モルモン書・ニーファイ第二書13章の要約と感想

モルモン書のニーファイ第二書13章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。

モルモン書のニーファイ第二書13章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。

モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

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モルモン書・ニーファイ第二書13章の要約と感想

モルモン書のニーファイ第二書13章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
ニーファイ第二書13章のオンライン版はここをクリック
※別タブ(画面)で開きます

ニーファイ第二書13章は、ニーファイがイザヤの預言を私たちに読むように勧めている箇所。聖書のイザヤ書3章に該当。神さまとの聖約をないがしろにし、神さまの祝福を失ったヤコブの家(子孫)の状況が記載されている。ニーファイによる引用は聖書の記載と少し異なる。
参考として、異なる箇所を斜体、わたしの解説を※斜体で示す。

1節ずつ、ときおり解説をいれて

2NE13:01
※ヤコブの家(子孫)は神さまとの聖約をないがしろにしたので
神さまはエルサレムとユダから、体を支えるパンと家を支える水をすべて取り去られる。
※肉体を支える基本的な糧となるパンと水。霊的な糧となるパンと水。そのどちらもすべて取り去られる。

2NE13:02-03
また、勇士、戦士、裁判官、預言者、賢者、長老と、50人の長、高官、議官、熟練した職人、雄弁な演説家を取り去られる。
※軍事や社会の秩序を守る人、指導者、有能な人たちを取り去られる。神さまの思いを伝える預言者なしには、社会として神さまの導きを受けることはできない。

2NE13:04
神さまは、子どもたちをエルサレムとユダの指導者とし、赤ちゃんがエルサレムとユダを治める。
※理解力や指導力のない人、無能で経験のない人が、エルサレムとユダの指導者となり、政治を行う

2NE13:05
民はみな(※高慢になって、)互いに虐げあい、(※助け合うはずの)隣人同士で虐げあう。
※秩序が失われて、)子どもは大人たちを治め、地位の低い人が高貴なものにむかって高ぶる。

2NE13:06
そのとき、人は自分の父の家にいる兄弟に助けを求め(※つまり父・家族の指導者はすでにいない
外套があるという理由だけで、私たちを治めるものとなり、あなたの手でこの破滅が起こらないようにしてください。
※最後の文で聖書では否定語がない。

2NE13:07
助けを求められた人は誓って言う。私の家には食料も衣服もないので、私は問題を解決することはできません。わたしを民を治める者にしないでください。

2NE13:08
ヤコブの家(子孫)の言葉と行いが神さまに背き、神さまの栄光の目を怒らせたため、エルサレムは滅び、ユダの人々は倒れた。

2NE13:09
ヤコブの家(子孫)の顔つきは、彼らについて不利な証言をし、彼らの罪があたかもソドムのようであることを示していて、それを自分で隠すことはできない。彼らは災いである。彼らは自ら悪の報いを受けたのだ。

2NE13:10
義人は幸いである。彼らは自分の行いの実(※人格を身に着け、祝福)を得るからである。

2NE13:11
悪人は滅びるので災いである。彼らの行いの報いが彼らに及ぶからである。

2NE13:12
エルサレムとユダは、子どもたち(※理解力や指導力のない人、無能で経験のない人)が民を虐げ、(指導者がいなくなり、伝統的な族長制度が崩壊して)おんなたちがエルサレムとユダの指導者となる。
そのために、民は誤った道に入り、正しい道を見失う。
※正しい指導者がいなくなった後の混乱

2NE13:13
神さまは弁護するために、そして、民を裁くために来られる。

2NE13:14-15
神さまは、ご自分の民の長老や統治者を裁かれる。
長老や統治者はブドウ園(※ヤコブの家(子孫)を守ることをせず、かえって民)を食い尽くし、貧しいものから奪った(※不正に取り立てた)ものがある。
※エルサレムの長老や統治者は不正な統治をおこない、貧しいものを守らず、虐げて、私腹を肥やした。

2NE13:16-23
ここでイザヤは、ヤコブの家(子孫)の女性たちの中にみられる、着飾った女性を描写している。
彼女たちは高ぶり気取った様子で歩く。
彼女たちは、敵に討たれ、辱められ、美しい装飾品は奪い取られる。

2NE13:24
良い香りは悪臭となり、帯は裂けたぼろ布となり、美しく整えられた髪はなくなり(※かぶろ=髪の毛がないこと)、衣は荒布の帯となり、美しさは焼け傷となる。
※戦争の火で焼けこげることを示しているのかも

2NE13:25
政治家やリーダーは切り倒され、軍人は戦いで殺される。

2NE13:26
シオンの門は嘆き悲しみ、シオンは荒れすたれて地に座する。
※「シオンの門」や「シオン」は何を象徴しているか? 
神様は、この様子をご覧になって悲しまれている。本来は神さまの見守りをうけて豊かになるはずのヤコブの家(子孫)が荒れ果てて、家の外に出され、地に座っている。ということだろうか。

まとめ

神様の前では罪を隠すことはできない。
自分の行いは自分に帰る。
悔い改めて神様に心を従わせた人は救いを得る。

人々を助けるはずの為政者がまずしい人々を蔑ろにし、その人たちから奪い取る。

神さまは自分の務めを蔑ろにした為政者を罰し、

まずしいひとを見捨てて、自分を飾ることを優先した民の飾り物を焼き捨てられる。

まずしいひとを助ける義人は救いを得る。

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ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神様の子で、神様のみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神様はあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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