旧約聖書・ハバクク書から学べる3つのこと:神様は不義と不正をゆるさず、悔い改めるものを守られます

ハバククは神様に2つの問いを投げかけます。なぜ不義や不正をそのままにされるのか、なぜ邪悪な国を使って不正な国に罰を下されるのか、と。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

旧約聖書のハバクク書1章から3章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

聖書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

ハバククはアッスリヤに攻められている時代のユダ王国(南王国)に住んでいたようです。
エレミヤと同じ時代です。
ハバクク書には民に悔い改めを伝えた様子は書かれていません。
ハバククが感じた疑問とそれに対する神様の答えが記されています。
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ハバクク書から学べる3つのことをご紹介します。

ハバクク書から学べる3つのこと:神様は不義と不正をゆるさず、悔い改めるものを守られます

1.神様はあなたが悔い改め、神のもとに来ることを待っておられます
2.多く与えられるものは多く求められます
3.将来、イスラエルは救われます

旧約聖書のハバクク書1章から3章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
以下で引用符「」で示しているのは、参考聖句などです。

ひとつひとつ簡単に解説します。

1.神様はあなたが悔い改め、神のもとに来ることを待っておられます

ハバククは、イスラエルの民が神様の訓戒(戒め)を形式的に守ってはいるが、実態はかけ離れた生活をし、貧しいものを虐げていることを見ていました。

ハバククは、

  • なぜ、神様がそのような不義と不正を見過ごしにされるのか
  • その状態を懲らしめるために、略奪と暴虐を行う国を使われるのはなぜか
  • 疑問に思っていました。

    神様は、警告を無視し続け、これ以上はゆるさない、というところにくるまで
    不正を行う人たちをも大切に思い、悔い改めるのを待っておられます。

     (参考)ニネベの町の人たちは、ヨナの宣教で悔い改め、救われました。

    神様はあなたが今は罪の中にあっても、悔い改め、神のもとに来ることを待っておられます
    これがハバクク書から学べることのひとつです。

    2.多く与えられるものは多く求められます

    義の民となるはずのイスラエルは、アッスリヤやバビロン、その後も、強国に苦しめ続けます。

    神様は、アブラハム・ヨセフ・ヤコブ(イスラエル)と契約をし、その子孫もその契約を更新してきました。
    神様は、イスラエルの民に、多くの祝福を与え、守ってこられました。

    イスラエルの民が、神様への礼拝と神様の訓戒をないがしろにし、不義と不正に染まったとき、神様は、指導者や民が悔い改めてように警告を与えました。

    それでも、イスラエルの民が戻ってこないのをご覧になり、イスラエルに、強い罰をあたえられました。

    知らないで罪を犯すのと、知っていて罪を犯すのでは、後者の方が重い罰を受けるのです。

    多くの祝福を与えられたのは、神に従い、周りの人をたすけるためであったのです

    3.将来、イスラエルは救われます

    他の預言者と同じように、ハバククも、将来、悔い改めて神様のもとに来る人たちが救われることを知りました。

    神様は、正しくなろうとする人たちを、世の悪から守ると約束されています。

    ハバクク書からいくつかの聖句を抜粋

    (操作方法)右側の「+」付近をクリックすると聖句が広がって出てきます。
    そのあと、右側の「-」付近をクリックすると閉じます。

    当時のイスラエル(ユダ)の状況
    (ハバクク書1章)
    3)あなたは何ゆえ、わたしによこしまを見せ、何ゆえ、わたしに災を見せられるのか。略奪と暴虐がわたしの前にあり、また論争があり、闘争も起っている。
    4)それゆえ、律法はゆるみ、公義は行われず、悪人は義人を囲み、公義は曲げて行われている。

    神様は強国を使ってイスラエルに罰をあたえる
    (ハバクク書1章)
    6)見よ、わたしはカルデヤびとを興す。これはたけく、激しい国民であって、地を縦横に行きめぐり、自分たちのものでないすみかを奪う。

    11)こうして、彼らは風のようになぎ倒して行き過ぎる。彼らは罪深い者で、おのれの力を神となす。

    ハバククの問い:邪悪な国を用いるのはなぜか
    (ハバクク書1章)
    13)あなたは目が清く、悪を見られない者、また不義を見られない者であるのに、何ゆえ不真実な者に目をとめていられるのですか。悪しき者が自分よりも正しい者を、のみ食らうのに、何ゆえ黙っていられるのですか。

    神様は悪を見過ごしにはされない
    (ハバクク書2章)
    4)見よ、その魂の正しくない者は衰える。(後略)

    12)わざわいなるかな、血をもって町を建て、悪をもって町を築く者よ。

    18)刻める像、鋳像および偽りを教える者は、その作者がこれを刻んだとてなんの益があろうか。その作者が物言わぬ偶像を造って、その造ったものに頼んでみても、なんの益があろうか。

    義人を守られる
    (ハバクク書2章)
    4)(中略)義人はその信仰によって生きる。

    14)海が水でおおわれているように、地は主の栄光の知識で満たされるからである。

    20)しかし、主はその聖なる宮にいます、全地はそのみ前に沈黙せよ。

    (ハバクク書3章)
    13)あなたはあなたの民を救うため、あなたの油そそいだ者を救うために出て行かれた。あなたは悪しき者の頭を砕き、彼を腰から首まで裸にされた。

    18)しかし、わたしは主によって楽しみ、わが救の神によって喜ぶ。
    19)主なる神はわたしの力であって、わたしの足を雌じかの足のようにし、わたしに高い所を歩ませられる。

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    ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

    わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
    それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
    そのうちのいくつかをここに示しました。

    あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

    あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
    (ヨハネによる福音書5章39節)

    聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
    ここまで読んでくださったあなたへ
    あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
    地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

    わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

    神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

    ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

    聖書のオンライン版は
    https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
    または
    https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
    を参照してください。
    あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
    神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
    そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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