モルモン書・ニーファイ第二書12章の要約と感想

モルモン書のニーファイ第二書12章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

モルモン書のニーファイ第二書12章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・ニーファイ第二書12章の要約と感想

 

モルモン書のニーファイ第二書12章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
ニーファイ第二書12章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

 

ニーファイ第二書12章は、ニーファイがイザヤの預言を私たちに読むように勧めている箇所。聖書のイザヤ書2章に該当。最初に末の日の預言、その後に、ヤコブの家が神さまの祝福を失った理由が記載されている。ニーファイによる引用は聖書の記載と少し異なる。
参考として、異なる箇所を斜体、わたしの解説を※斜体で示す。

1節ずつ、ときおり解説をいれて

2NE12:01
イザヤはユダとエルサレムについて起きることを示現で見た。

2NE12:02
末の日に、ヤコブの神さまの家の山は

  • 山々の頂に立つ
  • 峰々よりも高くそびえる
  • すべての国民はそこに流れてくる”

2NE12:03
神さまは、神さまの教え・福音の教義と言葉をもって、神さまの道をそこに来る人に教え、そこに来る人(※ユダ王国の子孫、イスラエル王国の子孫、異邦人)はその道を歩む。

2NE12:04
神さまは、国民の中で裁きを行われ、人々の仲裁をされる。人々は剣を鋤に、槍を鎌に打ち直す。国民は国民に向かって剣をあげず、彼らはもう戦いのことを学ばない。
※神さまは国々や民の間の戦いを終わらせるので、戦いの武器は不要になり、民は戦いの方法を学ぶこともない。

※ここまでは未来の姿。ここからは神さまがヤコブの家(子孫)が神さまの祝福を失った理由が述べられる。

2NE12:05
ヤコブの家の子孫の皆さん、神さまの光の中を歩もう。これまで、みなさんは、悪の道に迷い出ていた。

2NE12:06
(ヤコブの家が悪の道に迷い出ていたので、)神さまは、ヤコブの家を捨てられた。それはヤコブの家が、東からのもので国に満たし、神さまではなく、占い師に尋ね、(※自分たちの神さまの教えを知らない)見知らぬ人の子どもたちと交わる(※契約する)ことを好んだからだ。
※ヤコブの家の教えが世に出ていき、世の中の間違った教えがヤコブの家の国の中に満ち溢れるようになった。

2NE12:07
彼らの地には財宝が満ち溢れ限りがなかった。馬や戦車も満ち溢れて限りがなかった。
※神さまよりも地の宝を大切にし、争いが絶えなかった。

2NE12:08
彼らの地には偶像が満ち溢れ、自分の手で作ったもの(財宝、地位、所有物など)を追い求めるようになった。
※神さまの教えを捨てて、欲望に身を任せた。

2NE12:09
すべての人が高慢になり、地位の低い人は身をかがめようとせず、地位の高いものはへりくだらない。神さまはそのような人々を赦されない。※聖書には否定語が欠落

2NE12:10
ヤコブの家の悪人たちに呼び掛ける。神さまへの畏れと神さまの尊厳の輝きが、皆さんを打つので、岩の中に入り、土の中に隠れなさい、と。

2NE12:11
そしてその日には,目を上げて高ぶる者ものは低くされ,傲慢な者ものはかがめられ,ただ神さまだけが高められる。

2NE12:12
それは,万軍の主の日が間もなくすべての国民に,まことにすべての者ものに,すなわち,誇こり高ぶる者に,また思い上がるすべての者に臨ぞんで,その者は低くされるからである

2NE12:13
主の日は,レバノンの杉が高くそびえているために,そのすべての杉に臨み,またバシャンのすべてのかしの木に臨む。
※レバノンの杉、 バシャンかしの木、ともに美しく、高価なもの。美しく、豊かな人たちの高ぶりを責めている。

2NE12:14
また,すべての高い山,すべての丘,思い上がるすべての国民,すべての人,

2NE12:15
すべての高きやぐら、すべての堅固な城壁、 ※人間が作ったものに対する誤った信頼

2NE12:16
また,海のすべての船,タルシシのすべての船,すべての好ましい景色に臨む。
※タルシシの船は長距離を多くの荷物を運ぶことができた。富と力の象徴。

※エゼキエル書27章25節~27節、
25)タルシシの船はあなたの商品を運んでまわった。あなたは海の中にいて満ち足り、いたく栄えた。
26)あなたのこぎ手らはあなたを大海の中に進め、海の中で東風があなたの船を破った。
27)あなたの財宝、あなたの貨物、あなたの商品、あなたの船員、あなたのかじ取り、あなたの漏りを繕う者、あなたの商品を商う者、あなたの中にいるすべての軍人、あなたの中にいるすべての仲間は皆、あなたの破滅の日に海の中に沈む。

2NE12:17
その日には高ぶる者はかがめられ、おごる人は低くせられ、神さまのみ高くあげられる。

2NE12:18
そして,神さまは偶像をことごとく廃される。※英文はこの通り。

2NE12:19
神さまが地を激しく揺り動かされると,神さまへの畏れが彼らに生じ,神さまの尊厳の輝きが彼らを打つので,彼らは岩の洞穴や地の穴に入る。

2NE12:20
その日,人は拝むために自分で造った銀の偶像と金の偶像を,もぐらやこうもりに投げ与え,
※もぐらやこうもりは銀の偶像や金の偶像の価値は全く分からない(見えない)。つまり、価値のわからないものに投げ与える、ということ。

2NE12:21
岩の割れ目や,険しい岩の頂きに入る。主が地を激しく揺り動かされると,神さまへの畏れが彼らに生じ,主の大いなる尊厳の輝きが彼らを打つからである。

2NE12:22
あなたがたは,鼻で息をする人間に頼むことをやめよ。そのような者に何の価値があろうか

※神さまに頼りなさい。

まとめ

末の日に、ヤコブの神さまの家の山は高くそびえ、ヤコブの家の子孫と異邦人はそこに集まる。

子なる神さま、救い主、贖い主、イエス・キリストが再臨されるとき、地は揺れ動き崩れる。

子なる神さま、救い主、贖い主、イエス・キリストを蔑ろにしてきた人々は、その時に、自分たちの偶像や富を捨て、神さまの前から身を隠そうと逃げまどう。

人の権威や知識ではなく、神さまに頼り、聖文を学び、聖霊の導きに従う人は神さまの助けを得る。

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この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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