モルモン書・アルマ書33章の要約と感想

モルモン書のアルマ書33章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書33章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・アルマ書33章の要約と感想

モルモン書のアルマ書33章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
アルマ書33章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

モルモン書のアルマ書33章には、心に植えて育てる御言葉とはなにか、どのように育てればよいか、が記されている。
神さまの礼拝はどこでもできること、御子の憐れみによって神さまはわたしたちの祈りを聞いてくださること、神さまの御子に目を向けることはたやすいが、かたくななために目を向けず滅びに至る人もいること、そうならないように預言者の教えに従うべきことが記されている。

実を得るためにすることは

ゾーラム人の貧しい人たちは、アルマの話、特に、信仰の種を育てる話を聞いた後、アルマのもとに人をやって

  • アルマが述べたその実を得るためには、唯一の神さまを信じなければならないのか
  • 御言葉をどのように心の中に植えたらよいか。どのような方法で信仰を働かせ始めればよいのか

を知りたいと伝えさせた。

※ゾーラム人の貧しい人たちは、ゾーラム人の指導者の教えに翻弄されて、アルマが述べる神さまの御言葉をすぐには理解できない。
理解できないからといって拒絶はしない。
わからないことを理解するために質問をしている。
尋ねれば教えてもらえる。
疑問を持つことは罪ではない。

(1節)

ニーファイ第二書31章
21)さて見よ,わたしの愛する同胞よ,これが道である。そして,このほかには人を神の王国に救う道も名も天下に与えられていない。見よ,これがキリストの教義であって,限りなく一つの神である御父と御子と聖霊の唯一の真正な教えである。アーメン。

聖文に書かれていること

アルマは、ゾーラム人の貧しい人たちに、会堂だけで神さまを礼拝することができないと思っているのであれば、聖文を調べてほしい、と答えた。

預言者ゼノスが祈りについて述べたこと
  • 荒野、畑、家に向かったとき、自分の部屋、会衆の中、で祈った
  • 神さまに聞いていただくために祈った

  • 神さまは憐れみ深く、わたしの祈りを聞いてくださった。
  • 敵について祈ったとき、敵が自分に心を向けるようにしてくださった。
  • 敵から追い出され、さげすまれたとき、敵に怒りを示して、速やかに滅ぼされた。

  • わたしが苦難に遭いながらも誠実であったので、神さまはわたしの祈りを聞いてくださった。

  • 神さまがわたしを憐れまれたのは、御子のおかげである。御子のおかげで自分から神さまの裁きを遠ざけてくださった。
ゼノクが述べたこと
  • 御子のゆえに民にかけてこられた憐れみについて民が理解しないので、神さまは民のことを怒っておられた。

民は預言者の言葉を理解しようとしないで石で打ち殺した。

※ゼノスの預言もゼノクの預言も現在のわたしたちの聖典には掲載されていない。
おそらくエジプトのヨセフの系統、つまり、エフライムの系統の預言者ではないだろうか。
ユダの系統の預言者の記録はラバンの真鍮版やユダの子孫の記録に残り、エフライムの系統の預言者の記録はヨセフの子孫であるラバンの真鍮版だけに記録されたのではないだろうか。
もしくは真鍮版の記録だけがのこったのではないだろうか。

※神さまへの祈りはいつどこで捧げてもよい。
いつでも嘆願してよい。
御子の贖いにより、神さまは御子を通じてわたしたちの祈りを聞き届けてくださる。
神さまがふさわしいと判断されたときに憐れみの御手が伸ばされる。

(2-17節)

アルマ書34章
20)牧場にいるときには,まことに,すべての家畜の群れについて神に叫び求めなさい。
21)家にいるときには,まことに,あなたがたの家のすべての者について,朝も昼も晩も神に叫び求めなさい。
22)まことに,敵の力を防ぐことができるように,神に叫び求めなさい。
23)まことに,あらゆる義の敵である悪魔を防ぐことができるように,神に叫び求めなさい。
24)あなたがたの畑の収穫が豊かであるように,作物について神に叫び求めなさい。
25)あなたがたの牧場の家畜が増えるように,家畜の群れについて叫び求めなさい。

ヤコブ書4章
4)わたしたちがこれらのことを書き記してきたのは,わたしたちがキリストのことを知っていたということと,キリストの来臨の何百年も前にキリストの栄光を待ち望んでいたこと,また,わたしたちばかりでなく,前の時代の聖なる預言者もすべてキリストの栄光を待ち望んでいたことを,彼らが知ることができるようにするためである。

モーセが掲げた御子の予型

アルマはゾーラム人に向かい、モーセが荒野で率いたイスラエルの民に神さまの御子について語ったことを引用した。

荒野で民が蛇に噛まれたとき、一つの予型が掲げられ、それを仰ぎ見ようとしたものは生き延びることができるようにされた。

民の心がかたくなであったので、その意味を理解した人はわずかだった。
それで自分が癒されるとは信じず、予型を見ないようにしたほどかたくなな人が大勢おり、彼らは死んでしまった、

癒しを得るために目を向けるだけでよいなら、すぐに見るのではないだろうか。

死ぬことを望まないなら、目を向けて、神さまの御子を信じるようにしなさい。

アルマ書33章
22)・・神の御子が将来,御自分の民を贖うために降臨されること,御子がその民の罪を贖うために苦しみを受け,死なれること,御子が死者の中からよみがえり,復活をもたらされること,終わりの裁きの日に,すべての人が各々の行いに応じて裁きを受けるために神の御子の御前に立つこと,これらのことを信じてほしい。
23)さて,わたしの同胞よ,あなたがたがこの御言葉を心の中に植えて,それがふくらみ始めたら,あなたがたの信仰によってそれを養い育ててほしい。そうすれば見よ,それはあなたがたの心の中で生長して,永遠の命をもたらす木になるであろう。そのときに,神があなたがたのために,神の御子の喜びによって重荷を軽くしてくださるように。これまで述べてきたことは,もしあなたがたにこれを行う意志さえあれば,すべて行えることである。

※聖文を学ぶことは、神さまの御子を信じること。神さまの御子がされることを信じること。種とは御子の贖いを信じること。種を育てるとは、救い主に頼り、教えられたことを守ること。
※単純なこと、容易なこと、を命じられた時に、心をかたくなにせず、へりくだって、神さまの言われることを行う。それが信仰。

(18-23節)

ヒラマン書8章
14)まことに彼は,神の御子が将来来られることを証しなかったか。彼が荒れ野で青銅の蛇を上げたように,将来来られる神の御子も上げられるであろう。
15)また,その蛇を仰ぎ見る者が皆生きたように,悔いる霊を抱いて,信仰をもって神の御子を仰ぎ見る者は皆,生きることができ,永遠であるあの命にあずかるであろう。

ニーファイ第一書17章
41)しかし,わたしたちの先祖がちょうどあなたがたのように心をかたくなにしたので,主は荒れ野で,杖をもって彼らを苦しい目に遭わせられました。主は,彼らの罪悪のために,彼らを苦しい目に遭わせられたのです。主は火の飛ぶ蛇を彼らの中に送り,また彼らがかまれた後で,癒される方法を備えられました。彼らがしなければならなかったことは,ただ目を向けて見るだけのことでしたが,その方法が単純であったため,すなわち容易であったために,死んだ人が大勢いました。

教義と聖約63章
23)しかし,わたしの戒めを守る者に,わたしは,わたしの王国の奥義を与えよう。それは彼の内で生ける水の井戸となり,そこから永遠の命に至る水がわき出るであろう。

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モルモン書・アルマ書33章からあなたは何を学びますか



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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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