こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
新約聖書のヨハネの黙示録に使徒ヨハネがイエスキリストさまから受けた黙示が記録されています。
この物語は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
聖書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
- イエスキリストは、私たちの救い主、羊飼い、であり、どんなことがあっても、私たちを完全な愛のうちに導いておられること
- 罪の贖いはイエスキリストの完全な犠牲のもと、個人の信仰と悔い改めを条件にしていること
- 神様の戒め(訓戒)に従う時に救いを得ること、
- 戒めに従うとは形式を守ることではなく、心を神様に近づけること
です。
人が存在するのは、(神様の戒めに従うことで)幸福になるためです。
神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
ヨハネの黙示録の聖句はここをクリック
以下でも、適宜、参考聖句を引用します。
【第10章】ヨハネは甘くて苦い巻物を食べる
ヨハネは示現を見ている。
もうひとりの強い御使が、雲に包まれて、天から降りて来る。
その方は、頭に虹をいただき、顔は太陽のようで、足は火の柱のよう。
その方は、封印されず開かれた小さな巻物を手に持ち、右足を海の上に、左足を地の上に踏みおろし、ししがほえるように大声で叫び、その叫びで、七つの雷がおのおのその声を発した。
天から声がして、ヨハネはその声を書き留めてることを禁じられた。
その御使は、天にむけて右手を上げ、神さまを指して誓った、
「もう時がない。第七の御使が吹き鳴らすラッパの音がする時には、神さまの奥義は成就される」
神さまが預言者たちにあらかじめお告げになったとおりの出来事が起きるのである。
※神さまの僕である預言者はこれから何が起きるかを知っている。
そのときに、ヨハネは、天の声が告げた通り、その御使の手にある封印されていない巻物を受け取って食べた。
※示現の中にある巻物を、示現を見ているヨハネが受け取って食べている。夢を見ながらそこに参加しているようなものですね。
巻物は、口には蜜のように甘く、腹には苦いものであった。
その時、ヨハネに「もう一度、多くの民族、国民、国語、王たちについて、預言せねばならない」と言う声があった。
※「神さまの言葉は甘い」との表現が、エゼキエル書や詩篇にも見られます。
その願いはかなえられました。
この示現を受けるまでも、ヨハネは多くの国民に対して預言し、人々を悔い改めに導いたことでしょう。
そしてあらためて、福音を伝える召しを受けたのです。
そのヨハネが「腹に苦い」と言っているのは、福音を伝える際の苦労のことではなく、人々が悔い改めず、罪の中にとどまり、末の日の苦難に遭うからではないでしょうか。
ジョセフ・スミスと神さまと間で、黙示録について質疑応答をした時の記録が教義と聖約にあります。
以下に黙示録の10章に該当する箇所を引用します。
- 黙示録についての質疑応答
- (教義と聖約77章)
14)問い。黙示録第十章に述べられている,ヨハネが食べた小さな巻き物によって,わたしたちは何を理解すべきか。
答え。わたしたちは次のように理解すべきである。すなわち,それは彼がイスラエルのもろもろの部族を集めるという使命であり,定めであった。見よ,この人こそ,書き記されているように,必ず来て万事を元どおりにするエライアスである。
- 天にむけて右手を上げ
- (ダニエル書12章)
7)かの亜麻布を着て、川の水の上にいた人が、天に向かって、その右の手と左の手をあげ、永遠に生ける者をさして誓い、それは、ひと時とふた時と半時である。聖なる民を打ち砕く力が消え去る時に、これらの事はみな成就するだろうと言うのを、わたしは聞いた。
- もう時がない
- (教義と聖約88章)
110)このようにして,第七の天使がラッパを吹き鳴らすに至る。そして彼は,地の上と海の上に立ち,御座に着いている者の名によって,もう時がないと誓う。また,あの年を経た蛇,悪魔と呼ばれているサタンは縛られ,千年の間解放されない。
111)その後,彼はしばしの間解放されて,自分の軍勢を集める。
112)また,第七の天使,すなわち天使長ミカエルは,彼の軍勢,すなわち天の衆群を集める。
113)また,悪魔は自分の軍勢,すなわち地獄の衆群を集め,ミカエルおよびその軍勢と戦うために上って来る
- 口に甘い巻物
- (エゼキエル書3章)
3)そして彼はわたしに言われた、「人の子よ、わたしがあなたに与えるこの巻物を食べ、これであなたの腹を満たしなさい」。わたしがそれを食べると、それはわたしの口に甘いこと蜜のようであった。
4)彼はまたわたしに言われた、「人の子よ、イスラエルの家に行って、わたしの言葉を語りなさい。(詩編19編)
7)主のおきては完全であって、魂を生きかえらせ、主のあかしは確かであって、無学な者を賢くする。
8)主のさとしは正しくて、心を喜ばせ、主の戒めはまじりなくて、眼を明らかにする。
9)主を恐れる道は清らかで、とこしえに絶えることがなく、主のさばきは真実であって、ことごとく正しい。
10)これらは金よりも、多くの純金よりも慕わしく、また蜜よりも、蜂の巣のしたたりよりも甘い。
11)あなたのしもべは、これらによって戒めをうける。これらを守れば、大いなる報いがある。(詩編119編)
103)あなたのみ言葉はいかにわがあごに甘いことでしょう。蜜にまさってわが口に甘いのです。
- ヨハネの望み
- (教義と聖約7章)
1)主はわたしに言われた。「わたしの愛するヨハネよ,あなたは何を望むか。あなたの欲することを求めれば,授けられるであろう。」
2)そこで,わたしは主に申し上げた。「主よ,わたしが生き長らえて,人々をあなたのみもとに導くことができるように,死を制する力をお与えください。」
3)すると,主はわたしに言われた。「まことに,まことに,あなたに言う。あなたがこれを望んでいるので,わたしが栄光のうちに来るときまであなたはこの世にとどまり,もろもろの国民,部族,国語の民,民族の前で預言するであろう。」
【第11章】神さまの預言者と神さまの敵の争い
第二の災い(続き)
ヨハネは、「神の聖所と祭壇と、そこで礼拝している人々とを、測りなさい。聖所の外の庭はそのままにしておきなさい。それを測ってはならない。」と命じられます。
聖所と祭壇と聖所にいる人々を測るとは、どういうことでしょうか。
物差しで、聖所と祭壇を測る、という行為はまだわかるとして、人々を物差しで測るとはどういうことなのでしょうか。
背丈を測るのか。聖所の外にいる人は測らなくてよいか。
そう考えていた時に、神殿推薦状の面接を思い出しました。
ヨハネは聖所や祭壇に入るにふさわしい人かどうかを測るように命じられたのでは。
聖所と祭壇とそこにいる義人、悔い改めて神さまのもとにきたひとたち、を神さまは守られた、ということでは。
「外の庭」には、エルサレムにはいるが、まだ悔い改めず、神さまのもとに来ていない人たちがいて、そこに、神さまと契約を交わしておらず、救い主を否定する異邦人が来て、彼らを踏みにじり、四十二か月(3年半)、神さまが都として定めたエルサレムに攻め入り、聖なるものを汚す、ということでは。
二人の証人
そこに二人の証人・神さまから送られた預言者(わたしにはだれかはわかりません)が現れ、荒布を着て、千二百六十日(3年半弱)のあいだ、神さまの言葉を語ります。
二人の証人は、「全地の主のみまえに立っている二本のオリブの木、また、二つの燭台」と表現されています。
※「オリーブの木」はイスラエルを示すために用いられます。
千二百六十日の間、この二人の証人には神さまから大きな力が与えられて、害を加える敵を滅ぼすことができ、天を閉じて雨を降らせないようにしたり、水を血に変え、あらゆる災害を起こすことができます。
ヨハネの黙示録9章に記してある通り、「第二の災い」によって人間の3分の1は殺されますが、この災害で残った人たちは罪悪を悔い改めようとせず、神さまの敵のままです。この二人の預言者の言葉によっても悔い改めない人たちにとって、この預言者は敵となります。
その期間が過ぎ、二人の証人があかしを終えると、底知れぬ所からのぼって来る獣が、彼らと戦って打ち勝ち、彼らを殺し、その死体は、墓に納めることを禁じられ、救い主が十字架につけられた都の大通りにさらされ、いろいろな民族、部族、国語、国民に属する人々が、三日半の間、彼らの死体をながめます。このふたりの預言者が地に住む者たちを悩ましたので、地に住む人々は彼らが死んだことで喜び楽しみ、互に贈り物をしあうようになります。
その三日半の後、神さまの力によって、この二人が行きかえります。それを見た人々は非常な恐怖に襲われます。
その時、人々は、天からの大きな声「ここに上ってきなさい」を聞き、二人はは雲に乗って天に上っていくのを見ます。
その時に、大地震が起こり、都の十分の一は倒れ、七千人が死に、生き残った人々は驚き恐れて、天の神に栄光を帰します。
ジョセフ・スミスと神さまと間で、黙示録について質疑応答をした時の記録が教義と聖約にあります。
以下に黙示録の11章に該当する箇所を引用します。
- 黙示録についての質疑応答
- (教義と聖約77章)
15)問い。黙示録第十一章の二人の証人によって,何を理解すべきか。
答え。彼らは,終わりの時,回復の時にユダヤ民族に対して立てられ,ユダヤ人が集められて彼らの先祖の地にエルサレムの都を築いた後に彼らに預言することになっている,二人の預言者である。
- エルサレムについての預言
- (アモス書9章)
14)わたしはわが民イスラエルの幸福をもとに返す。彼らは荒れた町々を建てて住み、ぶどう畑を作ってその酒を飲み、園を作ってその実を食べる。
15)わたしは彼らをその地に植えつける。彼らはわたしが与えた地から再び抜きとられることはない」とあなたの神、主は言われる。