先祖が救い出されたこと、その理由、罪のあるまま死んだ後に裁きの座に立つことについて、悔い改めの重要性、救い主についての証が記されている。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書5章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
- 1 モルモン書・アルマ書5章の要約と感想
- 1.1 アルマがゼラヘムラの教会の人たちに語る
- 1.2 アルマの父と彼に従った人たちはノア王やレーマン人の手から救い出された
- 1.3 先祖のことについて
- 1.4 先祖の状態について
- 1.5 先祖が救われたのはなぜか
- 1.6 質問の形で答える
- 1.7 自分たちはどうか
- 1.8 神さまの裁きの座にいる自分の姿を思い描くことができるか
- 1.9 具体的な内容で質問を繰り返す
- 1.10 悔い改める人は神さまのみもとに受け入れらる
- 1.11 悔い改めない人は捨てられる
- 1.12 神さまがアルマに命じて語らせている
- 1.13 救い主についてのアルマの証
- 1.14 悔い改めなければ救われないことを再度強調
- 1.15 良い羊飼いに従うように勧める
- 1.16 まとめ
- 1.17 おまけ
- 2 モルモン書・アルマ書5章からあなたは何を学びますか
モルモン書・アルマ書5章の要約と感想
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人々が神さまの教えから離れていく様子を悲しみ、大さばきつかさの職を辞して、大祭司の職に専念することにしたアルマはゼラヘムラの教会の人たちに悔い改めを伝えた。
アルマ5章では、アルマの言葉だけが記録されている。多くの質問をし、その多くに自分で答えている。
※質問は[Q**]の連番で示している。
アルマがゼラヘムラの教会の人たちに語る
先祖は囚われの状態にあったが悔い改めて救い主の憐れみによって救いを得た。
あなた方は先祖と同じように救いを得ることができると思っていますか。
汚れたままで、神さまの法廷に立つ姿を思い描きますか。
汚れたままで、聖なる預言者たちとともに住めると思いますか。
汚れたまま死を迎えるなら、聖なる場所に住むことはできない。
すぐに悔い改めて義の道を歩むようにしなさい。
そうでなければ悪魔とともに地獄にとどまることになる。
アルマの父と彼に従った人たちはノア王やレーマン人の手から救い出された
先祖のことについて
[Q01]あなたがたは,先祖が囚われの状態にあったことをよく覚えているか。[Q02]先祖に対する神の憐れみと寛容をよく覚えているか。
[Q03]また神が彼らを地獄から救い出されたことをよく覚えているか。
(6節)
先祖の状態について
神は先祖の心を改めさせ,深い眠りから覚まされたので,目覚めて神に従った。
かつて暗闇のただ中にいたにもかかわらず,後に永遠の御言葉の光に照らされるようになった。
死の縄目と地獄の鎖に縛られ,永遠の滅びが彼らを待ち受けていた。
(7節)
[自答]滅ぼされなかった。
(8節) [Q05]死の縄目は断たれ,先祖を縛っていた地獄の鎖は解かれたか。
[自答]死の縄目と地獄の鎖は解かれ,心は広がり,贖いをもたらした愛について歌った。今,救われている。
(9節)
先祖が救われたのはなぜか
[Q06]彼らはどのような条件で救われているのであろうか。[Q07]彼らは何を根拠にして,救いを望むことができたのであろうか。
[Q08]彼らが死の縄目と地獄の鎖から解かれた理由は何であろうか。
(10節)
質問の形で答える
[Q09]父アルマは,アビナダイの口から告げられた御言葉を信じなかったか。[Q10]アビナダイは聖なる預言者ではなかったか。
[Q11]彼は神の御言葉を語らなかったか。
[Q12]父アルマはそれを信じなかったか。
(11節) [自答]父アルマは信じたので,心の中に大きな変化が生じた。父アルマはあなたがたの先祖に御言葉を宣べ伝え,彼らの心の中にも大きな変化が生じた。彼らはへりくだり,まことの生ける神に信頼を寄せた。彼らは最後まで忠実であったので,救われた。
(12-13節)
自分たちはどうか
[Q12]霊的に神から生まれているか。[Q13]顔に神の面影を受けているか。
[Q14]心の中に,この大きな変化を経験したか。
(14節)
神さまの裁きの座にいる自分の姿を思い描くことができるか
[Q15]自分たちを造られた御方の贖いを信じる信仰を働かせているか。[Q16]死すべき体がよみがえって不死のものとなり,死すべき体にあってなした行いに応じて裁かれるために神の御前に立っている有様を見ているか。
[Q17]地の面でのあなたがたの行いは義の業であった』と言われる主の声を聞く自分自身を,今,心に描くことができるか。
[Q18]その日主に向かって偽りを言い,『主よ,地の面でのわたしの行いは義にかなった行いでした』と語って,主から救いを得ようとしている自分自身であろうか。
[Q19]罪悪感と悔恨の情にさいなまれながら,神の裁きの座に連れ出される自分自身を,今,心に描くことができるであろうか。
[Q20]純真な心と清い手をもって神を仰ぎ見ることができるか。
[Q21]自分の顔に神の面影を刻まれた有様で仰ぎ見ることができるか。
[Q22]たとえ自分の身をゆだねて悪魔の手下になったとしても救われる,と考えているだろうか。
(15節-20節) [自答]あなたがたが救いを得られないことは,その日に分かるであろう。だれも衣を白く洗い清められないかぎり,救いを得られないからである。人の衣は,わたしたちの先祖がこれまで語ってきた御方の血によって,すべての汚れがきれいになるまで清められなければならない。その御方は,御自分の民を罪から贖うために必ず来られる。
(21節) [Q23]血とあらゆる汚れで汚れた衣を着たまま神の法廷に立つ人がいるとすれば,その人はどのように感じるであろうか。
[Q24]見よ,それらのものは,あなたがたについてどのような不利な証言をするであろうか。
[Q25]それらのものは,あなたがたが人殺しであること,また,あらゆる悪事を犯した者であることを証言しないであろうか。
[Q26]このような人が,今清められていて染みのない,清くて白い衣を着ているアブラハム,イサク,ヤコブ,そのほかすべての聖なる預言者とともに,神の王国で座に着く場所を得られると思うか。
(22節-24節) [自答]それは得られない。あなたがたがわたしたちの創造主を世の初めからの偽り者としないかぎり,または世の初めからの偽り者であると思わないかぎり,このような人々が天の王国で住む場所を得られるとは思えない。かえって,このような人々は悪魔の王国の子であるから,追い出されるであろう。
(25節)
具体的な内容で質問を繰り返す
[Q27]もしあなたがたが心の変化を経験しているのであれば,また,贖いをもたらす愛の歌を歌おうと感じたことがあるのであれば,今でもそのように感じられるか尋ねたい。(26節) [Q28]罪のない状態で神の御前を歩んできたか。
[Q29]もし今死ぬように召されたとして,心の中で自分は十分にへりくだっていると言えるであろうか。
[Q30]自分の衣は,将来御自分の民を罪から贖うために来られるキリストの血によって清められ,白くされていると言えるであろうか。 [Q31]高慢な心を取り去っているか。
[Q32]ねたみを取り去っていない人がいるか。
[Q33]自分の兄弟をあざけっている人,あるいは兄弟に迫害を加えている人がいるか。
(27-30節) [自答] (高慢な心やねたみを)取り去っていなければ,神にお会いする用意ができていない。見よ,あなたがたは早く用意をしなければならない。天の王国はすでに近く,このような人は永遠の命を得られないからである。
(高慢な心やねたみを持つ)人は用意ができていないので,早く用意をしてほしい。時は近づいており,いつその時が来るか分からないからである。このような人は罪がないとは認められない。
(高慢な心やねたみを持つ)人は,用意ができていないので災いである。悔い改めなければならない時が近づいている。悔い改めなければ救われないであろう。
悔い改める人は神さまのみもとに受け入れらる
罪悪を行う人はすべて災いである。『悔い改めよ。悔い改めよ』と主なる神は言われた。
主はすべての人を招き,憐れみの御腕を伸べて,『悔い改めよ。そうすれば,わたしはあなたがたを受け入れよう』と言われる。
主は言われる。『わたしのもとに来なさい。あなたがたは命の木の実を食べるであろう。あなたがたは価なしに命のパンを食べ,命の水を飲むであろう。
わたしのもとに来て,義の業を行いなさい。そうすれば,あなたがたは切り倒されて火の中に投げ込まれることはない。
(28-35節)
悔い改めない人は捨てられる
良い実を結ばない者,すなわち義の業を行わない者の嘆き悲しむ時が近づいている。』
罪悪を行う人々よ。俗世のむなしいものを誇る人々よ。義の道を知っていると公言しながら,羊飼いがこれまでも,また現在も呼んでおられるにもかかわらず,その声を聴こうとしないで,まるで羊飼いのいない羊のように迷っている人々よ。
良い羊飼いはあなたがたを呼んでおられる。しかも御自分の御名,すなわちキリストの御名によってあなたがたを呼んでおられる。もしあなたがたがその良い羊飼いの声を,将来その名によってあなたがたが呼ばれるその御名を聴こうとしないならば,あなたがたはその良い羊飼いの羊ではない。
[自答]悪魔があなたがたの羊飼いであり,あなたがたは悪魔の羊の群れに属している。 [Q35]これを否定できる者がだれかいるであろうか。
[自答]これを否定する者は偽り者であり,悪魔の子である。
善いものは何であろうと神から出,悪いものは何であろうと悪魔から出るからである。
人がもし善い行いをするならば,その人は良い羊飼いの声を聴き,良い羊飼いに従う。しかし,悪い行いをする者はだれであろうと,悪魔の子になる。悪魔の声を聴き,悪魔に従うからである。
このように行う者はだれであろうと,悪魔から報いを受ける。このような者はすべての善い行いに対して死んだ有様になるので,義にかかわることについて報いとして死を受けるのである。
(36-42節)
神さまがアルマに命じて語らせている
わたしの同胞よ,わたしの言うことを聞いてほしい。わたしは心を込めて語っており,またあなたがたが誤解しないように,分かりやすく語ってきた。神が命じられるままに語ってきた。
わたしは,キリストなるイエスにある神の聖なる位に従って,このように語るように召されているからである。わたしは,将来起こることについて先祖が語ってきたことを,立ってこの民に証するように命じられている。
[自答]わたしは,自分が語ってきたこれらのことが真実であることを知っている。 [Q37]わたしがどのようにしてこれらのことが確かであるのを知ったと思うか。
[自答]これらのことは,神の聖なる御霊によってわたしに知らされているのである。わたしは自分でこれらのことを知ることができるように,幾日もの間,断食をして祈ってきた。これらのことが真実であるのを,わたしは今,自分自身で知っている。主なる神が神の聖なる御霊によってこれらのことをわたしに明らかにされたからである。わたしの内にある啓示の霊によって知らされたのである。
先祖が語ってきた言葉が真実であることは,わたしの内にある預言の霊によってもわたしに示されてきた。これはまた,神の御霊の現れによるものである。
(43-47節)
救い主についてのアルマの証
将来起こることについてこれからあなたがたに語ることは,何事もすべて真実であると,わたしは自分で知っている。わたしはイエス・キリストが将来来られることを知っている。イエス・キリストは御子,すなわち御父の独り子で,恵みと憐れみと真理に満ちておられる。世の罪,まことにその御名を確固として信じるすべての人の罪を取り除くために来られるのは,この御方である。
わたしの愛する同胞とこの地に住むすべての人に教えを説き,老いた人にも若い人にも,束縛された人にも自由な人にも,老人にも中年の人にも青年にも,すべての人に教えを説き,彼らに悔い改めて再び生まれなければならないことを叫び求めること,これが,わたしが召された位である。
御霊は言われる。『地の果てに至るすべての者よ,悔い改めよ。天の王国はもう近い。神の御子は,栄光,威勢,尊厳,力,主権を帯びて来られる。』御霊は,『見よ,全地の王であり,また天の王でもある御方の栄光が,間もなくすべての人の子らの中に輝き渡る』と言われる。
悔い改めなければ救われないことを再度強調
御霊はまたわたしに語り,力強い声でわたしに叫んで,『出て行ってこの民に,「悔い改めよ。悔い改めないかぎり決して天の王国を受け継ぐことはできない」と言いなさい』と言われる。
御霊は言われる。『見よ,斧は木の根元に置かれている。良い実を結ばない木はことごとく切り倒されて火の中に,燃え尽きることのない火,消すことのできない火の中に投げ込まれる。聖者がこのように言われたということをよく覚えておきなさい。』
(48-52節)
[Q38]これらのことを退け,聖者を足の下に踏みつけることができるか。
[Q39]あなたがたの心を高慢にして誇ることができるか。
[Q40]高価な衣服を着て,俗世のむなしいもの,自分の富に執着し続けるつもりか。
[Q41]自分はほかの者よりも優れていると思い続けるつもりか。
[Q42]へりくだり,神の聖なる位に従って歩む同胞を,迫害し続けるつもりか。
[Q43]貧しい人や乏しい人に背を向け,彼らにあなたがたの持ち物を与えないつもりか。
(53節-55)
その同胞は,神の聖なる位によってこの教会に導かれ,聖なる御霊によって聖められており,そして今,悔い改めにふさわしい行いをしている。
(54節)
56)自分の悪の中にとどまるつもりのすべての人に言う。これらの人々は,すぐに悔い改めないかぎり,切り倒されて火の中に投げ込まれてしまうであろう。
57)良い羊飼いの声に従いたいと望んでいるすべての人に,わたしは言う。悪人から去り,離れ,彼らの清くないものに触れてはならない。悪人の名は消され,義人の名の中には数えられない。それは神の御言葉が成就するためである。神は言われる。『悪人の名が,わたしの民の名とともに並べられることはない。
58)義人の名は命の書に書き記されるからである。わたしは義人に,わたしの右において受け継ぎを授ける』と。
(56-57)
たとえ反論したとしても,大したことはない。神の御言葉は必ず成就するからである。
(58節)
良い羊飼いに従うように勧める
多くの羊を飼っているとき,おおかみが入って来て,羊の群れを食い尽くすことのないように,
[Q45]羊の番をしない羊飼いがあなたがたの中にいるであろうか。[Q46]おおかみが羊の群れの中に入って来れば,羊飼いはそのおおかみを追い払わないであろうか。
[自答]できれば羊飼いは,そのおおかみを殺すであろう。
良い羊飼いは今,あなたがたを呼んでおられる。あなたがたがその声を聴くならば,良い羊飼いはあなたがたを御自分の羊の群れに導き入れ,あなたがたは良い羊飼いの羊になる。良い羊飼いは,あなたがたが滅びることのないように,飢えたおおかみをあなたがたの中に決して入れてはならないと,あなたがたに命じておられる。
わたしアルマは,あなたがたに語ってきた言葉を,わたしに命じられた御方の御言葉のとおり実行するように,あなたがたに命じる。
わたしは教会に属しているあなたがたに,これらのことを命令として告げる。そして,教会に属していない人々には,招きの言葉として次のように言う。『あなたがたも命の木の実を食べる者となれるように,来て,悔い改めのためのバプテスマを受けなさい』と。」
(59-62節)
まとめ
より良いものを選んで行うなら、神さまから報いを受け
悪いものを選んでしまうなら、悪魔から報いを得ることになる
良いものに見えて、より良いものから遠ざけるものもあり
良いものから、目を逸らさせるものもある
気を逸らさず、たえず良いことを選ぶように、注意しよう
神さまの預言者はみな、キリストが来られること
キリストの特質、つまり愛と憐れみに、満ちた方であること
キリストが世の罪を取り除くために世に来られること
を証している
受け入れて従うなら、清められ救いを得る道にはいる
おまけ
ゼラヘムラでアルマは宣べはじめる。
父アルマと教会の歴史を思い出させる。
奴隷・・罪の中にいること。
自由・・この世の束縛から離れること。(罪、間違った教え)
神の道を知り、心を改め、謙遜な心で神に頼り、行いを忠実にしたために、救われ、自由の身になった。
アルマの質問
霊によって生まれ、神の子となっているか。
神の御姿 imageを自分の身に受けているか。
大きな改心を既に感じているか。
購いを信じているか。(本当に)
神の裁きを受けるところが見えるか。
清い心と清い手で神を仰ぎ見ることができるか。
御子の血によって人の衣はその汚れが全く洗い去られるまで清められなくてはならない。
かつて、神の愛を賛美したいと思ったなら、今もそう思えるか。
高慢な心、妬み心、侮り、苦しめる。これをすっかり取り去る。
神に合う用意
神のみもとへ来て、無料で自由に、生命のパン、命の水を得る。条件は悔い改め。
良い羊飼いに従う。良い羊飼いの羊
生命。
良い羊飼いに従うことを勧める。
招いておられる。従うなら、良い羊飼いの羊になる。
良い羊飼いに従わない。
悪魔の羊
善からの死、従うものから報いを受ける。
アルマ37:27
神権者の務め。
44,45節
全心全力を尽くして、民に神の言葉を伝える。守るように、望み、励ます。
悔い改めて新たに生まれる。
断食と祈りにより、「みたま」により、真理を知る。
「みたま」は勧めて、悔い改めと、主の来臨のことを告げる。
民の「高慢」「贅沢」「この世の富への執着」「兄弟への迫害」「惜しむ心」を非難する。
兄弟
謙遜、神の道に従って教会に入り、聖霊によって聖められ、悔い改めにかなう行いをする。
伝道
自分の持てる全ての物を惜しみなく、人々に与え、神の道を伝える。
時間、才能、財産、思い
神の言葉は必ず成就する。
人が異議を唱えたにせよ。
教会員に命令として語り、他の人々に悔い改めとバプテスマとを受けて、永遠の生命を得るように導くために語る。
ガラ4:19