モルモン書・オムナイ書の要約と感想

モルモン書・オムナイ書には、ニーファイ人のひときわ悪いものが滅びたこと、
モーサヤたちがニーファイの地を逃げ出し、ゼラヘムラの民と合流したこと、
歴代の霊的指導者が望んでいた子孫の救いへの道、モーサヤ王とベニヤミン王の時代に起きたこと、
が記されている。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のオムナイ書は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のオムナイ書には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
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モルモン書・オムナイ書の要約と感想

モルモン書のオムナイ書は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
オムナイ書のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

記録を書き継いだ人たち

ニーファイ⇒弟ヤコブ⇒息子エノス⇒息子ジェロム⇒息子オムナイ⇒息子アメーロン⇒兄弟ケミシ⇒息子アビナドム⇒息子アマレカイ

  • オムナイはレーマン人からニーファイ人を守るために生涯、剣をとって戦った。
  • アメーロンの時代にニーファイ人の中のひときわ悪い者たちは滅ぼされた。
  • アビナドムの時代もレーマン人との間で多くの戦争や争いがあり、アビナドムもニーファイ人を守るために戦った。
    アビナドムには追加する預言や啓示はない
  • アマレカイはモーサヤ王とベニヤミン王の時代について記述を残した。
  • 小版の記述はアマレカイで終わり、小版はベニヤミン王が保存することになった。
※ベニヤミン王がレーマン人を追い払うまでレーマン人との戦争が絶えなかった。

(1-30節)

一部のひときわ悪いものが滅びる

神さまはリーハイに、神さまの戒めを守る限り栄える」と約束された。

レーマン人との戦争で、義人は守られたが、悪人は、神さまの守りを失って、滅ぼされたのである。
(5-7節)

モーサヤはニーファイの地から逃げ出す

  • モーサヤは先祖の地ニーファイの地から逃げ出すように神様から警告を受けた。
  • 神さまの声に従う人たちもモーサヤとともに荒野へ出ていくように警告を受けた。
  • モーサヤと神さまの声に従う人たちは荒野へ出ていった。
  • その後、何度も説教と預言に導かれ、神さまの言葉によって絶えず訓戒を受けた。
  • そして、神さまの腕の力によって導かれ、荒野を通り過ぎてゼラヘムラの民が住む地へたどり着く。

  • リーハイはエルサレムを出て荒野へ行くように命じられた。
  • ニーファイは兄たちのもとを離れて荒野へ出ていくように警告を受けた。
  • 父アルマはノア王のもとを離れた。
  • 古くは、アブラハムは先祖の地を離れ、アブラハムの孫のヤコブは兄エサウのもとを離れた。

神さまは義人を守るために悪人のもとを離れるように命じられることもある。
今のわたしたちも同様に、世の悪に染まらないように求めらえている。

(12-14節)

ゼラヘムラの民

  • モーサヤたちが発見した民。
  • ゼラヘムラに率いられていた。
  • ゼラヘムラはミュレクの子孫。
  • ミュレクはユダの王ゼデキヤの子。
  • 荒野を旅し、神さまの手に導かれて大海を渡り、約束の地に来た。
  • モーサヤが発見した時には非常に大勢になっていた。
  • モーサヤが発見する前に、多くの戦争と激しい争いがあった。
  • 言語はなまっていて、記録を持たず、創造主である神さまを否定していた。
  • モーサヤやモーサヤの民はゼラヘムラの民の言葉が理解できなかったので、モーサヤの言葉を教えた。
  • その後、ゼラヘムラは記憶にある限りの先祖の系図を伝えた。
  • モーサヤの民がユダヤ人の記録が載っている真鍮版をもっていたから、ゼラヘムラとゼラヘムラの民はモーサヤの民と合流して大きく喜んだ。
  • モーサヤの民とゼラヘムラの民は連合し、モーサヤが王に選任された。
※自分たちの先祖がどこから来たか、何者であったか、どうしてここへきたかがわかるのは大切なことだった。
※数の少ないニーファイ人(モーサヤの民)の言語を教え、その中から王が選ばれた。
※ふつうは、大勢の人の民が言語を教え、自分たちの中から王を選びそうだが。
※記録がない=言葉を示すものがない、ということが原因なのだろうか。

(14-19節)

参照聖句
ゼラヘムラの民はミュレクの子孫
(モーサヤ書25章)
2)ミュレクと,また彼とともに荒れ野へ出た人々の子孫である,ゼラヘムラの民

ミュレクはゼデキヤの息子
(ヒラマン書6章)
10)ところで,南の地はリーハイと呼ばれ,北の地はゼデキヤの息子にちなんでミュレクと呼ばれた。主がミュレクを北の地へ導き,リーハイを南の地へ導いてこられたからである。

(ヒラマン書8章)
21)あなたがたは,ゼデキヤの息子たちがミュレクのほか皆殺されたのに,殺されなかったと言うつもりか。ゼデキヤの子孫がエルサレムの地を追われ,今わたしたちとともにいるのを,あなたがたは見ていないのか。

コリアンタマー

モーサヤは、神さまの賜物と力によって、コリアンタマーの記録を読むことができた。
コリアンタマーはゼラヘムラの民によって発見され9か月の間、ゼラヘムラの民とともに過ごした。
コリアンタマーの先祖は、バベルの塔の時代に約束の地に導かれてきたが、コリアンタマーの時代に、罪悪のために滅びてしまった。

※コリアンタマーの先祖と戦いの記録の抄録は、エテル書として知られている。

(20-22節)

モーサヤの死、ベニヤミン王の時代

  • モーサヤが死んで、モーサヤの息子のベニヤミンが王位を継いだ。
  • ベニヤミン王の時代に、レーマン人との激しい戦争があったが、ニーファイ人が勝利して、ゼラヘムラの地からレーマン人を追い出した。
  • アマレカイには小版を引き継ぐ子も兄弟もいなかったので、ベニヤミン王に小版を託すことにした。
※レーマン人は逃亡したニーファイ人を追って、ゼラヘムラの地まで来て、戦争をした、ということだ。
※ニーファイの小版はこの時代に余地がなくなった。
※まさにこの時代までのモルモンの抄録の翻訳が失われたのである。

アマレカイの願い

  • アマレカイは、ニーファイたち過去の霊的指導者と同じ望みを持っていた。
  • それは、すべての人が救われることである。
  • そのために、イスラエルの聖者、救い主、神さまの御子のもとに来て、すべての善いことを信じるように、救いと贖いの力により頼むように勧めている。
  • 神さまからは善いこと(神様に近づくこと)が出る。神様以外からは善いことは出ない。
  • 悪いもの(神様から遠ざかること)は悪魔から出る。
  • 救い主のもとに来て、自分自身を捧げ、断食と祈りを続け、最後まで耐え忍ぶなら、救いを得る。

(25-26節)

ニーファイの地へ帰ろうとした人たちについて

  • モーサヤの民は、ニーファイの地から出てきていた。
  • ベニヤミン王の時代にニーファイの地に帰ろう、レーマン人から奪おうとした人たちが大勢いた。
  • 彼らは、荒野へ出かけて行ったが、指導者が屈強で力が強く、強情であったので、仲間同士で途中で争いがおこり、50人を残して荒野で殺された。
  • そのために、一度引き返してきたが、再び、大勢の人を集めて、ニーファイの地を目指して荒野へ出ていった。
  • アマレカイの一人の兄弟も一緒に出ていった。

※詳しい話はモーサヤ書(9章~)に記載がある
モルモン書・モーサヤ書9章の要約と感想(27-30節)

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まとめ

良いものは、すべて、救い主から与えられる。

良いものを信じ、救い主を信じ、救い主のもとに来て

救い主に従い、救い主に贖われ、罪から解放されるために

自分自身を捧げ、断食と祈りを続け、

救い主の助けを得ながら

世の誘惑の中で最後まで耐え忍ぶなら

神さまから救いを得ることになる。

おまけ

20代のころに書いたメモ

オムナイ
 当然守らねばならぬほど、とはどのくらい?

アマーロン
 レーマン人との戦いで、ニーファイ人の中の一際悪い者たちは滅びた。
 義人は助けられた。

ケミシ
 先祖の命令・記録を書き継ぐこと。

アビナドム
 すでに記してある予言と啓示のほかに知らない。

アマレカイ
 モーサヤ王、ベンジャミン王について記す。

モーサヤ王
 主の命に従う者を引き連れてニーファイの地を去る。
 民は教えと導きとを受け、ゼラヘムラへとやって来る。
 残った民は、レーマン人になった。??

ゼラヘムラの民・ユダヤの王ゼデキヤの治世の終わりにエルサレムを出てきた民の子孫
 多くの不和、戦い、訛り言葉、記録の無い状態、救い主を信じなくなっていた。
 モーサヤ王は、モーサヤの言葉を教えた。
 モーサヤの民と合併して、モーサヤは王となる。

コリアントメル(ジエレドの民の子孫)のことを記した石
 モーサヤ王が神の賜物と能力によって解釈した。

ベンジャミン王の治世にレーマン人と激しい戦いがあった。
 ベンジャミン王に小版を伝える。(小版はオムナイ書で終わり)

アマレカイの勧め。
 神に立ち返って、予言・啓示・天使の導き・異言の賜・善いことを信ぜよ。
 主から出ることはことごとく善、悪魔からでることは、ことごとく悪。

アマレカイの望み
 キリストのもとに来て救いを得ること。
 全身全霊を捧げ物として、断食と祈りを常に行い、終わりまで耐え忍べば、
 永遠の生命を得る。

ニーファイの地へ帰ろうと出て行った人々のこと。
 一度目は仲間の間で不和が有り、戦って帰ってきた。
 二度目に出ていって行方不明となった。(アマレカイの兄弟も一緒に行った)

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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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