の指針は、それを持つ人のその球に寄せる信仰と熱意と注意力に応じて働く。
- 二本の指針の上には、読みやすく、神さまの道について理解を与えてくれる言葉が記されている。
- その言葉は、それを持つ人のその球に寄せる信仰と熱意と注意力に応じて書き換えられた。
(26-29節)
イシマエルの死
荒野の旅の途中でイシマエルが亡くなる。
イシマエルの娘たちは
父を亡くした悲しみと
荒野の旅の苦難から
リーハイとニーファイを責め、
エルサレムに帰ることを望むようになった。
約束の地への旅はそれほど年月がかかるとは思っていなかったに違いない。
飢えや渇き、疲労に悩まされ続けていた。
さきが見えてこない苛立ちもある。
自分たちも滅びると不平を言う。
もとの生活に戻りたくなるのも当然かもしれない。
(33-36節)
レーマンたちの反抗
イシマエルの娘たちの不平を受けて
レーマンはレムエルとイシマエルの息子たちに
リーハイとニーファイを殺してしまおうと提案する。
弟のニーファイは、兄たちの支配者になって、教えるものになっている。
ニーファイの偽りで、策略をもって、自分たちを支配しようとしている
神さまや天使は自分たちにも語り、ニーファイによって何度も助けられてきたのに
レーマンはそのことには触れず、偽りをもって、ニーファイに対して怒りを煽り立てようとした。
(37-38節)
神さまがレーマンたちを懲らしめられた
レーマンたちの反抗に対して、神さまが言葉を発せられ、ひどく懲らしめられた。
レーマンたちは怒りを静め、罪を悔い改めた。
その結果、神さまが再び食料を与えてくださるようになった。、
兄たちがへりくだるまでは、食料が差し止められていたようである。
(39節)
神さまの奇しき御業
たしかに、弟のニーフアイが一行のリーダーであった。
兄たちはリーダーに反抗しながらも、その力に頼っている。
持って生まれた気質なのか、兄たちは、反抗心を抑えることができなかった
神さまは彼らを鞭として使われ、悔い改めたその子孫を救われた。
奇しき御業。
(38-39節)
おまけ
真理
罪のある者の胸の底まで指し貫く。2Ne9:40
罪人にとって真理は残酷である。
ニーファイ
兄たちが主の命令を守るように熱心に勧めた。
兄たちが遜ったので正しい道を踏むと思い喜んだ。希望を持った。
リーハイの息子たちとゾーラム、イシマエルの娘たちと結婚する。
その夜、主の命令があり、明くる日に旅に出るようにと。
リーハイはここまで、主の命令をことごとく守った。
このたびの、翌朝の出発にも直ぐに応じた。
その朝、「リアホナ」を受け取る。
リアホナ:神は太陽のように光を与えたもう。
針:荒野で行くべき方向を指していた。信仰と熱心と注意の強弱に従って動く。
表面:主の道についての言葉(信仰により書き換えられた)
信仰により導きを得る。(強い信仰-->強い導き)
荒野を狩りをしながら何日も旅をする。
ニーファイの弓が折れる。-->肉が取れなくなる。-->食物が無くなる。
家族は疲れている上に食物が無くなって非常に苦しむ。
レーマン・レムエル。イシマエルの息子達・・荒野の艱難のために不平を言う。
皆は非常に悲しかった。(あとは死ぬしかない)-->リーハイも不平を言う。
ニーファイは他の人々を諭し、諌め、励ました。
心を尽くして(in the energy of my soul Splitual Powere)
全く主に頼っている。不平を言わない。-->祝福を得る。1Ne3:7
一本の弓と矢を作って父にどこへ行こうかと尋ねる。
自分で祈って主に尋ねることもできた。が、家長としてのリーハイを支持していた。(取って代わろうとはしない)
こうすることでリーハイを立ち直らせることができた。
リーハイはニーファイの言葉により自ら遜って、主に伺った。
リアホナの指示により食料を得る。
家族は喜び、主の前に遜る。感謝
何日も旅をする。
ネホムというところでイシマエルは死んで葬られる。
イシマエルの娘達、父が死んだことと荒野での艱難でリーハイに不平を言う。
(悲しみによって信仰を弱めた)
レーマン、レムエルとイシマエルの息子たちを煽動してニーファイに対して怒らせる。
1Ne16:37-38 真実を歪めている。
主の御声によって懲らしめを受ける。
怒りを解いて悔い改める。
食物が与えられ、祝福を受けた。
レーマンが天使を見るときは(3:29;16:39)ニーファイを殺そうとし、他に助ける方法が無いときである。
レーマンは天使を見ても、改心はしない。
ニーファイは天使によって命を助けられている。