兄たちの子孫と自分の子孫との間の争い、天変地異、暗黒の霧、神さまの御子、救い主、贖い主の訪れ、その後の争い、自分の子孫の滅亡、リーハイの子孫が不信仰に陥ってしまうこと。
ニーファイは、神さまの御子の訪れがあることとともに、自分の子孫の罪悪と罪悪のために滅びることを見た。
これがやがて起こるとしても、ひとりでも多くの人が救われるために、できることをしたいと願ったのではないだろうか。
こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のニーファイ第一書12章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ニーファイ第一書12章の要約と感想
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
ニーファイ第一書12章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます
ニーファイ人の歴史
天使が「見なさい」というたびに、場面は変わり
天使はニーファイに、ユダ・エルサレムでの救い主の生涯を見せた後
約束の地に渡った後に、数多く増えた、自分たちの子孫の様子を見せる。
ニーファイの子孫は、兄であるレーマンの子孫と世代を超えて、争いを続け、多くが殺されていく。
そして、暗黒の霧が起き、天変地異で多くの町が滅びた後、
暗黒の霧が晴れ、生き残った大勢の人のところに、神さまの御子、救い主が来られる。
聖霊がニーファイ人の12弟子に降られ、ニーファイ人を導く。
この示現が実際に起きた時の記録は、ニーファイ第3書8章以降に残されている。
ニーファイ第三書8章5節~の聖句を見る
ニーファイ第三書11章5節~の聖句を見る
ここでも、おわりのことまでがはじめから伝えられている。
(1-8節)
ニーファイ人の12弟子とイスラエルの12使徒
イスラエルの12使徒はイスラエルの12部族を裁く。
ニーファイ人の12弟子は、ニーファイ(ヨセフの子孫)の子孫であるので、イスラエルの12使徒から裁かれる。
ニーファイ人の12弟子はニーファイ人を裁く。
ニーファイ人の12弟子は神さまの御子、贖い主を信じる信仰により、清められている。
(9-10節)
ニーファイ人はレーマン人に滅ぼされる
神さまの御子、贖い主が訪れてから3代目までの人たちは全員、4代目の人たちの多くは義のうちに世を去る。
そのあと、悪魔の誘惑によって、人々の間に高慢と争いがおこり、
ついに、レーマンの子孫を中心としたグループ(レーマン人)がニーファイの子孫を中心としたグループ(ニーファイ人)を打ち負かす。
そのあと、レーマンの子孫を中心としたグループの中でも争いが続き、まったく、不信仰な、忌まわしい人々になる。
(11-23節)
正義の言葉がへりくだる人と高慢な人の間を隔てる
リーハイの示現の解き明かし
-
人の子らの目をくらます
心をかたくなにする
広い道に踏み込ませて、
滅び失われるように仕向ける
-
ニーファイ人を滅ぼしたのも高慢と悪魔の誘惑である
神さまの御子、救い主について、世の初めからとこしえに聖霊が証される
(16-18節)
おわりのことをはじめから
ニーフアイ人の指導者はこの言葉を読んでいる
高慢になり、悪魔の誘惑に屈する時に、レーマン人に打ち負かされる、ということを知っている
高慢と誘惑に陥らないように熱心に民に勧めるのは指導者の務め
イスラエルも同じ罠にかかって隣国に攻め滅ぼされた
私たちは?
(19節)
おまけ
ニーファイはここで自分の子孫の歴史を見た。ニーファイ人が滅びるまで。
約束の地に着くまでに、平和と戦争、繁栄と堕落の全てを知った。
子羊が子孫のなかに現れる。(3Ne8参照)
12弟子 信仰により子羊の血によって清められた。
12使徒 イスラエルの12支族を裁く(支配する)。(DC29:12)
神の正義の言葉 人の空想と高慢と擬人とを分ける。(1Ne15:30)
メシアについての証 世の初めから永遠に至るまで聖霊が証する。