モルモン書・ヒラマン書10章の要約と感想

モルモン書・ヒラマン書10章には、神さまがニーファイの信仰と行いのゆえに、ニーファイに大きな権能・結び固めの力を与えられたこと、
ニーファイは神さまから命じられた通りにニーファイ人全員に悔い改めを伝えたが、民は聞こうとせず、
民の中に争いが起こり剣で殺しあうようになったことが記されている。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のヒラマン書10章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のヒラマン書10章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
ー 広告 ー

モルモン書・ヒラマン書10章の要約と感想

モルモン書のヒラマン書10章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
ヒラマン書10章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

ニーファイに与えられた権能

ニーファイが示した奇跡について、民の中に論争があり、不一致が生じ、民は分かれて去っていった。
ニーファイは一人残され、神さまが自分に示してくださったいろいろなことを「深く考え」ながら家路についた。
ニーファイは民の悪事、隠れた闇の業、殺人、略奪、あらゆる罪悪のことでひどく沈んでいた。

神さまがニーファイに結び固めの権能を与えられる。

理由
  • 神さまが授けた言葉を根気よく告げ知らせた。
  • 民を恐れることなく、自分の命を得ようとせず、神さまの思いを求め、神さまの戒めを守ろうとしてきた。
  • 神さまの思いに反することを求めない。
与えられたもの
  • 神さまのとこしえの祝福。
  • 言葉にも行いにも、信仰にも働きにも力のある者にされる。
  • すべてのことがニーファイの言葉のとおりに行われる。
  • この民に対して力を持つ
  • この民の悪に応じて飢饉,疫病,破壊で地を打つ。
  • ニーファイが地上で結ぶことは何でも天で結ばれ,地上で解くことは何でも天で解かれる。
具体例
  • 神殿に向かって二つに裂けるように言えば,そのとおりになる。
  • 山に向かって,『崩れて平らになれ』と言えば,そのとおりになる。
  • 神はこの民を打たれると言えば,そのようになる。

(1-10節)

ニーファイ第二書4章
35)まことに,わたしは,神は求める者には惜しみなく与えられることを知っています。わたしが道理に外れた求め方をしなければ,わたしの神はわたしに与えてくださいます。それでわたしはあなたに声を上げ,まことに,わたしの神,わたしの義の岩であるあなたに叫び求めます。まことに,わたしの声はわたしの岩であり,永遠の神であるあなたのみもとに,とこしえに上ることでしょう。アーメン。」

教義と聖約46章
30)御霊によって求める者は,神の御心にかなって求めるのである。それゆえ,彼が求めるとおりに行われる。

第三ニーファイ18章
20)与えられると信じて,わたしの名によって父に求めるものは,正当であれば,見よ,何でもあなたがたに与えられる。

教義と聖約88章
63)すなわち,わたしに近づきなさい。そうすれば,わたしはあなたがたに近づこう。熱心にわたしを求めなさい。そうすれば,あなたがたはわたしを見いだすであろう。求めなさい。そうすれば,与えられるであろう。たたきなさい。そうすれば,開かれるであろう。
64)あなたがたがわたしの名によって父に求めるもので,あなたがたにとって必要なものは何でも,与えられるであろう。
65)また,もしあなたがたが自分にとって必要でないものを求めるならば,それはあなたがたの罪の宣告となる。

エノス書1章
12)そして,わたしが祈り,力の限り努力した後に,主はわたしに,「あなたの信仰のゆえに,わたしはあなたの願いを望みどおりに聞き届けよう」と言われた。

マタイによる福音書16章
19)わたしは、あなたに天国のかぎを授けよう。そして、あなたが地上でつなぐことは、天でもつながれ、あなたが地上で解くことは天でも解かれるであろう」。

エテル書12章
30)ヤレドの兄弟がゼリン山に向かって,『移れ』と言うと,移りました。もし彼に信仰がなかったならば,移らなかったでしょう。ですから,人々が信仰を持った後に,あなたは働かれます。

ニーファイは悔い改めを伝える

神さまはニーファイに、ニーファイ人に「神さまはあなた方は悔い改めないと滅びるまで打たれる」と伝えるように命じられる。

ニーファイは家に帰るのをやめ、そのまますぐに、地の方々に散っていった群衆のもとに行き、神さまの言葉を伝えた。

民はニーファイが示した奇跡があったにもかかわらず、心をかたくなにして、神さまの言葉に聞き従わなかった。
民はニーファイを罵り、牢に入れるために捕えようとした。

ヒラマン書10章
16)しかし見よ,神の力がニーファイとともにあったので,彼らはニーファイを捕らえて牢に入れることができなかった。彼は御霊によって取り上げられ,彼らの中から連れ去られてしまったからである。
17)そして,彼は御霊の内にあって群衆から群衆へと巡り,神の言葉を告げ知らせた。そして,ついに彼はすべての者に神の言葉を告げ終え,すべての民の中に神の言葉を伝え終えた。

民はニーファイの言葉を聞こうとせず、争いが起こり、互いに剣で殺しあうようになった。

(11-19節)

ヒラマン書5章
2)それは,ニーファイ人の法律と彼らの政体が民の声によって定められ,悪を選んだ者が善を選んだ者よりもはるかに大勢であったために,法律が改悪されて彼らの滅亡の機が熟していたからである。

まとめ

ニーフアイのような人が熱心に伝えても、聞こうとしない多くのニーフアイ人。

おまけ

20代のころに書いたメモ

民はそれぞれ分離して、家に帰った。

ニーファイ
 民の事を考えて心が重くなった。
 直接、主からの慰めを得、導きを得た。
 信仰と忍耐と従順により、大きな祝福を得る。
  主のみこころにかなう祈りは聞き届けられる。
  みこころ:人に永遠の生命をもたらす。
 全ての神権の鍵を受ける。
 主の言葉と命を受けるとすぐに「みたま」によって人々に語り始めた。
 全ての民に言葉を伝えた。


 心を頑にして一切ニーファイの言葉を受け入れなかった。
 人は奇跡を見ただけでは改宗しない。
 ニーファイを捕らえようとする。
 不和が起こり、戦いが始まった。

ー 広告 ー

モルモン書・ヒラマン書10章からあなたは何を学びますか



当ブログ内の関連ページ
<聖典からの教訓>

「聖典からの教訓」のサブカテゴリ

この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

当ブログ内の関連ページ
<聖典からの教訓>

「聖典からの教訓」のサブカテゴリ

当記事を含む当ブログ内の記事はすべて、執筆者の個人的な見解です。いずれかの組織・団体を代表するものではありません。
ー 広告 ー

広告