モルモン書・アルマ書45章の要約と感想

モルモン書のアルマ書45章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書45章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・アルマ書45章の要約と感想

モルモン書のアルマ書45章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
アルマ書45章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

モルモン書・アルマ書45章には、ニーファイ人がやがて滅びる時が来るというアルマの預言とニーファイ人が高慢になっていく様子が記されている。
神さまの祝福で大きな艱難を乗り越え、平和になったときに、多くの人々は富を得て、高慢になる。

アルマの預言

アルマは息子ヒラマンの信仰を確認し、成就するまで公にしてはならない預言を託した。

その預言とは、将来、イエスキリストさまがニーファイ人にご自身を現わされてから400年後に不信仰に陥り、闇の業と好色とすべての罪悪に陥り、戦争と疫病、飢饉と流血を目にして、ついに滅びる、というものである。

ニーファイ人は非常に大きな光と知識に対して罪を犯すので、イエスキリストさまがニーファイ人にご自身を現わされてから第四世代の人々が全員世を去る前に,この大きな罪悪が起こる。

アルマ書45章
14)そのときに生き残って,大いなる恐るべき日に滅ぼされない者は,主の弟子と呼ばれる少数の者を除いて,皆レーマン人の中に数えられ,レーマン人のようになる。しかも,主の弟子と呼ばれる者たちもレーマン人に追われ,ついに彼らも絶えてしまう。罪悪のために,将来この預言は成就するであろう。

アルマは、息子たちを祝福し、義人のために地を祝福した。

アルマ書45章
16)そして,アルマは言った。「主なる神は言われる。『地は,まことにこの地は悪を行うあらゆる国民,部族,国語の民,民族に対してのろわれる。悪が完全に熟すとき,彼らは滅びるであろう。』必ずわたしが言ったようになる。これは神が地に下されたのろいであり,祝福だからである。主はほんのわずかでも,罪を見過ごしにされることはないからである。」

※ニーファイも示現で自分の子孫が滅びるのを見ていた。
神さまの正義を変えることはできない。
神さまは悔い改めを条件に罪からの救いの道を用意された。罪のあるままに救うことは神さまの正義を変えること。
悲しいことであるが、真理を深く知った後でそれから離れると神さまの祝福を失って滅びに至る。

(2-16節)

ニーファイ人はレーマン人に滅ぼされる

ニーファイ第一書12章には、ニーファイが見た示現のうち、リーハイの子孫の行く末を見たことが記されている。 兄たちの子孫と自分の子孫との間の争い、天変地異、暗黒の霧、神さまの御子、救い主、贖い主の訪れ、その後の争い、自分の子孫の滅亡[…]

ジェロム書1
10 そして主の預言者たちは,もし民が戒めを守らず,背くようになるならば,彼らは地の面から滅ぼし去られるという神の言葉に従って,ニーファイの民に強い警告の言葉を発した。

ヒラマン書3章
16)そして,ニーファイ人が戒めに背き,殺され,略奪され,狩り出され,追い出され,虐殺され,地の面に散らされ,レーマン人と交じってもはやニーファイ人と呼ばれなくなり,邪悪で野蛮で残忍になり,まことにレーマン人になってしまう・・・略・・・

ニーファイ第二書1章
7)したがって,この地は主が連れて来られる者のために聖別されている。もしこの人々が主から与えられた戒めに従って主に仕えるならば,ここは彼らにとって自由の地となり,彼らは決して囚われの身に陥ることがないであろう。もし囚われの身に陥るならば,それは罪悪のためである。罪悪がはびこるとき,地は罪悪を犯す人々のためにのろわれるが,義人のためにはとこしえに祝福されるからである。

アルマは消息を絶った

アルマは、そのときから後信仰にしっかりと立つすべての人を祝福し、ゼラヘムラの地を出ていった。
その後の消息は耐えた。

アルマは義人であったので、モーセのように神さまの御手によって、神さまのもとに受け入れられたのかもしれない。
(17-19節)

教会員の中に不和が起きた

レーマン人との戦争のため、民の中の多くの小さな不和と騒動の影響を取り除く必要があった。
アルマの息子ヒラマンが民の中に神さまの御言葉を伝え、全地のすべての町に教会を設け、それぞれの教会をつかさどる祭司と教師を任命した。

その後、教会員の中に不和が起き、ヒラマンと彼の同僚たちの、神さまの前をまっすぐに歩むようにという言葉を心に留めようとしない人たちが現れた。
彼らは、非常に豊かな富を得て高慢になり、ますます富に目を向けるようになった。

※ゾーラム人とレーマン人の大軍がニーファイ人を攻め、神さまの助けを得て、多くの犠牲によってレーマン人たちを追い返した。
平和になったが、富を持つ者の高慢によって、ニーファイ人の中で不和が生じる。
彼らは自分たちが教会の指導者になれなかったことに腹を立てたのかも知れない。
教会の指導者になって権力をふるいたかったのか、自分たちの高慢を責める指導者が気に入らなかったのか。

(20-24節)

アルマ書31章
5)ところで,御言葉を説き教えることは民に正しいことを行わせるのに大きな効果があり,まことにそれは,剣やそのほか,これまで民に起こったどのようなことよりも民の心に力強い影響を及ぼしたので,アルマはこの度も神の言葉の力を使うのが望ましいと思った。

富を持つ危険性

ニーフアイも示現で見た。
アルマも知っていた。

将来、ニーファイ人が豊かになることで高慢になり、権力をむさぼり、民の中に不和が生じて、やがて滅びてしまうことを。

それでも彼らは民の福利のために、最後まで熱心に善を行うよう、民に勧め続けた。

富や権力を求める心は自制しないと。

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モルモン書・アルマ書45章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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