こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のエノス書は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・エノス書の要約と感想
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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その後、同胞であるニーフアイ人、自分たちを滅ぼそうとするレーマン人のために祈る。
自分たちの記録がレーマン人に与えられ、彼らが救いに預かるように願う。
ニーフアイ人とレーマン人の様子。レーマン人への働きかけたことが記されている。
おそらく、自分が版を譲りわたす前に、自分の人生を振り返って後の子孫に価値のあることだけをニーファイの小版に書き残したのだと思う。
エノスは父に教えられた
エノスの父ヤコブは自分の言葉で、救い主の薫陶と訓戒によって息子エノスを教えた。
エノスは父が正しい人であったことを知っていた。
※息子から正しい人と呼ばれる父。
リーハイも息子ニーファイから良い父母から生まれた、父の言葉で教えらえたと書いていた。
(1節)
エノスが罪を赦された経験
エノスは自分の罪が赦されたと知る前に、神さまの前で苦闘を味わったことについて語っている。
- 状況:狩りをするために森に出かけていた
- 事象:父の言葉がその時にエノスの心に深くしみ込んだ
- どんな言葉:永遠の命と聖徒たちの義にかなった生活から得られる喜びについて語った言葉
- どうなった:エノスは自分の霊が飢えるのを感じた
- そしてどうした:エノスは(自分も同じ喜びを感じたいと)造り主の前に跪いて「自分自身のために」熱烈な祈りと懇願を、一日中、夜になっても声が天に届くように大きな声をあげて、叫び求めた。
- その結果は:天から「エノスの罪が赦された。エノスは祝福を受ける」との声が聞こえた。エノスは、救い主を信じたので(信仰によって)、自分の罪が赦されたことを知った。
(2-8節)
エノスは同胞の幸いを願った
自分の罪が赦されたと知ったあと、エノスは同胞であるニーファイ人の幸いを願う気持ちになり、心のすべてを注いで祈った。
救い主の声が思いに告げて、ニーファイ人が戒めを守るならば、その勤勉さに応じて救い主が訪れることと、罪悪がなければ約束の地は呪わなないこと、背いた場合は彼ら自身が悲しむことを知った。
その言葉を受けて、救い主を信じる信仰がゆるぎないものとなり、レーマン人のために、何度も長い時間熱烈に救い主に祈った。
その願いは、ニーファイ人が戒めに背いて滅ぼされるようなことになっても、レーマン人が滅ぼされていなければ、ニーファイ人の記録を将来にレーマン人の子孫に伝え、彼らが救いにあずかることができるようになること、であった。
エノスの信仰のゆえに、神さまの御心にかなうときに、ニーファイ人の記録をレーマン人に伝えるとの誓約を受けた。
その願いは、エノスの先祖たちの願いと同じであった。
(9-18節)
エノスは将来の預言と自分が見聞きしたことを民に告げた
(19節)
レーマン人への伝道
ニーファイ人はレーマン人が改心するように熱心に努力した。
しかし、レーマン人のニーファイ人への憎悪は凝り固まっており、ニーファイ人の宣教は無益であった。
- 野蛮、残忍、地に飢えた民
- 偶像礼拝と汚れに満ちた民
- 猛獣を食料として天幕に住み
- 短い革帯を腰に締め
- 頭をそった状態で荒野をさまよっていた
- 弓や三日月刀や斧を使うのが得意
- 多くは生肉だけを食べていた
- 絶えずニーファイ人を滅ぼそうとしていた
(20節)
ニーファイ人の状態
ニーファイ人は地を耕してあらゆる穀物と果実を作り
大きな家畜の群れやあらゆる家畜の群れ、ヤギや野ヤギ、多くの馬を飼っていた
非常に多くの預言者がいた。
※神さまから啓示を受ける人たちが多くいた。
民に対して、
- 非常に厳しく、戦争と争いと滅亡について説き、預言し、
- 死や永遠の来世、神さまの裁きと力など、これらすべてのことを絶えず思い起こさせ、
- 主を畏れる気持ちを抱くように、絶えず民を奮い立たせた。
- きわめて率直に語った。
※ニーファイ人は豊かではあったが、民の多くは、神さまの福音からそれやすい状態にあり、指導者は絶えず民に警告を与える必要があった。
※誘惑がおおくて、福音からそれやすいのは、ニーファイ人(というか、人)の特徴のひとつである。
(23節)
- 警告の声が必要な理由
- (ヒラマン書12章)
3)またこのことから,主が多くの苦難をもって御自分の民を懲らしめられなければ,まことに,死と恐怖と飢饉とあらゆる疫病を下されなければ,彼らは主を思い起こそうとしないことが分かる。
ニーファイ人とレーマン人の戦争
エノスの一生の間、ニーファイ人とレーマン人の戦争があった。
※ニーファイが生きている間から戦争があったので、ニーファイ人が存在する間、ほぼずっと戦争があったということになる。
(24節)
エノスの生涯
エノスは、民に教えを説き、預言しなければならないこと、救い主にある真理に従って御言葉を告げ知らせなければならないことを、神さまの力によって感じていた。
生涯、そのことに力を尽くし、そのことに喜びを感じてきた。
エノスは伯父のニーファイや父ヤコブと同様に、死後に神さまのもとで安息を得ることを知っていた。
彼らは裁きの座で喜びをもって救い主と対面すること、神さまの国に住まいがあることを知っていた。
※民に教えを説くのは難しいことも多かったと思うし、レーマン人への伝道や戦争で苦労も多かったと思う。
神さまの勧めに従って力を尽くし、救いを得る確証をもって生涯を終えるのはおおきな喜びだと思う。
(25節~27節)
まとめ
多くの義人が善を行うように勧めた
しかし多くの民は心をかたくなにして
その言葉にすすんで従おうとしなかった
そのために
神さまに従わないと
祝福と守りを失うことを
厳しい言葉で伝えるしか
彼らの心に訴えることはできなかった
厳しい言葉で脅しかったわけではない
2024/4/17 (モルモン書)エノス書を読んで考えたこと 日の栄に入ると そこには天父や御子、アダム、その後の聖なる預言者、エノク、ノア、アブラハム、イサク、ヤコブ、ヨセフ、モーセ、新約時代のペテロ、ヤコブ、ヨハネ、近代のジ[…]