ニーファイは、神さまの御子が人を救うために、この世に生まれ、人が救われるためになすべきことを教え、人々を癒し、ご自分が全人類の罪の代価として犠牲になることや、
ヤコブの家(子孫)が、神さまの御子が召した12使徒と戦うために集まるのを見た。
神さまの御子は、全人類を愛するがゆえに、人として生まれ、苦しみを負い、罪のない犠牲となられたのである。これは神さまがわたしたちを深く愛しておられるからである。
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モルモン書のニーファイ第一書11章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・ニーファイ第一書11章の要約と感想
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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ニーファイは自分で見たものの意味を自分で知る
ニーファイの問いに対して、御霊や天使は「見なさい」と答える。
御霊や天使は、ニーファイがわからないことと
登場する人についての説明と質問をして
ニーファイ自身が答えを見つける。
ニーファイと御霊とのやり取り
- ニーファイはリーハイの見たことを知りたいと願い、神さまがそれを明らかにしてくれると信じて思いにふけっていた。
- 神さまの御霊がニーファイを一度も見たことも無い高い山に連れて行った。
- 御霊はニーファイに「望みはなにか」と尋ねる。
御霊はニーファイの気持ちを知らないの? 知っていてあえて確認しているの?
- ニーファイは自分の望みを伝える。
- 御霊は、ニーファイに、「リーハイが実際に木を見たと信じるか」と尋ねる。
- ニーファイは、リーハイの言葉をすべて信じているし、そのことは御霊もご存知です、と答える。
- 御霊は、声高らかに、神様への賛美を叫び、ニーファイに神さまの御子を信じるので幸いだ、望んでいるものを見る、と告げる。
ニーファイはリーハイの言葉を信じると応えた。
御霊はニーファイが神さまの御子を信じている、と言っている。
リーハイの言葉を信じれば、神さまの御子、救い主を信じることになるからだろう。
(1-6節)
ニーファイに与えらえた1つめのしるし
- 御霊はニーファイにしるしを与える、と約束する。
- ニーファイはリーハイの見た命の木を見る。
- あらゆるものに勝って貴い木であるとニーファイは知る。
- 木の解き明かしを知りたいと願う。
- ひとりの男の人が天から降るのを見る。
- ニーファイは、ナザレの美しい乙女が幼子を生むと知る。
- 天使は神さまがご自身を低くされるのがわかるか、と問う。
- ニーファイは、神さまが人を愛しているのは知っているが、すべてのことを知っているわけではないと応える。
- ニーファイは、その人(幼子)が、神さまの御子であるという証を得る。
- ニーファイは、命の木、実を結ぶ木、は神さまの御子、神の愛であることを知る。
これが、しるし である。
(7-23節)
この間に、説明役が、御霊から天使に交代する。
御霊とのやり取り
天使とのやり取り
神の御子が人の中に歩まれる
ニーファイは、天使によって、神の御子の時代について教えられ、以下の様子を見て知った。
- 神さまの御子が人の子らの中を歩まれ、多くの人が御子を拝む。
- 鉄の棒が、行ける水の源(神さまの御子)に導く神さまの言葉である。
- 水も命の木も神さまの愛の現れである。
- 神さまの御子が、自身には罪がないのに、罪の赦しのためのバプテスマを受け、聖霊を受けられる。
- 神さまの御子は大勢の人を教え導くが、人々が神の御子を自分たちの中から追い出す。
- 12使徒が召される。
- 天使たちが人々のところにあらわれて、教え導く。
- 神さまの御子が人々の中をめぐり、苦しむ人たちを癒される。
(24-31節)
神の御子がとらえられ十字架につけられて殺される
天使はニーファイに、神さまの御子、世の罪の贖い主が、人々に捕らえられ、裁かれるところを見せた。
ニーファイは、世の人が、自分たちの救い主を裁いたと、証ししている。
またニーファイは神さまの御子が世の罪のために十字架につけられ、殺されるのを見た。
(32-33節)
神の御子が殺されたのち、世の人と12使徒との戦いがあった
神の御子が殺されたのち、世の人が大勢集まり、12使徒との戦いをしようとしていた。
12使徒は、神さまの御子の福音を広めようとしていたが、多くの世の人たち(イスラエルの家)は、自分たちの高慢により、それを阻もうとしていたのである。
(34-35節)
12使徒と戦うものは滅びる
ニーファイは、12使徒と戦おうとする(福音をひろめるものを迫害する)高慢な人たちが滅びるのを見た。
(36節)
おまけ
ニーファイ
リーハイの見たことを知りたいと思い、主は私にも見せることができると信じて思いに耽っていた。
願い-->希望-->信仰
深く考える--示現を受ける条件
「みたま」とニーファイの会話 「みたま」は人の形(11節)
ニーファイの信仰 父(指導者)の言葉を全く信じている。
神の御子を信じるので望みのものを見せる。
(命の木、神の御子が降臨すること)
神の御子についての証-->「しるし」となる。
命の木 あらゆるものにまさって尊い木、神の愛、福音
人の心にとって最も喜ばしいもの(23節)
天使とニーファイの会話 御子についての示現
天父の愛 御子を世にくださった。
御子の愛 人のために苦しみを受ける。
天父のみこころに完全に従った。
24節と8:30とを比較、これにより、ニーファイは悟る。
ニーファイはまず、乙女を見、そして、次に、幼子を抱いた乙女を見た。
どうしてそうなったかは問うところではない、
何が起こったかがわかればよい。
子羊の使徒に反対するイスラエルの家の者たち 背教者
1コリ1:18;2:14;1:27-28
高慢 世の人々と知恵 崩れる。
子羊の使徒と戦う人々 滅びる。