こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のアルマ書41章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。
モルモン書・アルマ書41章の要約と感想
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
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悪事は幸福を生じないこと、悔い改めて生涯の最後まで善を望むものはふさわしい報いを受ける。生涯悪を行う者は不幸な状態によみがえる。
神さまの回復の計画
神さまの正義
神さまの正義とは、人の立場や価値観によらない、不変の正義。
人は神さまの正義を変えることはできない。
神さまの正義の基準によって、善を善、悪を悪とする。
神さまの目的は、人に不死不滅と永遠の生命を与えること。
善に向かう人を憐れんで助けてくださるが、正義を曲げることはない。
回復は神さまの正義によって行われ、すべてのものがふさわしい状態に回復される。
(2節参照)
モーセ書1章
39)見よ,人の不死不滅と永遠の命をもたらすこと,これがわたしの業であり,わたしの栄光である。
救い主により人の霊に完全な体が回復される
現在の人の体は不完全であるが、神さまの憐れみにより、キリストの力と復活によって、死後、すべての人の霊に完全な体が回復され、体のあらゆる部分が体そのものに回復され、不死となる。
霊と肉体が再結合して別れることはない。
この世で朽ちたものは朽ちないものとしてよみがえり、あらゆるものはその本来の体に回復される。
(2,4節参照)
アルマ書40章
23)霊は体に回復され,体は霊に回復される。そして,手足と関節はことごとくその体に回復される。まことに,髪の毛一筋さえも失われることなく,すべてのものが本来の完全な造りに回復される。
教義と聖約138章
17)彼らの眠れるちりは,骨が本来の骨と連なり,その上を筋と肉が覆って,その完全な造りに回復されるのであった。彼らが満ちみちる喜びを受けるために,霊と体が決して再び分離することのないように結び合わされるのである。
善悪の回復
人々は自分の行いに応じて裁かれる。すべてのものはふさわしい状態に回復される。
人々は善を行うか悪を行うか自分で判断し、その報いを自分で受け、立ったり倒れたりする。
神さまによって道は用意されており,望む者はだれでもその道を歩いて,救われるようになっている。
現世での行いが悪ければ,それらの行いは災いとして回復される。無窮の不幸な状態によみがえって悪魔の王国を受け継ぐ。
悪を望んだことによって悪によみがえる。終日悪を行うことを望んだので,夜がやって来ると,報いとして災いを受ける。
人は神さまの定めは変えることができない。
(3-8節参照)
ヒラマン書14章
31)神はあなたがたが善悪をわきまえられるようにしてくださり,また,あなたがたが生でも死でも選べるようにしてくださった。あなたがたは善を行って,善であるものに回復される。言い換えれば,あなたがたに回復された善であるものを持つことができる。また,あなたがたは悪を行って,あなたがたに回復された悪であるものを持つこともできるのである。
アルマ書42章
28)もし彼が悪を行いたいと望んで,生涯悔い改めなければ,神の回復の原則によって,見よ,彼に災いが及ぼされる。
間違った解釈を正す
ある人々は聖文を曲げて解釈し,このことについて大いに迷っている。
コリアントンもこのことについて心を悩ませて、教義のある点について罪を犯すという危険を冒してきた。
二度とその点について,神に対して罪を犯さないようにしなさい、とアルマは告げる。
生まれながらの状態,すなわちこの世的な状態にあるすべての人は,苦汁の中にあり,罪悪の縄目を受けている。
この世的な状態にあるすべての人は、この世で神なしに生きている人々であり,神の性質に反して行動しており、幸福の本質に反する状態にある。
回復という言葉は罪人をさらにはっきりと罪に定めるのであって,決して義とはしない。
回復とは悪を悪に,肉欲を肉欲に,悪心を悪心に,善を善に,義を義に,公正を公正に,憐れみを憐れみに再び返すことである。
(1節、9-13節、15節参照)
ペテロの第二の手紙1章
20)聖書の預言はすべて、自分勝手に解釈すべきでないことを、まず第一に知るべきである。
アルマ書13章
20)聖文はあなたがたの前にある。もし聖文を曲げて解釈するならば,あなたがた自身の滅びを招くであろう。」
モーサヤ書3章
19)生まれながらの人は神の敵であり,アダムの堕落以来そうであって,今後もそうである。また人は,聖なる御霊の勧めに従い,主なるキリストの贖罪により,生まれながらの人を捨てて聖徒となり,子供のように従順で,柔和で,謙遜で,忍耐強く,愛にあふれた者となり,子供が父に従うように,主がその人に負わせるのがふさわしいとされるすべてのことに喜んで従わないかぎり,とこしえにいつまでも神の敵となるであろう。
正しい行いをするようにとの勧め
同胞に対して常に憐れみ深くありなさい。公正に振る舞い,義にかなって裁き,絶えず善を行いなさい。
これらのことをすべて行えば,そのとき報いを受ける。
自分から出た憐れみや公正や義にかなった裁きが回復され,再び善が報われる。
自分から出るものが自分に返って来て,回復される。
(14-15節参照)
まとめ
罪から幸福は生じない。
自分から出たものは自分に帰る。
憐れみ深くあれば、憐れみを受け、愛すれば愛を受ける。
この世ではそうでないときも、神さまが贖い、償ってくださる。
救い主に似たものになれるよう努力を続けるなら、神さまは助けてくださる。
必要な経験を与えてくださる。