旧約聖書・エズラ記・エルサレム帰還の物語から学べる2つのこと:神様の守りに自分をゆだねることを学ぶ

エズラ記には、ペルシャのクロス王がバビロンに捕囚されたユダヤ人を祖国に戻し、エルサレムの神殿を再建させる話が記録されています。
クロス王はなぜユダヤ人を助けたのか。バビロンに70年捕囚されたユダヤ人はどのようにエルサレムの神殿を再建させたのか。

エズラ記には、神様は約束を守られること、預言者に隠れたことを示されること、神様に頼って熱心に働くときに願いはかなう、ということが記されています。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

旧約聖書のエズラ記1章から10章にエルサレム帰還の物語があります。
この物語は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

聖書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

エズラ記は。歴代志に続く時代の出来事の記録です。
バビロン捕囚後にクロス王によって出されたエルサレム帰還の出来事
エズラ自身がエルサレムへ帰還した際の出来事が記されています。
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エズラ記から学べる2つのことをご紹介します。

エズラ記から学べる2つのこと:神様の守りに自分をゆだねることを学ぶ

1.神様は、あなたが神様を信頼して、その守りに自分をゆだねることを求めておられます
2.預言は成就します:神様は約束を守られます

旧約聖書のエズラ記1章から10章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
以下で引用符「」で示しているのは、参考となる聖句です。

歴史的な背景

ペルシャのクロス王がバビロンに捕囚されたユダヤ人に対して、祖国に戻り神殿を再建するように命令します。
異国での生活が70年におよび、祖国のことを知らないユダヤ人がほとんどでした。
クロス王の布告に接して「やらなきゃ」と感じたユダヤ人がいろいろな寄付をうけて祖国へと向かいます。

その作業は順調ではなく、敵の執拗な妨害を受け、中止に追い込まれます。

祖国に戻ったユダヤ人は知恵を使って妨害に対抗し、
神様とその戒めをないがしろにしたことで祖国が滅びたことを思い出し、
神様との契約に立ち返り、自分たちを清めました。

エルサレムの神殿を再建することができました。

(参考)
口語訳聖書での名称と歴史的書物での名称、その時代の出来事
クロス・・・キュロス2世
:エルサレムの神殿再建の命令を出す
ダリヨス・・ダレイオス1世
:(預言者)ハガイ、セカリヤ
:この時代に神殿完成
アハシュエロス・・クセルクセス1世
:(王妃)エステル
アルタシャスタ・・アルタクセルクセス1世
:エズラ、ネヘミヤ

1.神様は、あなたが神様を信頼して、その守りに自分をゆだねることを求めておられます

エズラが求めることは何でもペルシャ王は許可しました。
エズラは帰還するユダヤ人の一団と神殿に奉納する財宝や物資の運搬を導くことになりました。
そのときに、敵や強盗団が自分たちを襲うことを承知していましたが、
ペルシャ王に警備の兵を付けてくれるようには頼みませんでした。

それは、イスラエルの神は、正しく求める者を守る、という信仰が正しいことを示すためでした。
エズラは熱心に律法を調べ、行い、イスラエル(ユダヤ人)に教え、守らせました。

エズラは、自分の安全よりも神様の栄光が表されることを望んだのです。

そして、神様はエズラたちの信仰を受け入れ、エルサレム帰還を守られました。

神様は「あなた」が神様を信頼して、その守りに自分をゆだねることを求めておられます。
これがエズラ記から学べることのひとつです。

6)このエズラはバビロンから上って来た。彼はイスラエルの神、主がお授けになったモーセの律法に精通した学者であった。その神、主の手が彼の上にあったので、その求めることを王(ペルシャ王アルタシャスタ)はことごとく許した。
10)エズラは心をこめて主の律法を調べ、これを行い、かつイスラエルのうちに定めとおきてとを教えた。
(エズラ記7章6節10節)

21)そこでわたし(エズラ)は、かしこのアハワ川のほとりで断食を布告し、われわれの神の前で身をひくくし、われわれと、われわれの幼き者と、われわれのすべての貨財のために、正しい道を示されるように神に求めた。
22)これは、われわれがさきに王に告げて、「われわれの神の手は、神を求めるすべての者の上にやさしく下り、その威力と怒りとはすべて神を捨てる者の上に下る」と言ったので、わたしは道中の敵に対して、われわれを守るべき歩兵と騎兵とを、王に頼むことを恥じたからである。
23)そこでわれわれは断食して、このことをわれわれの神に求めたところ、神はその願いを聞きいれられた。
(エズラ記8章21節~23節)

29)二羽のすずめは一アサリオンで売られているではないか。しかもあなたがたの父の許しがなければ、その一羽も地に落ちることはない。
30)またあなたがたの頭の毛までも、みな数えられている。
31)それだから、恐れることはない。あなたがたは多くのすずめよりも、まさった者である。
(新約聖書 マタイによる福音書 10章29節から31節)

2.預言は成就します:神様は約束を守られます

南王国の首都エルサレムが破壊され、ユダヤ人がバビロンに捕囚される前に、
神様は預言者たちに、ユダヤ人がバビロンに捕囚されること、70年後に帰還すること
を告げていました。

アッスリアもバビロニアもペルシャも、イスラエルを鞭打ち、神様のもとに帰るための神様の道具として使われたのです。

預言者の預言は成就します。それは神様は預言者に明らかにされた約束を守られるからです。

7)まことに主なる神は/そのしもべである預言者にその隠れた事を/示さないでは、何事をもなされない。
(アモス3章7節)

28)またクロスについては、『彼はわが牧者、わが目的をことごとくなし遂げる』と言い、エルサレムについては、『ふたたび建てられる』と言い、神殿については、『あなたの基がすえられる』と言う」
(イザヤ書44章28節)

※イザヤは捕囚より前のヒゼキヤ王(南王国)の時代の預言者

1)わたしはわが受膏者クロスの/右の手をとって、もろもろの国をその前に従わせ、もろもろの王の腰を解き、とびらをその前に開かせて、門を閉じさせない、と言われる主は/その受膏者クロスにこう言われる、
(イザヤ書45章1節)

11)この地はみな滅ぼされて荒れ地となる。そしてその国々は七十年の間バビロンの王に仕える。
12) 主は言われる、七十年の終った後に、わたしはバビロンの王と、その民と、カルデヤびとの地を、その罪のために罰し、永遠の荒れ地とする。
(エレミヤ書25章11節~12節)

※エレミヤは捕囚が行われたときのゼデキヤ王(南王国)の時代の預言者

10)主はこう言われる、バビロンで七十年が満ちるならば、わたしはあなたがたを顧み、わたしの約束を果し、あなたがたをこの所に導き帰る。
(エレミヤ書29章10節)

1)メデアびとアハシュエロスの子ダリヨスが、カルデヤびとの王となったその元年、
2)すなわちその治世の第一年に、われダニエルは主が預言者エレミヤに臨んで告げられたその言葉により、エルサレムの荒廃の終るまでに経ねばならぬ年の数は七十年であることを、文書によって悟った。
(ダニエル記9章1節~2節)

※ダニエルはエホヤキム王(南王国)の時に、バビロンに捕囚された

27)われわれの先祖の神、主はほむべきかな。主はこのように、王の心に、エルサレムにある主の宮を飾る心を起させ、
28)また王の前と、その議官の前と王の大臣の前で、わたしに恵みを得させられた。わたしはわが神、主の手がわたしの上にあるので力を得、イスラエルのうちから首領たる人々を集めて、わたしと共に上らせた。
(エズラ記7章27節28節)

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エズラ記のエルサレム帰還の物語からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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