ぼんやりとした疑問(その1)
ゼニフ、リムハイと契約したのはレーマン王。レーマンの子孫が王となってレーマン人たちを支配していた。
モーサヤの息子アンモンが福音を伝えたのはラモーナイ王。彼はイシマエル人。彼の父王はレーマン人たちの全国の王。イシマエル人。
ぼんやりとした疑問(その2)
モーサヤ(1世)と、主の声に聴き従う者は、ニーファイの地を去り、荒野へと出て、ゼラヘムラの地に住んだ。
そのあと、その人たちの中から、ニーファイの地へ帰りたいと思った人たちが、ゼラヘムラを出て、荒野へ行った。
ところが、その人たちは指導者の強情によって、争いがおこり、50人だけが生き残り、ゼラヘムラに戻ってきた。
- え?仲間同士で殺しあって、そのあと、のこのことゼラヘムラに帰ってきたの?
- え?殺された人の家族は何も思わなかったの?
- え?そのあと、また、大勢でニーファイの地を目指して出ていくの?今度は大丈夫なの?
- え?モーサヤ王もしくはベニヤミン王は、ほかの人たちは止めなかったの?
あ、そういうことかも
ある方から、「ゼニフは、先祖の地を受け継ぎたいという望みが強すぎた」(モーサヤ7:21)が疑問の答になるのでは、とのご指摘を受けました。
なるほど。合点がいきました。
ゼニフたちは、なにがなんでも、先祖の地に住むこと、これを成し遂げないと生きている意味がない、という強い思いを持っていた。
頑固なリーダーは、なにがなんでも先祖の地を奪い返すこと、そのために、邪悪なレーマン人を滅ぼす、という思いだった。
最初はゼニフも同じ思いで密偵に行き、そこで見たことによって気持ちが変わり、それによって命が狙われ、大きな争いになっていった。
その結果人数が減ったので、いったんゼラヘムラに戻って、一緒に行く人をみつけて(熱い気持ちで説得して)再び出かけた、ということですね。
なるほど。。。そんな人が自分の熱き夢の実現を止める人たちの言葉を聞くはずはない。
強すぎる望み。
神さまの御心にかなわないかもしれないが、どうしても実現したい望み。
ゼニフは、レーマン王の悪だくみに引っかかって、そのことに気が付いたときに、後悔したのかも。