こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書44章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・アルマ書44章の要約と感想
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この方法は後の時代にも引き継がれた。
モロナイの提案
ニーファイ人の司令長官モロナイは、レーマン人の軍隊を包囲し、レーマン人の兵士たちが恐れているのを見て、自分の兵に戦いをやめるように命じ、レーマン人の司令長官ゼラヘムナに、レーマン人の兵士の命を助けよう、と提案する。
ニーファイ人の司令長官モロナイは、レーマン人が攻めてきた理由と、ニーファイ人が戦う理由を説明し、ニーファイ人はレーマン人に滅ぼされることのないように神さまの力によって守られていると宣言した。
アルマ書44章
5)ゼラヘムナよ,我々の腕を強くしておまえたちを打ち負かす力を得させてくださったあの全能の神の御名によって,また我々の信仰,宗教,礼拝の儀式,教会にかけて,妻子を養う神聖な務めにかけて,我々の国土に愛着を起こさせる自由にかけて,我々のあらゆる幸福の源である神の神聖な御言葉を守る行為にかけて,また我々にとって非常に大切なすべてのものにかけて,わたしはおまえに命じる。
6)それだけではない。おまえたちが生き延びたいと思っている望みにかけて,おまえに命じる。我々に武器を引き渡せ。そうすれば,我々はおまえたちの血を求めない。もしおまえたちが去って,再び攻めて来ないというのであれば,命を助けてやろう。
7)しかし,もしそうしないのであれば,見よ,おまえたちは我々の手の中にあるので,わたしは兵に命じて攻撃させ,おまえたちの身に致命傷を負わせて全滅させよう。そのときに,我々のどちらがこの民を治める権力を持ち,どちらが奴隷になるかが分かるであろう。
(1-7節)
ゼラヘムナは提案を拒む
ゼラヘムナは、将来、破るとわかっている誓いを立てることはできないとして、モロナイが出した条件を拒み、武器を渡すからレーマン人の兵士を荒野へ去らせてほしいと提案する。
ゼラヘムナは、レーマン人の兵士をニーファイ人の手に渡したのは神さまの力だとは信じない、ニーファイ人をレーマン人の剣から守ったのは、胸当てと盾である、と言った。
モロナイはゼラヘムナが引き渡した武器をゼラヘムナに返し、戦いの決着をつけようと言った。
ゼラヘムナはモロナイを殺そうと剣を振り上げたが、モロナイの兵に剣を叩き落され、頭の皮をはぎ取られ、レーマン人の兵の中に逃げ込んだ。
(8-12節)
多くのレーマン人が平和の誓いを立てた
ゼラヘムナの頭の皮が掲げられ、平和の誓いを立てて去らないと自分たちも同じように地に倒される、と聞いて、多くのレーマン人が恐れをなして、モロナイの足元に武器を投げ出し、平和の誓いを立てた。彼らは荒野へ立ち去ることを許された。
ゼラヘムナは非常に怒り、残りの兵たちをそそのかして怒らせ、激しくニーファイ人と戦わせた。
モロナイも残ったレーマン人の強情さを怒り、兵に戦うように命じた。
レーマン人は肌も頭も守っていなかったので、刺され、討たれ、見る間に倒れていった。
アルマ書44章
19)するとゼラヘムナは,彼らが皆殺しにされてしまいそうなのを見て,モロナイに必死に叫び求めて,残った者の命を助けてくれるならば自分も部下も二度と攻めて来ないと誓うことを約束した。
20)そこでモロナイは,再び殺すのをやめさせ,レーマン人から武器を取り上げた。こうしてレーマン人は,モロナイと平和の誓いを立てた後,荒れ野へ立ち去ることを許された。
(13-20節)
アルマ書62章
16)そして彼らは,これらの者を捕らえた後,二度とニーファイ人に対して武器を取らないという誓いを彼らに立てさせた。
17)そして,これらの者が誓いを立てると,彼らはこれらの者をアンモンの民とともに住めるように送り出した。このときに殺されなかった者は,およそ四千人であった。
両軍の死者は多かった
両軍の死者は数えきれないほど多数に及んだ。
モロナイと軍隊は死体をシドン川に投げ込んで海の深みに葬った後で、自分たちの家と土地に帰った。
アルマ書45章
1)さて見よ,主が再び敵の手から救ってくださったので,ニーファイの民は非常に喜び,主なる神に感謝をささげた。そして,彼らは大いに断食し,大いに祈り,非常に大きな喜びをもって神を礼拝した。