モルモン書・ニーファイ第二書15章の要約と感想

ニーファイ第二書15章は、ニーファイがイザヤの預言を私たちに読むように勧めている箇所。聖書のイザヤ書5章に該当。神さまとの聖約をないがしろにし、神さまの祝福を失ったヤコブ(イスラエル)の家(子孫)の状況と、そのために神さまの祝福を失った状況とその後のことが記されています。

こんにちはおおさむです。訪問ありがとうございます。
モルモン書のニーファイ第二書15章は何を伝えているんだろうと思われているかもしれません。
モルモン書を学び始めてから40年以上が過ぎた私の考えを伝えます。お役にたてば幸いです。

モルモン書のニーファイ第二書15章には、「義を求めて正しく生きること」と「神様を信じる信仰を育てること」の大切さが示されています。人が存在するのは、神様の戒めに従って生きるためです。また、神様の戒めに従うためには、神様を信じる信仰を育てる必要があります。

モルモン書・ニーファイ第二書15章の要約と感想

モルモン書のニーファイ第二書15章は掲載すると長くなるので以下には掲示していません。
ご自身でオンラインまたは書籍で読んでいただくようにお願いします。
ニーファイ第二書15章のオンライン版はここをクリック
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神さまのブドウ畑になったよくない実

  • 神さまは、ブドウ(ヤコブ・イスラエルの子孫)を愛しておられた。
  • ヤコブ(イスラエル)の子孫を守り育てるために、できることすべてを行われた。
    優れた人を送り、正しい教えで導き、養いを与え、敵から守られた。
  • そして、よい実が育つのを待っておられた。
    ※神さまは、ヤコブ(イスラエル)の子孫が神さまの教えを守り、互いに善を行い、福音を世に広める備えをすることを期待しておられた。

しかし、なったのはよくないブドウであった。
(1-4節)

参照聖句
(エレミヤ書2:21) わたしはあなたを、まったく良い種のすぐれたぶどうの木として植えたのに、どうしてあなたは変って、悪い野ぶどうの木となったのか。

悪い実(ユダの人々)の状態

  • 神さまは公平を望まれたが、人々の間では貧しいものが虐げられた。
  • 神さまは義をもって人を治めることを望まれたが、人々は不正に苦しんだ。
  • 神さまは貧しいものを助けることを望まれたが、豊かな人が貧しい人たちの田畑や家を奪い、自分たちだけが豊かであろうとした。
  • 豊かな人は、朝から晩まで酒に酔い、楽しみを追い求めたが、神さまの教えや祝福を省みなかった。
  • 高慢な態度で悪を求め、罪の束縛の中にから離れない。
  • 神さまの業を見るまでは救い主を信じないと言い、今、それを見せてみよと迫る。
  • 自分の行いを隠すために、悪を善とし、正しいものや弱いものを虐げるために、善を悪とする。
  • 神さまの光の中を歩んでいると言いながら、闇の業を行っている。
  • 自分のほうが賢くて分別があるので、神さまの教えよりも自分のほうが正しいと思っている。
  • わいろをとって、悪人を義とし、義人から法的な権限を奪って悪とする。

(7-8節、11-12節、18-23節)

参照聖句
(エレミヤ書17:15) 彼らはわたしに言います、「主の言葉はどこにあるのか。今、それを出して見せよ」と。
(ヨハネの第一の手紙1:6) 神と交わりをしていると言いながら、もし、やみの中を歩いているなら、わたしたちは偽っているのであって、真理を行っているのではない。

悪い実をならしたブドウ畑(ヤコブ(イスラエル)の子孫)の末路

  • 神さまは、ヤコブ(イスラエル)の子孫から祝福を取り去られる。
  • 神さまは、敵から守るのをやめ、敵に荒らされるのに任せる。
  • 神さまは、預言者によって導きを与えるのをやめ、ひとを正すことも、教え導くこともしない。
  • ヤコブ(イスラエル)の子孫の中には、正しい指導者はいなくなり、誤った道に迷う。
  • 地には雨も降らず、収穫も乏しくなる。
  • 多くの家が荒れすたれ、大きな町には住む人がいなくなる。
  • 畑の収穫はほんのわずかになる。
  • 敵に攻めれ、捕らわれ、指導者も民も飢え渇きに悩まされる。
  • 地獄が、彼らの栄華と華やかさ、喜び楽しむものを飲み込む。
  • 人々は地位の高い人も低い人も打たれて、身をかがめざるを得なくなる。
  • 民は火で焼き尽くされ、すべて散り散りになる。

(5-6節,9-10節,13-15節、24-25節)

神さまの救い

神さまは、公平によってあがめられ、義をもって神聖であるとたたえられる。
ヤコブ(イスラエル)の子孫は受け継ぎの地をえて豊かに祝福を得る。
異邦人も、ヤコブ(イスラエル)の子孫と同様に豊かな祝福を得る。

(16-17節)
※イザヤは文脈の中心(30節からなるこの章の中心)に、神さまの救いを置いている。

2重の意味があると思われる

神さまは、遠くの国民にひとつの旗をかかげ、地の果てからその国民を呼ばれる。
すると、その国民は急いで速やかに、疲れもなく、躓くこともなく、まどろむことも、眠ることもなく、やってくる。
そのひとたちの腰の帯も解けず、靴の紐も解けない。

彼らの武器は強力で、すぐにも役に立つようになっている。
彼らの移動はすばやく行われる。

彼らは強く叫び、獲物を捕らえると確実に運び去るので、救い出すことはできない。

地には暗闇と悲しみがあり、天の光は暗くなる。
(26-30節)

※アッスリヤやバビロンの兵士による、イスラエル王国やユダ王国の滅亡を現わす、ともとれる。
※ニーファイは、バビロンによるエルサレムの滅亡を知っていたので、その意味でイザヤ書を読んでいるのではない。
※現在から未来にかけての預言だととると、神さまの教え(福音)を携えた義人が世界各地に飛び散り、神さまの教えを求めている人たちを救い出す、ともとれる。
※その時には、地には闇と悲しみがある、と。

この下の、1節ずつの解説をご覧ください。

1節ずつ解説をいれてみます

2Ne15:1

私の愛する人:主ご自身、主ご自身は愛されている僕たちの模範
愛する者:契約を守る者
愛する:契約を守る:契約の律法
臣下は契約の条件(律法)を守ることで、皇帝や宗主を愛する
「わたしを愛するなら、わたしの戒めを守りなさい」「その人のブドウ園についての愛の歌」
わたしの愛する者(主ご自身)は、よく肥えた丘(国民・神さまの民:選ばれた土地)にブドウ園を持っていた

2Ne15:2
石(を取り除き)・・邪悪な者たち(を取り除き)
最も良いぶどう・・イスラエルの家、神さまの聖約の民(7節)
やぐら(見張り塔)・・預言者
見張り人・・やぐらの上にいる。よい見張り人や、聞かず見ない見張り人もいる。
搾り場・・ぶどうを植えて育てるのは、ぶどうの「実」から「ワイン」を得るため
ぶどうが生(な)る・・実のなるときまでにぶどうは実をつける(はず)
よくないぶどう(の実)・・期待(目的)通りではない結果

石:貴重な石、半貴石、普通の石 この節では普通の石
実:民が実らせるもの。忠誠心・誠実・善行。。。
よくない = 野生の : 未熟なまま腐ってしまうもの

2Ne15:3

主と主の民のどちらが悪かったのか、自分で判断するように。

2Ne15:4

主はすべてをされました。最初は問題なし。その後、熟す前に実が腐った。

2Ne15:5
垣、堀:主の守り
民を食い尽くし、民を踏みにじるのはアッスリアの王

2Ne15:6
ぶどう畑 = イスラエルの民 は荒れ果てる
主は助けない。
いばらとおどろ:邪悪な者たち がはびこる
雨が降らない:契約の呪い

2Ne15:7
契約の民であり、公平が期待されたが、圧制があり、義が期待されたが、叫び声がある。

正義と義は、契約の祝福の基盤。

2Ne15:8
方法は何であれ、豊かなもの(悪人)が家を建て連ね、住む場所を占領する。貧しいもの(とその世話をする義人)は追い出される。
不平等、不正義は、契約の呪いを引き起こす。

2Ne15:9
荒廃:アッシリア人が主の民にもたらした破壊の一部。
住む者がいなくなる:住民が滅ぼされる、追放される、散らされる
契約の呪い。

2Ne15:10
撒いた種よりも収穫が少ない。飢饉や干ばつ。契約の呪い。

2Ne15:11
アルコール依存症、パーティ好き。罪のいくつかを列挙。

2Ne15:12
偶像崇拝によって、神さまから目を背け、遠ざかる。
主の業
主の手(僕)の働き

2Ne15:13
契約の民は、契約を破ったために、契約の呪い、囚われの身になる。
知る:契約用語
飢える、渇く = パンと水の欠如:契約の呪い
 
2Ne15:14
口:アッスリアの王

2Ne15:15
低くされる:罪はその人とともに社会全体に影響し、神さまから遠ざける

2Ne15:16
主は、エジプトからイスラエルの民を救い出されたように、ご自分の民を救い出される。
主は、エジプトに対してなされた公正な裁きを邪悪な者たちに下され、義人を守られる。
主は、ご自身の義によってご自身を聖なるものとして示され、聖なるものたちに義を行われる。
義人は慈悲をもって裁かれる。
その時、民は主を賛美する。
周囲の国々の民は、イスラエルの神さまを知るようになる。

義:義を具現化する主の僕を示す比喩でもある。
悔い改め、主の聖約を守る者たちは、彼らの義と正義のために、主の僕によって救い出される。

2Ne15:17
主の裁きは、邪悪な者には厳しく、彼らを滅ぼす。
義人たちには救いがある。
全世界的な破壊がある中で、おだやかに過ごし、破壊された場所を再建し、所有する。

子羊たち:イスラエルの民
見知らぬ者たち:異邦人(行方のしれないイスラエルの子孫を含む)
肥えた者たち:かつて栄華を誇り、滅ぼされた人たち
食べ残し:邪悪な者たちが追放された場所、住民がいなくなった家、廃墟となった町
食べる:再建し、受け継ぐ

2Ne15:18
人を夢中にさせる偶像崇拝に力を注ぎ、神さまや同胞への奉仕をなおざりにする。

虚栄の縄 = 車の綱 : 無駄な愛着、没頭してしまう小さな趣味、行い
悪を引き寄せる = 罪を引き寄せる : 善を行わない、神さまから遠ざける

2Ne15:19
それが本当なら、本当に起きるなら、兆候を示せ、証拠を示せ、証明して見せろ、という人たちがいる。
その人たちは不信者で、信仰を持つ人たちに厳しい態度で向かう。

2Ne15:20
善・悪 : 契約の用語
悪を善と呼び : いろいろな方法で契約を破ることを善だと考えている。
善を悪と呼び : 契約を守る = 主との契約の忠誠心 を悪だと考えている。
価値観の逆転

闇:アッシリアの王、彼の教え、彼の哲学、彼のイデオロギー
光 = 主の律法と教え、主ご自身、主の僕

闇を光とし、光を闇とし :価値観の逆転

一部の人は、闇を受け入れ、それを善とし、光とする。真のメシアを拒否し、闇をメシアとして受け入れ、真のメシアを反キリストと呼ぶ。

2Ne15:21
プライド、高慢。その人たちの知識や学識も逆転する。

2Ne15:22
契約を守ることに勇敢であるべき。この人たちは異なる。
戦争の英雄、戦争で戦い、国を守る英雄。

2Ne15:23
賄賂や報酬のために、判決を変える裁判官たち

2Ne15:24
その人たち(乾燥した雑草)は、抜き取られ、火で焼き尽くされる。

火・炎:アッシリアの王、契約の呪い
根:先祖
花:子孫
腐敗、ちり:混沌を示す
自分の先祖と主張できる先祖もなく、子孫もなく、取り残され、ちりに戻る。

雑草を抜き取る必要がある

万軍の主の律法・イスラエルの聖者の言葉:契約の条件を明確に定義するもの
彼らは、それを軽視しただけではなく、侮った。= 契約を守る人たちやその人たちを助ける人たちを侮辱し、迫害する。

そのため、主と主の契約の敵となった。

2Ne15:25
主は復讐心に燃えているのではない。
主は、辛抱強く、愛に満ち、絶えず民を助けよう、導こうとしておられる。
契約を交わし、祝福を与えようとされておられる。

しかし、主の民は契約を破り続け、大きな混乱(契約の呪い)を受けます。

怒り、手:アッシリアの王の別名、彼は主の怒りを具現化する
邪悪な民に対して、怒りが向かう。邪悪な者を罰し、滅ぼす。

山・丘:国
揺れ動き、震え:地震

2Ne15:26
旗を掲げ:旗のもとに、地の果てから邪悪な国々の同盟が集結する
速やかに来て、破壊は長く続く

イスラエルの民は、疲れ、躓く。
しかし、敵は、そうではない。

2Ne15:27
イスラエルの民は、まどろみ、眠り、腰の帯も解け、靴の紐は切れる。
しかし、敵は、そうではない。

イスラエルの民が眠っている間に、敵は素早くやってきて、簡単に獲物を取り去る。

2Ne15:28
非常に強力な軍隊がイスラエルの民を襲う

2Ne15:29
野獣に食い尽くされることは契約の呪い

非常に強力な軍隊が襲うとき、イスラエルの民はまどろんでいる。
義人たちは脱出し、残るものは苦しむ。

2Ne15:30

その日:裁きの日(主が来られる前に悪人が滅ぼされる日)
海・川・闇:アッシリアの王

10人の乙女のたとえ

まとめ

神さまは、互いに尊重し、助け合い、幸せに暮らすことを望まれている。

しかし、ヤコブ(イスラエル)の子孫、特に指導者は、自分の利益を求め、自分で法律を変更し、まずしいひとを追い出し、義人の訴えを退ける。

神さまは、神さまの言葉を軽んじたひとたちと、彼らの悪を取り除かれる。

不正な裁きで善人を罪ありとし、賄賂をもって悪人を罪なしとする。

貧しい者から取り上げ、富める者にへつらう。

古代のイスラエルは、形だけ儀式をまもり、心は神様の教えから離れていた。

律法を形の上で守っていれば神様の助けが得られると考えていた。

神様は、幾度もその間違いを正そうとされた。
しかし、彼らは悔い改めないので、厳しい裁きが降った。

これはもちろん、現代、わたしへの警告である。

モルモン書・ニーファイ第二書15章からあなたは何を学びますか


この物語からあなたは何を学びますか

ここまで読まれて、自分には関係のない話だ、何の役にたつんだ、と思われているかもしれませんね。

わたしも最初に聖書を読んだとき、とても信じられない、こんなことありっこない、と思っていました。
それでも、その後、何度か聖書に出会う機会があり、読む機会があり、自分に当てはめて考えるようになりました。
そのうちのいくつかをここに示しました。

あなたも、この物語から、自分に役立つなにかをみつけていただければ幸いです。

あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、この聖書は、わたしについてあかしをするものである。
(ヨハネによる福音書5章39節)

聖書のこの書、この物語のどんな点でイエスキリストを見出しますか?
ここまで読んでくださったあなたへ
あなたは神さまの子で、神さまのみもとに永遠に住むことができる存在にです。
地上に来たのは、いろいろな経験により、あなたの能力が増し加わり、ほかの人を助けることができるようになるためです。

わたしもこれから成長していきたいので、あなたとともに歩んでいきたいと願っています。

神さまはあなたを愛し、あなたの幸せを願っておられます。

ご質問があれば、下のほうにコメント欄があるのでそちらに書き込んでください。

聖書のオンライン版は
https://www.churchofjesuschrist.org/study/scriptures?lang=jpn
または
https://www.wordproject.org/bibles/jp/index.htm
を参照してください。
あなたがこの世に来たのは、神様の戒めに従って生きるため。
神に敵対する存在が真理と誤りを混ぜてあなたに伝えても、それに惑わされずに生きるために神様は道を示してくださいます、
そして、たとえ道を誤ったとしても、また戻ってくる方法があります。

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